2006年04月08日

時間切迫恐怖症

 吾輩は小学校の頃1時間に1本しか出ないバスに乗って通学していた。
 うっかりバスに乗り遅れると1時間バス停で待っていなければならない。
 そんな環境で育ったせいか時間に遅れることに対してトラウマになっている。
 待ち合わせ時間の10分前には指定場所に辿り着いていないと遅れたらどうしようと頭の中が真っ白になって尋常一様ではない行動をしてしまう。
 無我夢中で電車に駆け込み動き出してから行き先が違うことに気づくことが少なくない。
 このようなことを避けるために待ち合わせの時間に間に合う電車の1本以上前の電車に乗るようにしている。
 また、乗り換えがあるときは乗り換えの時間に10分以上余裕をもたせて時間を組んでいる。
 だから何回も乗り換えをするときは余裕を見た時間が積算され目的地に1時間以上前に着いてしまうことはざらだ。
 土浦で結婚式を挙げた後輩の披露宴に招かれたときは3時間前に着いてしまい控え室で待っていたら他の招待客に新郎新婦の身内の者と間違えられた。

 大学時代は1時限目の遅刻が多かった。
 これは1時限目をサボって2時限目から出席するつもりなのだが、2時限目の始まる時間より30分以上も早く着き、部室に誰もいないときは暇をもてあまし1時限目の授業に顔を出し遅刻となっていたのだ。

 原稿も締め切り間際になると頭が混乱して考えがまとまらないから書籍は1ヶ月、雑誌は1週間前には脱稿するようにしていた。
 雑誌のコラム記事は依頼されたら翌日にはFAXしていた。

 碁の秒読みは恐怖の最たるものだ。
 合宿で10秒早碁を打つと吾輩は相手が打つとすぐに打って時計を叩くことを繰り返すので見かねた相手が「10秒は余裕がありますからそんなに急いで打たないでいいですよ。時計がピーっと鳴り出してから石を持って充分に間に合います。」とアドバイスしてくれるがとてもそんな余裕は生まれない。
 30秒の秒読みでも10秒の声(音)がするといままで考えていたことが全部消えてしまう。
 気を取り直して最初から考え始めると20秒の声がかかり、それまでの考えはご破算になる。
 30秒の秒読みは吾輩にとっては普通の人の10秒の秒読みと同じことだ。
 秒読みなしの場合でも残り時間が10分を切るとパニックになり考えをまとめることができない。
 したがって、吾輩は必ず10分以上時間を余すようにしている。

 重度時間切迫恐怖症の吾輩は自分の時間だけではなくひとさまの時間が切迫してもオロオロしてしまう。
 我が家に帰りの電車の時間が決まっている人が訪れた場合、その時間が近くなると時計ばかり気になって話が上の空になる。
 お客様に早く帰れと言っているように受け止められるから時計を気にするのはやめろと後でワイフが怒るが、その時点では頭がパニクっているのでどうしてもなおらない。
 碁を打っているとき相手が秒を読まれると頭がぼーっとなって碁を考える気力が失せてしまう。
 だから吾輩は秒読みが大嫌いだ。
この記事へのコメント
おいどんは遅刻は苦手ですが秒読みは平気です。不思議ですね。

Posted by adv55 at 2006年04月08日 17:42

 いいなぁ、、、、
 私は精神異常なんですね。(;ヘ;)

Posted by 島谷 at 2006年04月08日 17:51

こんにちは。
いやーっ、いつ読んでも島谷さんの記事は面白い!笑いながら読んでしまいます。きっと、記事を書くときも、指先の動きが見えないくらい早くキーボードを叩いているんでしょうねわーい(嬉しい顔)

Posted by すっとんやじお at 2006年04月08日 22:30

 自分のPCなら早い方だと思いますが、ひとさまのPCではモタモタです。
 自分のPCはホームポジションから手を動かさないでもすむようにキーカスタマイズしてあります。
 ミスタッチしやすい言葉はミスタッチしても正しく変換できるように辞書登録してあります。

Posted by 島谷 at 2006年04月09日 04:40

島谷さん・今日は、度々記事拝見しておりましたが、始めてのコメントです。我輩も小学生の頃汽車通学をしておりました。旧制中学も汽車通学をしており、授業が終ってから4kmの道をハアハアし乍ら駆け足で駅迄行く事も度々でした。これは3時間に1本しか出ない汽車の為でした。島谷さんの記事を拝見して思い出しております。
すっとんやじおさんの言うように、随分長い記事を書かれるので、キーボードを見ないでキーを叩いておられるのでわないかと推察しております。


Posted by けすいせ ましよ at 2006年04月10日 09:34

けすいせ ましよさん、初めまして。
 旧制中学にお通いとは私より大先輩ですね。
 これからもよろしくお願いいたします。

 私は疎開で国民学校と小学校を4箇所転々としています。
 最後の小学校のとき最初はバスがなかったので約4kmの山道を降りて電車通学しました。
 電車は本数が多いので駆け足をしないですみました。
 バスが通るようになってからバス通学になりましたが1カ所客が乗ったままではバスが上れない急坂があるので乗客と車掌は降りて歩いたものでした。
 木炭車からガソリンエンジンのバスになり乗ったまま坂を上がれるようになったときは感激でした。
キーボードを見ないでキーを叩いておられるのでわないかと推察しております。
 はい、自分のPCの場合はキーボードを見ないで入力しています。
 私の脳は不器用なのでキーボードを見てキーを叩くと考えながら入力することができないのです。

Posted by 島谷 at 2006年04月10日 10:00

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