2009年06月17日

あっと言ったがこの世の別れ

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 第29期NECカップ王銘エン9段vs片岡聡9段戦で先番王銘エン9段バンジュウで勝利目前。残りのヨセは数カ所。ヨセ認知症の吾輩でも負けない局面。
 嗚呼それなのにそれなのに、、、、
 碁盤には魔物が棲んでいる。249手目王銘エン9段は黒Aに石を置いた。
 観戦者一同アッと声をあげたがアッと言ったがこの世の別れ。
 片岡聡9段の白Bサガリで王銘エン9段は投了された。

2009年06月11日

第64期本因坊戦第3局2日目

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 封じ手は67カケだった。吾輩だとノータイムで打つ手だが日本棋院が募集した次の1手のヒントでは選択肢に上がっていないのはなぜだろう。封鎖しても白にあっさりとオサマられてはアマイというのがプロの感覚なのだろうか。となると67カケと封鎖したのは納豆ダーリンの大英断なのだろうか。
 羽根本因坊はなかなか打たない。危ない石をホットケーキにするのがお得意だから手抜きをする気かしらん。
 さんざんじらして68デが打たれた。やっぱり手抜きでは活きがないのだろう。
 黒は幸便に69オサエ、右上の白がウスクなってきた。

2009年06月10日

第64期本因坊戦第3局始まる

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 ホテル函館ロイヤルで第64期本因坊戦第3局が始まった。
 先番の納豆ダーリンはとミニ道策に構える。(この構えは道策の構えを1路狭くした構えなので吾輩が勝手にミニ道策と呼んでいるのでいるだけで公式の名称ではない。)
 1回戦はミニ中国流を狭くしたミニ道策だが今回は中国流を狭くしたミニ道策だ。辺の幅が2路広くなるがどう変わって来るのだろう。
 羽根本因坊の手が止まったままだ。この碁もスローペースな進行になりそう。

2009年06月07日

脳裏から消し去りたい碁

 吾輩がメンテを受け持っているオール慶應囲碁の会のHPはかなり充実した内容だと思っているのだが未だにアクセスするのは幹事くらいで蜘蛛の巣が張っている。
 またKGSに設けたオール慶應囲碁の会部屋も閑古鳥が鳴いている。
 いつでもどうぞというとかえって集まりが悪いのかもしれないということで毎週日曜12:30から定例碁会をすることになった。
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├┼89909285┼┼41┼┼┼┼5413┼┼┤
91┼┼868287433935491036372931
├┼81888483995944403845┼┼2827
├┼798094939660┼┼┼474246232230
├┼78955862┼┼664825201124
├┼7069976361565250213226┼┤
├┼676872┼┼┼575364┼┼191812┼┤
├┼737174┼┼┼┼┼6551┼┼┼1734
├┼7576┼┼┼┼・┼┼┼33┼・15┼┤
├┼┼77┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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 吾輩は碁を打つとストレスがたまるので1月18日を最後に対局を封印していたがHPメンテを受け持っている立場上参加して久しぶりに碁を打ったがまるきり碁の体をなさない。104手で投了した。
 脳裏から消し去りたいひどい碁だ。
 しかし忘れようとすればするほど脳裏にちらついて吐き気を催す。
 この後もう1局打って勝たせて貰ったが自分の出鱈目な打ち方に腹が立つ。
 今晩はうなされそうだ。

第22回世界選手権富士通杯日本勢全滅

 韓国ソウルで行われた第22回世界選手権富士通杯の準々決勝は山下棋聖・河野9段ともに破れ日本勢は全滅になってしまった。
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 山下棋聖vs李昌鎬9段戦は李昌鎬9段がの16ウチコミから延々とドキドキハラハラの乱闘が始まり山下棋聖が優勢に見えたが李昌鎬9段に食い下がられ4目半の負けになってしまったことは残念だ。

2009年05月29日

本因坊戦タイに持ち込む

第64期本因坊戦第2局 朝起きてこわごわ毎日JPの囲碁ページを開くと囲碁:本因坊七番勝負第2局 高尾九段が勝利し1勝1敗にの文字が目に飛び込む。\(^o^)/
 ヤッター\(^O^)/
 勝ちました宣言のような95アテを見て意気消沈してパソコンの前を離れた。
 しかし白130ノゾキに持病の急場ホットケーキ症候群が発症して手抜きし逆転することになったようだ。
 吾輩の素人目には思う存分黒に振り回されていた納豆ダーリンこらえにこらえての逆転だ。この碁に勝てたのだから負ける碁はない。余勢を駆って本因坊を奪回してクレー射撃p(^-^)q

2009年05月28日

本因坊戦第2局始まる

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├┼┼・┼┼┼┼┼・┼45464841┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼4736344050┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼4335┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼37302821┼┼┼33
├┼┼・┼┼┼┼┼31┼┼23141311┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼151210┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2219161718┼┤
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 本因坊戦第2局が始まった。
 前局でまさかの負けを喫した納豆ダーリンにはぜひ勝ってもらいたい。p(^-^)q
 20カカエに本因坊は22ヒキではなく23ハネと外勢の定石を選んだ。
 28と切らせて31ケイマと戦いに導く。この定石は22ヒキでなく23ハネからでも空中戦に展開することができるんだ。
 36オシに37コスミツケが手筋なんだφ(..;)
 3840ツケヒキと右辺の白を整形してから42グズミと動き出す。
 45とぶっかけて動き出した白4子を睨みながら右辺の白に襲いかかる。
 46ツケから48ハネと整形し49ノビに50オサエと連絡を遮断しながらキリを睨んだところで1日目は終了。
 封じ手はどこだろうo(^o^)o32の1路右にコスミツケかしらん?

2009年05月21日

善戦健闘およばずイヤマン散る

第14期LG杯2回戦井山裕太vs李昌鎬 第14期LG杯2回戦に進出したイヤマンは碁界の大横綱李昌鎬9段と対戦することになった。
 イヤマンは上辺白模様に殴り込みをかけ成果を上げるなど善戦し106手目には李昌鎬9段に大長考をさせる健闘ぶりだ。
 しかし白106手以降李昌鎬9段は店仕舞いを始め粘ったものの202手で投了することになった。
 李昌鎬9段は106手目の大長考で終局までのシミュレーションをして勝ちを見極めたのかもしれない。

2009年05月20日

LG杯2回戦で羽根本因坊KO負け

第14期LG杯2回戦羽根本因坊vs古力 第14期LG杯2回戦に進出した羽根本因坊は古力9段にノックアウトパンチを食らい116手でノックアウトされてしまった。
 急場より大場を旨とする羽根本因坊は古力9段の右上36トビを尻目に37ケイマと右下の模様を広げる。
 右上が急場と見るのは吾輩の素人目であって羽根本因坊は損せず凌げるとのヨミの裏付けの元に大場に転じているのだろうか。
 弱い石をホットケーキにしヨミの力で咎めに来た相手を空振りさせる戦法は自分よりヨミの力が同等以上でなりふり構わず攻める古力9段には通用すまい。
 案の定40ケイマから猛攻されてそっくり取られてしまった。(吾輩の素人目にはフリカワリに見えない。)
 羽根九段はトラレではなく捨てた形にしようと画策したが上辺の石も被告になってしまい投了のやむなきにいたった。
 古力パワーおそるべし。

2009年05月19日

第14期LG杯世界棋王戦1回戦は2勝2敗

 韓国京畿道のコンジアムリゾートで昨日から開催された第14期LG杯世界棋王戦に日本から山下敬吾棋聖、羽根直樹本因坊、25世本因坊治勲および井山裕太8段の4名が出場し第1回戦は2勝2敗だった。
 羽根本因坊は両ガカリにブラサガリの新手に苦しめられたが辛抱に辛抱を重ね逆襲して中押勝だ。
 我が国期待の若手のホープ井山8段も激しい殴り合いを制しての中押勝だ。
 勝った羽根本因坊と井山8段は明日行われる2回戦に進出しそれぞれ古力9段(中)と李昌鎬9段(韓)と対戦する。
 井山8段にとって李昌鎬9段は荷が重すぎると思うが胸を借りるつもりで頑張って欲しい。p(^-^)q
 羽根本因坊はツブレそうになってから強いから古力9段のパンチに耐え抜いて逆転勝ちして欲しい。(p^-^)p
 羽根本因坊と井山8段の健闘を期待して止まない。
日本韓国結果
井山裕太8段尹o相7段黒番中押し勝ち
山下敬吾棋聖元晟ジン9段黒番6目半負け
羽根直樹本因坊朴正祥9段黒番中押し勝ち
25世本因坊治勲姜儒澤2段黒番中押し負け
結果欄をクリックすると棋譜再生ができます。

2009年05月15日

まさかの2目半負け

第64期本因坊戦第1局 朝起きて毎日jpの第64期本因坊戦第1局を開いて我が眼を疑った。
 納豆ダーリン2目半負けと表示されているではないか!!!
 打ち掛けの時点で吾輩が優勢と思った方が負けるという忌まわしいジンクス通りになってしまった。
 昨日観戦を止めた白126コスミの時点では黒の勝ちが決まったと思っていた。
 右上隅白26カカリや左下隅白30ケイマなどのような乱暴狼藉がまかり通るとは情けない。草葉の陰で藤沢秀行名誉棋聖は泣かれているに違いない。
 精神的ダメージが大きいと思うが7番勝負は3回まで負けることができる。気を取り直して4つ勝って本因坊を奪還して欲しい。

2009年05月14日

封じ手はトビ

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 納豆ダーリンの封じ手65トビだった。
 ごくごく普通の手だがなぜすぐ打たなかったのだろう。ほかにどんな構図を描いていたのだろう。
 時間の浪費と感じるのは素人の浅はかさなんだろうなぁ。
 1日目の消費時間は本因坊が3時間27分で納豆ダーリンが3時間33分と拮抗している。
 これから両者とも時間を湯水のように使って闘うんだろうなぁ。

2009年05月13日

第64期本因坊戦始まる

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石川県能美市の辰口温泉まつさきで第64期本因坊戦第1局が始まった。
 挑戦者にとってこの本因坊戦は昨年の雪辱であるばかりではなく8日に他界した恩師への餞としての弔い合戦でもある。何が何でも勝利を収め本因坊を奪還して欲しい。
 握って納豆ダーリンの黒番カカリはミニ中国流を目指してか。本因坊の手が止まる。
 10分ほど考慮してからと小ゲイマに受けると納豆ダーリンは即座にとミニ道策に構える。
 納豆ダーリンはウックンにこの構えで苦しめられているので江戸の仇を長崎で討つつもりなのかな。またまた本因坊の手が止まる。
 小考して右下隅にカカリに今度は納豆ダーリンの手が止まる。
 第1局はスローな進行で幕開けだ。

2009年05月08日

藤沢名誉棋聖逝く

波瀾万丈の「シュウコウ先生」 盤上の真理探求に終生情熱 2009/05/08 10:06
 8日に亡くなった囲碁の名誉棋聖、藤沢秀行さんは「シュウコウ先生」と愛称で呼ばれ、プロはもちろん、多くのアマチュア囲碁ファンに親しまれた型破りな人だった。
 囲碁の権化ともいえる藤沢秀行名誉棋聖が永眠された。
 長い闘病生活でも囲碁からは片時も離れることがなく自分一人では動けない状態になっていても中国合宿に参加するんだと家族を手こずらせたという。
 若かりし頃は梶原、藤沢、山辺の三羽烏と喧伝され、9段になってからは坂田栄男9段との度重なる死闘が昨日のように感じられる。
 癌で倒れても碁の思考に妨げになるのは嫌だと抗がん剤を拒否し苦痛に耐えながらコバルト治療を受けたという。
 囲碁研究に熱心で韓国の曹薫鉉はじめ秀行大人に育てられたトッププロは少なくない。碁界に対する貢献は木谷9段に匹敵するものがあると思う。
 放蕩無頼な藤沢秀行大人は家族には持ちたくないが魅力に満ちあふれた人柄と碁に対する熱意をみれば尊敬するほかない。
 ついにこの世を後にされたが霊界でも碁の研鑽に努められるに違いない。
 藤沢秀行名誉棋聖のご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌。
2009年5月8日 10時27分 ( 2009年5月8日 10時55分更新 )
<訃報>名誉棋聖の藤沢秀行さん 83歳
 重厚な棋風で棋聖戦6連覇を果たし、破天荒な生き方でも知られた囲碁棋士の藤沢秀行(ふじさわ・ひでゆき、本名・保=たもつ)さんが8日午前7時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都内の病院で死去した。83歳。葬儀は近親者だけで行い、お別れ会を後日開く。喪主は妻モトさんと長男秀樹(ひでき)さん。

第28期女流本因坊戦ゆかりん散る

第28期女流本因坊戦梅沢VS鈴木 第28期女流本因坊戦1回戦でゆかりんは鈴木歩4段に208手で投了し敗退してしまった。女流本因坊挑戦者となってイーミンとの対決を楽しみにしていたのに残念だ。
 ゆかりんの黒69コスミツケにクリビツテンギョウ。この手を狙って白34ツケに黒70ヒキでなく黒35・37ハネノビたんだな。しかし白85マゲと千両マガリを打たれてはどうなんだろう。
 白86キリに大長考。時間のない鈴木歩4段にたいしてたっぷりと時間を残していたゆかりん一気に残り時間20分になってしまった。苦吟の末黒87アテから黒93オシまで車の後押しを余儀なくされ白94アテに黒95アテ白96ヌキはつらそう。黒97コスミに回れたものの中央の黒が不気味だぁ、、、
 黒103アゴは黒107の断点を補いながら下辺の白を狙ってるんだな。ゆかりんパワーの炸裂を期待。
 黒117ツケはゆかりんパワーで右辺をガタガタにすると期待したのだが黒119ノゾキから黒123ワタリで右下隅をえぐっただけにとどまった。これで形勢は黒よしとの判断かな。
 黒129オキはヨセの手筋だけど白130ノゾキのカウンターを喰らってどうだったんだろう。白136カカエと白が厚くなり黒137コスミツケと中央の黒を備えを余儀なくされベラデカの白138サガリに黒139ダメツギを打たされてはつらすぎな希ガス。
 黒163コスミと白164コスミの交換はどうだったんだろう?それより吾輩が納得できないのは黒167ケイマだ。白168カカエと換わっては虚と実との交換ではなかろうか。なぜ黒D19ワタリを打たなかったんだろう。白F17ダメツギを打たせてから黒167ケイマで良さそうな希ガス。それとも黒D19ワタリだと中央を打たれるを嫌ったのだろうか。黒F17と白2子を取る手は右下隅黒3子を取られるから得にならないということなのだろうか。ヨセ認知症の吾輩にはわからない。黒177ハネと白178サガリの交換も虚と実の交換の気がしてならない。左上の折衝は謎だ。

2009年05月03日

第3回大和証券杯レディーズゆかりん敗退

第3回大和証券杯レディーズ梅沢由香里VS桑原陽子 第3回大和証券杯ネット囲碁レディース1回戦、ゆかりんは桑原陽子5段に中押負けで敗退してしまった。
 左上隅ひっくり返しで黒19ツギは初めて見た。白24までの分かれはどうなんだろう?
 白26サガリと黒21ニッピラを交換して白28ケイマとは豪腕ゆかりんは黒全体を狙っているようだ。
 白42までと封鎖して右上隅白44ケイマカケまでは構想通りなのだろうか。
 右下隅黒51ツケに白52タチと中央が白っぽくなって構想通りに進行しているようだ。
 しかし右上隅白56ツケと打って黒57ケイマと飛び出されたのはどうだったんだろう。中央を封鎖するのはアマイんだろうか?
 しかも黒59コスミから黒61ケイマと踊り出され黒67ニッピラと左辺に腰を下ろされたのはつらそう。
 白68ソイから白80ハネダシはかねてからの狙いだと思うが黒81キリと逆襲され黒89ハネで打っただけ取られたのは誤算だろうか。吾輩の素人目には捨て石に見えない。
 この後ゆかりん暴れ回るが陽子5段に安全運転されパンチが入らない。右下隅で白198フクラミ白200デというお茶目までしている。
 刀折れ矢尽きたゆかりんは黒221サシコミを見て投了となった。

2009年04月22日

十傑戦はいずこに?

From あき
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昭和57年「囲碁」誌 1月号
 九段 武宮 正樹
 三子 野呂 夏雄
    観戦記 菊池康郎

 野呂さんは 慶応大学 4年生、
棋譜を問題にしてはいません棋譜はかざりです

 これは アマのトップクラスに迫る人たちが
 プロ高段者に三子でどこまでやれるか「囲碁」誌が企画しました。
 20局くらいやったようですよ、
 プロの2勝1敗のペースだったようです。

 前置きはこのくらいで、

 十傑戦に替わるタイトル戦はいっこうに出てきません、「囲碁」誌も廃刊ですし、
 スポンサーが居ない???
 ネットではやってるのでしょうか?
 囲碁は衰退の一途、ボヤキになりますので
 このくらいで良いです。
 

2009年04月20日

NHKの言葉狩り

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の1路上ツギ
 昨日放映されたNHK杯囲碁トーナメント倉橋正行9段VS望月研一7段の対局で望月7段は黒99デ黒101キリという発狂の手を打ち白108ヌキと白を切断している黒2子を抜かれて金城湯池の黒地が消えてしまった。
 黒103デで黒106ツギなら黒2子を助けて左辺を黒地にできるが白103ツギを先手で打たれ白の板壁ができてオワだからタネ石黒2子を捨てるのはやむなしだったのだろう。
 望月7段は気が狂いそうな心境だったろう。この碁を2目半負けで踏ん張ったからすごい精神力だと敬服する。
 三村9段の解説はとてもわかりやすく最後まで寝ないで見ることができた。出色の明解説だと思う。
 この局面で三村9段のこれはハッキョーしましたねの発言が放送禁止用語でカットされたようだ。
 精神障害者に対する差別用語ということだろうが言葉狩りも甚だしい。
 きちがい、気が狂う。発狂という言葉は精神障害者を愚弄した言葉なのだろうか。
 このような言葉を差別用語と喚く輩の方が精神障害者を蔑視しているのではなかろうか。
 NHKはこのような言葉狩り族に加担することなく日常会話で悪気なく使われている言葉は放送禁止用語から外して欲しい。

2009年04月17日

頓死で幕の十段戦

第47期十段戦第4局 納豆ダーリンがカド番に追い込まれていた第47期十段戦第4局は大石が頓死して幕切れとなってしまった。(;ヘ;)
 吾輩の素人目では白34ツケコシからの戦いは意表の白44ツギが功を奏し白76ヌキまで白の大成功に感じた。
 その後キモイ手に見えた白82デが好手だったらしく黒85ヘボコスミと超^2キモイ手を打たされたウックンは碁盤をひっくり返したい気分だったのではなかろうか。
 返す刀で左上隅をエグって黒石を浮き石にし白124ヌキで右辺の白を盤石にしウックンの投了は目前と思った。
 嗚呼それなのにそれなのに、、、
 黒135ツケの劫立てを受けずに白136ヌキと劫を解消したところから事件が勃発。
 白138サガリに黒139ブツカリと抵抗され黒149ケイマで大石が頓死してしまった。
 納豆ダーリン最後の力を振り絞ってもがいてみたものの黒157オサエで力尽き投了となった。
 張栩4冠は5冠達成の快挙となったが納豆ダーリンは無冠になってしまった。。・゚゚・(×_×)・゚゚・。
 江戸の敵は長崎で。本因坊戦の挑戦者になったのだから格上の本因坊を奪取してクレー射撃。p(^-^)q

2009年04月16日

カド番の第4局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼272526┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼21222819┼┼20┼┼┼┼16┼┼┼┼┤
├┼23┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼24┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼29┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼17┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼3941┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼38┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
37333442┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼363531┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼18┼┤
├┼12┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼1015┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼1411┼┼┼┼30┼┼32┼┼┼┤
├┼4013┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 納豆ダーリンが1勝2敗とカド番に追い詰められた第47期十段戦第4局が始まった。
 速いテンポで進み15カケツギまでは第2局と同じだ。ウックンはこの定石が好きだなぁ。
 納豆ダーリンはここまでの進行は悪くないと思っているに違いない。背水の陣で頑張ってクレー射撃。
 19カカリに20と最近流行の2間バサミ。
 31ケイマに32ニッピラと下辺をくつろぎ33ケイマに34ツケコシと戦闘が始まる。
 進行が速いのは両者とも第2局をベースに研究していたのではなかろうか。
 このペースで打ってくれたら退屈しないで観戦できるんだがなぁ。
 これから生鮮市場に買い物に出かけるが帰ってきたら随分進行しているんだろうなぁ。

2009年04月14日

河野臨9段牙城を崩す

外国日本結果
古力九段河野臨九段白番中押勝ち
常昊九段羽根直樹九段白番中押負け
朴文尭五段森山直棋九段白番2目半負け
李昌鎬九段高尾紳路九段白番中押負け
李世ドル九段張栩九段白番中押負け
姜東潤九段井山裕太八段黒番中押負け
邱峻八段山下敬吾九段黒番中押勝ち
結果欄をクリックすると棋譜を再生できます。
  日本棋院会館で行われた第22回世界囲碁選手権・富士通杯の第2回戦で河野臨9段は昨年度優勝の古力9段を白番中押勝ちで下し牙城の一角を崩した。\(^o^)/
 しかし河野9段以外で勝ち上がった日本選手は山下棋聖だけで準々決勝には2名しか残れなかった。(;ヘ;)
 勝ち上がった山下棋聖と河野9段は6月6日韓国ソウルで行われる準々決勝でそれぞれ韓国の李昌鎬9段と朴永訓9段と対戦する。
 両者の健闘を心から期待する。p(^-^)q

2009年04月12日

第22回世界選手権富士通杯1回戦は日本全勝

白番黒番結果
河野臨九段孔傑七段白番中押し勝ち
羽根直樹九段李捷A七段黒番中押し勝ち
井山裕太八段元晟ジン九段白番中押し勝ち
張栩九段アギラールA六段黒番中押し勝ち
森山直棋九段ディックートA六段黒番中押し勝ち
高尾紳路九段周睿羊五段白番中押し勝ち
結果欄をクリックすると棋譜を再生できます。
 日本棋院会館で行われた第22回世界囲碁選手権・富士通杯の第1回戦は日本選手6名全員勝ち2回戦に進出した。\(^o^)/
 1回戦とはいえ久々の朗報だ。
 2回戦で全員消えることがないよう頑張って欲しい。p(^-^)q

2009年04月10日

終盤で大波乱の十段戦第3局

 朝起きて期待を込めて産経ニュースの囲碁ニュース一覧を見ると張勝ち2勝1敗の文字が目を刺す。
 納豆ダーリン負けたんだ。。・゚゚・(×_×)・゚゚・。
 黒117トビと右下隅の劫を封じて店仕舞いかと思ったのに、、、
 白120コスミから白122ハネコミと左上隅で事件が勃発。白108キリから白114ヌキまで上辺を黒に与えて中央を手厚くしたのはこの手を狙っていたんだ!!!白128ツギまで黒3子を噛み取られてしまった。
 しかも白134ノビと中央を分断してから白136・白138とデギリ黒139アテに白140と劫にハジキ白158ヌキと中央の白を助け出して左辺に白の飛行場の建設を初め、それを妨害に来た黒を人質にして左辺の黒の大石を葬り去ってしまった。
 これで納豆ダーリン後がない。背水の陣で2連勝して十段を防衛してクレー射撃p(^-^)q

2009年04月09日

下辺で大乱闘の十段戦第3局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1113┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼21┼┼12
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼20┼┼┼10┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼14┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼45┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼4439┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼16┼┼┼38373642┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼50┼┼┼┼343360┼┼┼┼┼18┼┤
484152403225436155573159┼┼┤
├┼35┼┼27232419295456┼┼┼┼┤
├┼464715222628┼┼┼17┼┼┼┼┤
5149┼┼┼53┼┼┼┼3058┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 1勝1敗で迎えた第47期十段戦第3局が始まった。
 持ち時間4時間とはいえ速いペースだ。
 朝のインラインスケートから帰ってきて風呂から上がると20ケイマまで進行していた。
 このペースなら午前中に100手以上進行するのではなかろうか。o(^o^)o
 右上隅14カケツギまでの形は白アジケシで重いと廃れていたと思うのだが最近また打たれるようになってきた。白も立派な姿だと見直されたのだろうか?
 17カカリに18小ゲイマ受け19下辺星と構えさせてから20と打ち込むのはいかにもウックンらしい。
 納豆ダーリン21ツケから29ノビと手厚く打ち30スベリに31と1間トビする。
 ひぇーーーーっ!黒N4コスミじゃないんだ!!φ(..;)
 ウックン32キリw(゜o゜)w過激ぃ!!!
 34オシに35ツケと手に汗握る戦いが始まった。
 さすがに進行が遅くなる。自宅だからテレビを見ながら石音がしたら碁盤を見ることで退屈しないで済むが会場で観戦していたら待てない症候群の吾輩には耐えられずに退室するだろう。
 ウックン35ツケをホットケーキにして36ハネと2モクの頭を叩く。37キリには38アテから40カケ。納豆ダーリン41ハネとますます戦いは混迷の度を深める。
 42ノビに43ツギと打つのが手強いんだ。φ(..;)吾輩だとノータイムで形になずんで黒L6トビと打ってしまう。
 ウックン44オシと中央を強化してから懸案の46サガリを決行する。
 47オサエは吾輩でも打つ手だが単に49ハネが味わい深いんだなぁ。φ(..;)吾輩だとノータイムで黒D5ツギを打ってしまう。51ノビと黒石は左下隅に食い込みながらしっかり治まった。今度は白が下辺を治まる番だ。
 54ツケからサバキに出る。白H2オサエは黒F4グズミと換わって中央にさわるから打ちたくないんだ。φ(..;)
 58ナラビに59ツケと右下隅にモタレる。ツギじゃないんだ。φ(..;)
 60ノゾキ61ツギと換わって昼休み。
 白は右下隅をどう応じるのだろう。

2009年04月05日

BCカード杯イヤマン散る

 今年から始まったBCカップ杯。日本で唯一16人に残った井山裕太8段は残念ながら趙漢乘9段に中押負けで敗退してしまった。
 これでBCカップ杯から日本の棋士が消えてしまった。
 日本の碁界が中国・韓国の碁界に後れを取っているように感じられてならない。

関連ブログ

2009年04月02日

イーミン女流名人防衛

 第21期女流名人戦最終局謝依旻女流名人が207手で中押勝ちし初防衛した。
 吾輩の素人目には女流名人イーミンは踊らない棋風に見える。対する挑戦者かおりんは丸太を振り回す暴れん坊だ。イーミンの23コスミと手厚く構えた手をホットケーキにしてかおりんは24と右上隅に上辺からカカリ27ケイマとハザマを衝かれても2830と堂々と受けて31キリに32アテ34カケツギと力を貯めた敵の縄張りで真っ向から戦いを挑む豪腕ぶりだ。36カケは強烈なパンチだったのだろうかイーミンは37カカエと自重する。吾輩の素人目には黒の姿がガチガチのコリ形に感じられてならない。ここまでが必然だとすれば21ケイマから23コスミの構想はどうだったんだろう?
 かおりんの暴れ方は勢いを増す。39ノゾキに41ツギと備えた黒のダメヅマリを執拗に狙い4142コスミツケとババッチイ手を打って愚形に甘んじ54マゲから58下辺星と急所に食らいつく。
 もつれあいながらガチガチな右辺の黒石を包囲し眼2つにいじめていつのまにか白100スベリと黒を包囲し黒101ツケに白102と露骨な両ノゾキ。黒がもがいている間に白112とポン抜きから白114オシ白116ノビとタネ石を動き出す。かおりんパワー炸裂だ。
 こんな傍若無人な打ち方をされて負けたら当分立ち直れないなぁ頑張れイーミンと思わずイーミンを応援。
 イーミンの黒117サガリは便所の火事だったのではなかろうか。
 白118ボウシの猛攻になんとか活きることはできたものの外は真っ白。こんなに大きな白の飛行場ができたのではもはやこれまでと思った。
 果報は寝て待て。かおりんは白146ツギと10数目のヨセを打った。この手で左辺を手入れしていればオワだったのではなかろうか。
 もう失うものは何もないイーミン。黒147オサエから黒155カドと殴り込みをかけ黒207ナラビと活きてしまい白の金城湯池をガラガラに荒らして投了させた。
 すごい碁であった。

2009年04月01日

第21期女流名人戦最終局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
151117┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
131012┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
1416┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼18┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第21期女流名人戦最終局が日本棋院で始まった。
 握って謝依旻女流名人が先番となった。
 最終局のためか持ち時間3時間の早碁にしてはゆっくりした滑り出し。
 謝依旻女流名人はミニ中国流ではなく小ゲイマジマリと構えワリウチをホットケーキにして左上隅に左辺から小桂馬ガカリ。知念4段の手が止まる。
 小考の後1間高バサミ。一呼吸おいて三々入りしバタバタと17トビまで進行する。定石だから互角の分かれなのだろうが吾輩はの位置が気にいらないので嫌いな定石だ。
 知念4段は左下隅を18小ゲイマと構える。
 今度は謝依旻女流名人の手が止まる。
 地味な進行の碁になりそうだ。

2009年03月29日

急所を晒して悶絶

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼17┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼66┼┼・┼1511┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼18┼┼┼┼┼┼┼┼14┼┼10┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼56┼┼┼65┼・┼┼┼┼12・┼┼┤
├┼┼6462┼┼┼┼┼┼┼6059┼┤
├┼2055635761┼┼┼┼┼5013┼┼┼┤
33345358┼┼┼┼┼┼524851┼┼┤
35301925325467┼┼┼┼42444749┼┼┤
272624┼┼┼┼┼┼┼39384136┼┼┼┤
31282369681646403743┼・┼┤
292122┼┼┼┼┼┼┼45┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 NHK杯囲碁トーナメント決勝戦は城聡9段が中押勝で初優勝した。
 31ヌキに32ハネと中央を厚くしてから36ボウシは宇宙流の面目躍如。
 37ケイマに3840ツケギリと燃える宇宙に結城聡9段は考慮時間を5回も費やし4143アテツギから45アテを決め47キリと地を稼ぐ。
 武宮正樹9段は威風堂々と52ツギと厚味を築き5355キリノビの黒を攻める態勢に入る。
 宇宙流の本領発揮とわくわくして眺めていたら67アゴのくすぐりに68トビと和尚にあるまじき急所丸出しの大失態。
 すさかず69と急所をつかれて大悶絶。
 残る力を振り絞って黒に襲いかかるが傷だらけのからだではパンチが効かない。
 結城9段のカウンターパンチは冴え渡り151手で刀折れ矢尽き武宮9段の投了となった。残念。

2009年03月25日

大和証券杯イヤマン連覇

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼34┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼33┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼20┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼29┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼2231┼┼30┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼252728┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼17232426┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼19┼┤
├┼┼12┼┼┼┼┼┼┼┼┼32┼┼┼┼┤
├┼11┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼101635┼┼┼18┼┼┼┼┤
├┼151314┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼21┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第2回大和証券杯囲碁グランドチャンピオン戦決勝戦は若手のホープ井山裕太8段が先番半目勝ちを収め連覇した。
 33まで左辺に地を稼ぎ白が34トビと模様を広げたとたんズカンと35に打ち込み金城湯池の下辺を荒らしてしまう。
 中盤でも眼のない大石をヌラリクラリと打ちまわしそれを囮にして右下を大きな黒地にしてしまう豪腕振りには脱帽だ。
 囲碁を浸透させるにはスターが必要だ。イヤマンはどんどん活躍してスターになって欲しい。

2009年03月23日

灼熱の宇宙

 昨日のNHK囲碁の時間は高校野球のおかげで13:05からの放映になった。おかげで昼食後にたっぷり昼寝ができたのでうとうとせずに観戦できた。
 もっとも昨日の碁はたとえ睡魔に襲われても目が冴えてしまうような激闘だった。
NHK杯準決勝第2局 黒9ツギから黒11トビは宇宙和尚なら必ずこう打つ、白14・白16・白18はいかにも充志流、黒21も宇宙和尚ならではと解説のオーメン9段は言う。
 両者の持ち味が発揮された滑り出しだ。
 事件は右上隅の白38アテに黒39ヌキから始まった。小競り合いが続き黒54ツギで一段落かと思いきや白54からのデギリが充志流、生死を分ける乱闘が始まった。
 どちらかがツブレてここで終わるのかと手に汗を握って見ていたが白75まで無事に分かれた。プロはツブレないなぁ。
 黒91オシに解説のオーメン9段はいつもの宇宙和尚ならツグのにと驚く。 黒97コスミや黒103サガリにも今日の宇宙和尚は燃えていると驚く。今日の宇宙和尚はマグマを貯めずに噴火させている。灼熱の宇宙だ。
 充志流も負けてはいない。白118ツケ・白120ツケと解説のオーメン9段を感嘆させる手筋が爆発する。
 結果は宇宙和尚の3目半勝ちになったが見ていて退屈のしない一戦であった。
 来週の決勝戦も13:05からの放映。昼寝をしてから見ることができるので助かる。NHKの囲碁の時間はいつも13時過ぎにして欲しい。

2009年03月19日

十段戦は1-1のタイに

第47期十段戦第2局 第47期十段戦第2局は張栩4冠が276手で4目半勝ちし対戦成績を1-1のタイにした。
 エ〜〜〜〜ッ!納豆ダーリンあの碁を負けたんだ。しかもバンジュウで!!!
 吾輩は納豆ダーリンが気持ちよく打ち回しワンサイドゲーム的に優勢だと思っていた。
 そして黒137大ザル見てヨセに入ったと思いPCの前を離れた。
 ところが朝起きて棋譜を見ると白140カドから中盤に逆戻りしているではないか。
 この後形勢を損じたのだろうか?それとも黒137の時点で納豆ダーリンが優勢と思ったのは吾輩の大勘違いで形勢悪しと見て中盤に逆戻りすることになったのだろうか。
 納豆ダーリンが負けたのもショックだが吾輩のあまりと言えばあまりな眼の節穴ぶりが情けない。
 リアルタイム観戦をする気力が失せた。

2009年03月18日

第47期十段戦第2局始まる

 高尾紳路十段VS張栩4冠の第47期十段戦第2局は昨日の女流名人戦と同じ岩室温泉「高島屋」で9時から始まった。
 納豆ダーリンは前局でウックンを2目半勝ちで下し公式戦通算700勝の最年少記録を達成している。余勢を駆ってウックンを連破して欲しい。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼19┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼27┼┼┤
├┼21┼┼17┼┼┼┼┼┼┼20┼┼┼┼┤
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├┼┼18┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2223┼┤
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├┼1015┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼1411┼┼┼┼28┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼13┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 両者のペースは速い。持ち時間4時間とはいえ朝の5千歩から戻ってきて風呂に入り局面を見るとすでに29手まで進行していた。
 黒番ウックンは簡明ナダレから左上隅に17カカリ。最近はこの簡明な誰が流行っているのだろうか。
 221間高の両ガカリに2325ツケヒキから27トビと隅を守る。
 いい子にまねして欲しくないなぁ。
 28星下と大場の手止まりに回って白は好調先生と思うのは贔屓目か。

知念かおり4段タイに持ち込む

第21期女流名人戦第2局 謝依旻女流名人が先勝した第21期女流名人戦第2局は挑戦者の知念かおり4段が288手までで3目半勝ちを収めタイに持ち込んだ。
 秒に追われた謝依旻女流名人が先手と思って打った?黒143ヌキに上辺を手抜きして下辺白144トビに回ったのが機敏だったような希ガス。
 黒143ヌキで下辺星にハネアゲていれば謝依旻女流名人の方が厚かったように思うのは吾輩の気のせいだろうか。
 最終局は4月1日(水)に日本棋院市ヶ谷本院で行われる。謝依旻女流名人が防衛するか知念かおり4段が奪取するか興味が尽きない。

2009年03月17日

日本棋院の教え???

From あき
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先日 5子置かせたらこんなのが出来ました。
 小ゲイマに掛られたら ところかまわず
 コスミツケから桂馬(図のごとく)
勿論 中央の大地で黒は頓死(3局ともです)

碁を最初に教えるとき:
 目・地を作るのに
  隅は 二辺を省略できる
  辺は 一辺を省略できる
 だから まず 隅からそして辺に 中央は???。このような教えですね、

 一般的に中央が大きいな 厚み???
 てなこと考えるようになるのは 三段 四段になってからです。

 日本棋院は「厚み」「中央」もはっきりと
 最初から 大きいですよと 教えるべきと思いますが。
 隅 辺にこだわってるひとが いかに多いか、一考の余地があると思うのですが。

第21期女流名人戦第2局始まる

 謝依旻女流名人VS知念かおり4段の第21期女流名人戦第2局が新潟市の岩室温泉「高島屋」で10時から始まった。
 持ち時間3時間で両者とも腕力自慢だからリアルタイム観戦していても退屈しない乱闘が期待される。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼13┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
1511┼┼┼┼┼┼17┼┼┼┤
141012┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
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├┼16┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・18┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼20┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼19┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 期待に違わず進行が速い。
 ドンキでの買い物から帰ってきたら18ワリウチまで進行していた。
 左上隅はツケにハネる難解定石ではなく簡明な定石になっている。ちょっと期待はずれ。
 19カカリに知念4段しばらく考えてから20とハサム。いよいよ戦端が開かれるか。o(^o^)o

リアルタイム観戦に適したNHK方式

 囲碁がアジア大会の種目に採用されたことはご同慶の至りだが運営方法を誤ると囲碁嫌いを産んでしまう可能性がある。
 アジア大会で碁の対局が行われるということは会場で観戦する人が多いだろう。
 このような状況で対局早々3手目で長考されたら観衆はどのように感じるだろう。碁というのは深遠なものだと感心するだろうか。否!なんてつまらない競技だと思うに違いない。
 中盤での長考なら解説者の解説で観衆の興味を徐がないようにすることができるかもしれないが序盤数手目で長考されたら手の施しようがあるまい。
 多数のリアルタイム観戦者が予想される対局では序盤早々の長考を防ぐための対策を講じないと囲碁の衰退を招くことになろう。
 BCカード杯世界選手権では持ち時間1時間秒読み30秒3回で3時間程度で対局が終了できるように配慮されているがこれでは序盤数手での長考を防ぐことができない。
 秒読みに自信がある棋士だったら序盤数手目で30分以上の長考だって可能だ。
 自宅での観戦と違い会場での観戦は対局画面の前に釘付けだ。3分以上対局画面に変化なければウンザリするだろう。
 吾輩はNHK方式が観衆を退屈させない持ち時間システムとして理想的だと思う。
 NHK杯囲碁トーナメントでは秒読み30秒考慮時間1分が10回となっている。
 考慮時間1分10回で足りないなら20回に増やせばどうだろう。
 これでも序盤数手目で20分全部使ってしまう棋士があるかもしれない。
 しかしNHK方式の場合は考慮時間に秒読みがある。「・・・30秒・・・50秒・・・55秒・・58秒・・○○選手考慮時間残り○回です」1分ごとにこのアナウンスがあるから少しは観衆の興味をつなぎ止めることができよう。
 吾輩は秒読みが嫌いなので自分が打つならNHK方式はまっぴらだ。むかしYahooで採用された累計加秒方式か秒読みなしの切れ負け方式がいい。
 しかし観戦者の立場ならNHK方式が最善だと思う。

2009年03月16日

置碁の白としていい無理わるい無理

 たくさん置かせた碁は普通に打っていたのでは白が勝てるはずがない。普通に打っていて勝てるとしたら置石が少なすぎるのだ。プロ棋士が指導碁で普通の手しか打たないのに下手が負けるのは置石が少なすぎるからだ。上手が真剣で打ったら6子置いても勝てない棋力なのに3子しか置かなければ上手は無理な手を打つ必要は全然ない。
 妥当な置石数なら白はどうしても無理を打つ。
 しかしあまりと言えばあまりな乱暴狼藉な打ち方をする白も少なくない。
 無理を打つのは当然としても打っていい無理と悪い無理がある。
 無理な手は
  • 相手がいじけて受ければ得をし最強に反発すれば苦戦になる無理
  • 相手が意地を張ると得をしいじけて受ければ破綻する無理
の2つに分けることができる。
 前者は上手が励行すべき無理で後者はしてはならない無理だと思う。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
 井目の碁で上手の常套手段の富士山は前者の無理の典型的な例だろう。
 下手がいじけて受ければ上手が得をして形勢が寄りつく。下手が最強に反発すれば上手は苦戦を強いられ下手のペースで碁が進行する。
 最強に反発して上手をとっちめることができれば下手の喜びはひとしおで上達にはずみがつこう。またいじけて受けて上手のいいなりになって損をすればいじけて受けることが損を招くことを実感しよう。いずれにせよ上手は下手の上達に大きな貢献をすることになる。
 意地を張ると上手のペースに巻き込まれて損をするがいじけて受ければ上手は振り上げた拳固のやり場がなくなり自滅してくれるような手ばかり打っていると下手は凹んで受けていれば安全だと思い込むようになり上達の妨げになる。
 見るからにキモイいじけた手ばかり打っている人は反発せずに守っていさえすれば相手が自滅する乱暴狼藉を働く人と打っているように見受けられる。
 相手が反発をせず土下座されると損をするような無理はお互いのためにならないから慎むべきだと思う。

2009年03月15日

囲碁がアジア大会に登場

囲碁がアジア大会新競技に 2009/03/12 10:50
 来年11月に中国・広州で開催されるアジア地域のスポーツの祭典、第16回アジア大会で「囲碁」が新競技として採用されることが11日、わかった。統括するアジア・オリンピック評議会(OCA)の魏紀中・競技委員長(中国)によると、前回06年ドーハ・アジア大会から採用されたチェスとともに頭脳競技として実施、男女2種目を行う。
 頭脳のスポーツとして世界に普及しつつある囲碁がついにアジア大会の種目として加わることになった。
 急速に囲碁の強さを増している中国が金メダルを増やそうということで囲碁を取り入れたに違いない。
 プロの参加を認めるということは金メダル狙いの意図がミエミエだ。
 かつては独走状態だった我が国だが今や中国・韓国に大きく水をあけられている。我が国はメダルが期待できそうもないのが悲しい。
 しかし囲碁がアジア大会の種目に加わることは囲碁普及の観点からは素晴らしいことだ。
 囲碁は世界ではめざましく普及しつつあるが我が国では衰退をたどっている。
 そんな我が国でもヒカルの碁が登場したときは囲碁に脚光が浴びて若年層の囲碁が浸透した。
 アジア大会の種目になることで我が国でも囲碁に脚光が浴びることが期待される。

2009年03月13日

依田9段棋聖奪取ならず

第33期棋聖戦第6局 第33期棋聖戦第6局は251手で終局し山下棋聖の2目半勝ちで棋聖を防衛した。
 封じ手白70アテの長考は白100ツケからの猛攻のヨミだったのだろうか。
 白102オサエで左下隅の黒の活きが怪しくなったのには驚いた。黒101ワリコミでB5棒ツギだったら確実に活きているのだがそれでは足りないのだろうか?
 白106マゲに黒105トビと中央を守り白108ツギ黒109コスミ白110デと黒4子を捨てて取られている白を復活させたのには驚いたが黒111オサエと右上隅の白を取り切りこれでソロバンが取れているとの依田ワールドかと思った。
 さらに黒119大々ゲイマを見て吾輩は依田9段の勝ちを確信してPCの前を離れたのだが、、、、朝起きて見ると白2目半勝ちとなっている。
 依田9段棋聖奪取ならず(;o;)
 左下隅の黒を攻められることになったのがいけなかったのだろうか?

2009年03月12日

棋聖戦第6局:背水の陣は中国流

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼11┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼57┼┼55┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼414056・┼62┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼593354┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼61104358┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼4645443436┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼4239┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼3837355351┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼47┼┼52┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼4849┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼5060┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼3065┼┼┼┼23┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼661816242021┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼19172613┼┼┤
6764┼┼┼┼┼・31┼┼1225・┼┼┤
├┼6368┼┼┼┼┼┼22282714┼┼┤
69┼┼┼┼┼┼┼32┼┼┼2915┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第33期棋聖戦第6局が熱海後楽園ホテルで始まった。
 2勝3敗の依田9段は後がない。背水の陣は中国流の構えだった。
 山下棋聖は大ゲイマから12ケイマ裏ガカリ14コスミツケ16トビと大きく盛り上げる。山下棋聖得意の構えらしい。
 17ノゾキには18オシを打ってから20ツケと応じるんだ。φ(..;)
 依田9段は25アテコミから27キリと稼いでから33トビと左上から模様を牽制し戦いが始まる。
 61までの手順は感心して見るほかない。絶対に真似できない。
 63三々は衆目の一致する手だが下辺65ツケを打ってから67ハネの手順は目を見張るほかない。吾輩なら65ではノータイムで68にハウ。
 これらの深遠な戦いは長考ができる2日制の碁だからだろうか。持ち時間3時間の早碁でもこのような戦いになるのだろうか。
 69カケツギで山下棋聖は長考に沈み1日目が終了した。
 1日目の消費時間は黒番の依田9段が3時間13分で山下棋聖が4時間16分と珍しくやました棋聖の方が時間を使っている。
 アテなら長考するはずがないから違う手なんだろう。封じ手70はどんな手だろう。


2009年03月08日

第28期NECカップ羽根本因坊初優勝

第28期NECカップ決勝戦 東京都港区のメルパルクホール東京ホールで行われた第28期NECカップ囲碁トーナメント決勝戦は羽根本因坊が張栩4冠を下し初優勝した。
 左下ツケにニッピラは最近流行の定石。11トビは新手なのだろうか?この手を発端として左下隅から戦端が開かれた。
 最近の碁は布石がなく最初から戦いが始まることが多いような希ガス。
 62ケイマに即63ツケコシと過激な戦いが巻き起こる。素人目にはこの方が面白い。
 下辺黒105のまま中央白106トビに転戦。下辺はいかにも大きそうに見えるので気が気でない。戦いのドサクサで黒133アテと下辺白4子をを先手で食べてしまった。
 羽根本因坊がこんな激しい碁を打つとは驚いた。

2009年03月06日

納豆ダーリン通算700勝達成

第47期十段戦第1局 ホテルメトロポリタンエドモントで開催された第47期十段戦第1局は納豆ダーリンが352手で2目半勝ちを収めた。\(^o^)/
 これで納豆ダーリン公式戦通算700勝達成だ。
♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪
 700勝262敗2持碁1無勝負勝率7割2分8厘は700勝達成時勝率1位だという。
 しかも趙治勲25世本因坊の33歳1ヶ月の記録を抜き32歳4ヶ月の最年少記録を達成だ。
┌(・。・)┘└(・。・)┐┌(・。・)┘
 さっそく納豆女史に祝メールを送った。
 ところがドジな吾輩は誤入力をチェックせず送信ボタンをクリックしたため700勝を300勝と書いてしまった。自分宛のコピーを受信して愕然として送り直した。
 納豆さん、ごめんなさいm(_ _)m心からお詫び申し上げます_(._.)_
 納豆ダーリンが余勢を駆ってウックンを撃破し十段を防衛することを心から期待している。
 フレー(p^-^)pフレーq(^-^q)高尾p(^-^)q

2009年03月05日

地味な進行の第47期十段戦第1局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼11┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
13┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼10┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼20┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼14┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼3634┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼35┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼3719┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2438┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼15┼┤
├┼┼┼┼┼┼25┼┼┼23┼┼┼┼┼┼┤
├┼・┼2631┼・┼┼┼1617
├┼┼┼┼┼┼1227332122┼┼┼18┼┤
├┼┼┼┼┼302928┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴32┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第47期十段戦第1局が昨日の女流名人戦第1局と同じホテルメトロポリタンエドモントで始まった。
 納豆ダーリンは名人戦でウックンに名人を奪われたが今回は十段を死守して欲しい。
 黒番の納豆ダーリンの向い小目に対し白番のウックンは左上隅を10までナダレてから12と得意のミニ道策に構えた。
 納豆ダーリンは右辺を19ケイマと高く構えてから21ツメと下辺から戦いを起こした。
 ウックンの24大ゲイマとはゆったりとした手だなぁ。思わずうっとり。
 納豆ダーリンは25ボウシから33ヒキまで手厚く下辺を構える。いかにも納豆ダーリンらしい。
 ウックンの34ツメにも納豆ダーリンは35コスミツケて足下をしっかりと確かめてから37トビと手堅い。
 こんなにゆっくり打って間に合うのか。
 ウックンは38ソイと大ゲイマのウスミを補う。
 地味な進行の碁だ。

謎だらけの女流名人戦第1局

第21期女流名人戦第1局 第21期女流名人戦第1局は頭脳の格闘技とも感じさせる乱闘の連続で謝依旻女流名人が下辺を蹂躙して230手で中押勝となった。
 挑戦者知念かおり4段は椅子を振り回して暴れるような猛攻ぶり。
 黒39(F4)ノゾキから黒41(H2)ケイマの裾払い、黒59(K7)コスミツケから黒61(H8)ハネ黒63(K9)キリのぶった切り、黒83(N14)ハネから黒87(O16)ノビまで白を大きくしてから黒89(O13)キリと根元のぶった切る。
 謝依旻女流名人も負けてはいない。白96(R9)ブツカリから白98(Q8)ハネと露骨に中央の黒を狙って開き直ろうとする。
 両者もつれ合いながら右辺になだれ込み劫が勃発しそうになったがここから両者に謎の行動が始まった。
黒115(N6)で劫を取らないのはなぜ?
黒113(T4)ハネに白114(T5)と劫にハジカレたのになぜ劫を取らなかったんだろう。黒115(N6)を急ぐのだったら黒113(T4)ハネは悪手だと思うのだけど、、、、
白116(P13)アテの意味は?
黒117(O12)ツギとなって白はダメヅマリになる上にO12からアテる手をなくしてしまっている。右辺の黒との攻合いに役立っているようにも思えない。なんでぇ???
黒125(J2)ナラビでQ9と取らないのはなぜ?
黒Q9と白をウッテガエシで取れば白に2眼できそうもない。
 白126(M5)デを心配なら素直にここを守った方が良さそうな希ガス。それだと下辺がスソアキだというので守ったのかしらん?
白138(O18)オサエや白144(H14)ケイマで下辺を続けて打たないのはなぜ?
下辺で切迫した戦いをしているのに上辺に転戦し思い出したように下辺に戻ることを繰り返している。時間に追われているためなのかしらん?
 ワケワカメな戦いが続いていたが白176(F7)マゲから吾輩が危惧していたアジワルが露呈し白182(E5)ツケ白184(D6)デと黒が分断されることになった。
 分断された黒は上辺と連絡することはできたが下辺の白が黒を呑み込んで生還し黒が投了することになった。
 謝依旻女流名人はこれを見込んで下辺を途中まで動いたのかしらん?

2009年03月04日

第21期女流名人戦第1局始まる

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼252426┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1110┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼12┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1314┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼22
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1516
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼171821
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2319
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・20┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼27┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第21期女流名人戦第1局がホテルメトロポリタンエドモントで始まった。
 までは棋聖戦第5局と同じ進行だ。
 知念4段の2間高バサミから変わった。
 謝依旻女流名人はと両ガカリする。
 11オサエにハネではなくすぐに12とハイ13ツギにサガリでなく14と棒ツギする。
 となると22ツギまでは1本道のような希ガス。
 この後すぐに2426とハネツグ
 このハネツギは必要なのだろうか?

2009年02月28日

ゆかりん女流棋聖3連覇

第12期女流棋聖戦第3局 1勝1敗で迎えた第12期女流棋聖戦第3局。白番のゆかりんは286手で挑戦者加藤啓子女流最強位を中押勝で下し女流棋聖を防衛した。これで女流棋聖3連覇。
 最近のゆかりんはシノギのゆかりんだ。足早に打ち回してウスクなった石を巧みに凌いで相手の無理攻めを誘い逆襲して潰してしまう。
 右辺37(P7)ボウシを相手にせず左上隅38(D18)シマリと稼ぎ黒からの攻めを逆手に右下隅を封鎖しながら下辺を蹂躙。返す刀で64(N11)ケイマと切られた右辺の石を動き出す。行きがけの駄賃で上辺に78(H12)と打ち込んで劫に持ち込み上辺の黒石を食べてしまった。
 劫代わりにできた中央の黒模様も白184(G7)トビと消し分断に来た黒193(E8)ケイマを巧みにかわして左下隅と握手した。
 ゆかりん強し。

2009年02月27日

依田9段追撃及ばず

第33期棋聖戦第5局 第33期棋聖戦第5局は山下棋聖の5目半勝ちとなった。
 1日目から山下棋聖のペースになり2日目の昼休みの時点では吾輩は依田9段がいつ投了するのだろうと落胆していた。
 しかし依田9段は白66(N6)マゲ、白72(C16)シマリ、白74(K15)マゲと辛抱を重ね白98(L8)白100(K9)デギリと戦機を掴んだ。
 ワケワカメな戦いが始まったが126手目から依田9段は秒読み。結局デギッた白石を取られることになり山下棋聖の軍門に下ることになってしまった。
 これで依田9段に後がない。3月11日12日は熱海で頑張って最終局まで持ち込み棋聖を奪取して欲しい。

2009年02月26日

右辺の競り合い続く第5局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼20161014
├┼┼┼┼┼┼┼38362221191112
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼3723┼┼┼┼151327
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼31182425
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼4230┼┼26
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼4341322928
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼45┼┼┼44┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼403433┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼5147463935┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼5052┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼53┼┼┼┼4849┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼17┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第33期棋聖戦第5局は依田9段が仕掛けた18トビから右辺の競り合いが続いたまま第1日が終了した。
 24とハネ放しにして26オサエには驚いた。
 24ハネなしに26オサエならごくごく普通の手だが 24ハネ25ハネとなった形だと吾輩のような凡愚には2段バネかノビしか思い浮かばない。
 26から果てしない戦いが続くことになった。
 46マゲでは吾輩だと47トビと打たれるのが嫌でノータイムで45にトビツケてしまうが石が逆なのだろうか。
 50ケイマとあおられて苦しそうに見えるが封じ手はどこだろう。
 2日制の碁は1日目で吾輩の目に苦戦に見えたほうが勝っているから依田9段が勝つと占っておこう。

2009年02月25日

棋聖戦第5局6手目から長考

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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 第33期棋聖戦第5局が三重県阿児町「賢島宝生苑」で始まった。
 2連敗でスタートした依田9段だが第3局・第4局と連勝し2-2のタイスコアに追いついた。
 勢いは依田9段にあるはずだ。
 勢いに乗って連勝し棋聖を奪取手欲しい。
 依田9段ガンバp(^-^)q

 相変わらず進行が遅い。
 1間ジマリの手を見て依田9段の手が止まってしまった。なかなか打ちそうもない。
 までの布石は新形ではなくよくある形だ。まさかこの形は研究したことがないということはあるまい。普段じゅうぶんに研究されていていいはずだ。こんなところで時間と体力を消費するのはもったいない希ガス。
 日本が中韓に遅れをとるのはこんなところで時間を費やすからなのではなかろうか。

2009年02月21日

依田9段追いつく

第33期棋聖戦第4局 第33期棋聖戦第4局は依田9段が中押勝して2-2のタイに持ち込んだ。
 黒121(P10)カド白122(O9)カタから始まった右辺の戦いは凄い。プロの碁はこうでなくちゃ。
 白144(J11)ケイマに黒145(K16)オシと上辺の黒3子を助け出し地合をリードした。
 黒151(M8)カケで中央の黒のシノギに目処が付き勝勢が確定したようだ。
 これで棋聖戦の流れは依田9段に傾いたのではなかろうか。余勢を駆って棋聖を奪取して欲しい。

2009年02月20日

棋聖戦第4局1日目

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
4546┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
474144525354┼・┼┼┼13┼┼┤
4342┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼15┼┤
5150┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼23121017
374948┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼211819
393435┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼221120
3336┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1416┼┤
384030┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼293132┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼24┼┤
├┼2527┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼26┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼28┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 棋聖戦第4局が始まった。
 左辺34ツケから49カケツギまでの流れはいかにも両者らしい。
 山下棋聖の54ハサミツケで1日目が終了。
 依田9段の封じ手はどこだろう?
 54の1路上オサエでないことは断言できそうだ^^

2009年02月17日

下げ止まらない内閣支持率

 麻生内閣支持率が10%を割った。当然だろう。
 あばたもえくぼで未だに麻生首相を支持している人はマスコミに誘導された世論だとマスコミを非難する。
 たしかに指導者は必ず反感を買うし反対の声は賛成の声より大きいから賛否相半ばのときは反対多数の錯覚を受ける。
 しかし麻生首相の場合は麻生首相を支える立場の人からも批判が渦巻いている。
 なぜだろう。
 吾輩は彼が指導者としての器に欠けているとしか思えない。
 どんな政策でも万人にいい政策はあり得ない。反対意見は必ずある。反対意見をすべて取り入れていたらなにもできない。
 指導者は反対意見を押し切って実行しなければならないことはいっぱいある。
 指導者は憎まれ役になって当然だ。
 このときの指導者は反対意見の人からは悪者扱いされる覚悟が必要だ。
 吾輩は小泉元首相は大嫌いだが彼は自分の主張を通すためには自分が泥をかぶることを辞さなかった。小泉人気が高いのは自分が泥をかぶって主張を押し通したからだろう。
 麻生首相はどうか。常に自分がいい子になろうとエーカッコシーをしたがる。
 反対意見と対峙するときも自分は泥をかぶらないように姑息な発言を繰り返す。
 このような人間を指導者にできるだろうか。
 彼の支持率は今後も低下を続けるだろう。

2009年02月06日

依田9段一矢報いる

第33期棋聖戦第3局 朝起きてYOMIURI ONLINEの棋聖戦第3局ページを開くと254手完・白番 依田九段の半目勝ち(午後7時9分終了)という文字が目に飛び込む。
 エーッ!!!半目勝負だったんかいな。!!!
 吾輩の素人目には観戦をやめた白118フクラミの時点では白が優勢に見えたんだけどなぁ。
 依田9段は細かいけれど勝ちを確信して安全運転して逃げ切ったのだろうか。
 何はともあれ依田9段は天敵山下棋聖に一矢報いた。これで弾みを付けて棋聖を奪取して欲しいなぁ。

2009年02月05日

波乱のない1日目

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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼10・┼┼┼┼┼44┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1415┼┤
├┼30┼┼┼┼┼45┼┼┼┼┼16┼┼┤
├┼42┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼17┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼11┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼43┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼27┼┼31┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼28┼┼┼122119┼┤
├┼37┼┼2624┼・┼┼┼┼┼・20┼┤
36323322232529┼┼1318┼┤
3835343941┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴40┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 秀策ゆかりの地で秀策の一三五からスタートした棋聖戦第3局は波乱もなく一日目を終了した。
 最終手45ボウシに対する封じ手はどこだろう。
 進行は相変わらずスローペースで消費時間は黒が3時間で白が4時間半だ。
 このペースだと中盤で秒読みになるに違いない。
 疲労が蓄積したところで秒に追われるから持ち時間の長い碁の方が中盤以降で大失着が出る可能性が高いのではなかろうか。
 またスローペース過ぎて観戦していて退屈だ。
 吾輩は2日制の碁に賛意を表しがたい。

2009年02月04日

秀策の生誕地で秀策一三五

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼10・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 棋聖戦第3局は古式ゆかしい秀策の一三五から始まった。
 対局場所が秀策生誕地の因島だから何となく秀策の時代にタイムスリップした感じだ。
 でコスミだとまさに典型的な秀策の布石だ。
 しかし1間高ガカリと時代は現代に戻る。
 10ツケヒキに手抜きして11と完全に今チックだ。
 昔は右上小目の位を上げないで右下をハサムのはカケられてコリ形になり悪いとされていたものだ。
 ここで依田9段の手が止まる。ドンキに買い物に出かけて戻ってきても進行していない。
 2連敗している依田9段は巻き返せるだろうか。

2009年01月29日

稼ぎまくる依田9段

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼4533312523┼┼┼┼┤
├┼┼┼2211┼┼2944322624┼┼┤
├┼1827┼┼┼・┼┼┼┼┼┤
├┼1728┼┼┼┼30┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼131416┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼151920┼┼┼┼┼┼┼10┼┼12┼┤
├┼┼┼┼46┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼2135┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
49┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
473436┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
48┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼3842┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┤
├┼37394140┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼43┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 棋聖戦第2局は依田9段が49ヒキまで稼ぎまくった。
 山下棋聖の封じた50はどこだろう。ツギだけはありえナッシンぐぅ〜ということはわかるが、、、
 波乱がなく超スローモーな進行だから退屈なことこの上ない。
 白が大模様を張って黒が殴り込みをかけ大乱戦になることをキボン。

2009年01月28日

ナラビ小目からスタート

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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 山下棋聖の先勝を受けて第33期棋聖戦第2局は依田9段の先番ナラビ小目の布石から始まった。
 依田9段は25日放映のNHK杯囲碁トーナメントでは不完全燃焼で敗退している。
 吾輩の素人目では絶不調のような気がしてならない。
 この碁を負ければずるずると敗退してしまうのでないかと心配だ。
 ナラビ小目と見慣れない布石にしたのは心機一転の気迫の表れなのだろうか。
 それにしても進行が遅いなぁ。
 幽玄の間の無料会員は解説を見ることができないから退屈だ。
 はやく読売新聞のサイトで解説付きライブ中継をして欲しい。

2009年01月18日

正官庄杯ゆかりん李赫初段に無念

 11日から正官庄杯で韓国に遠征したゆかりん残念ながら中国の李赫初段に白星を献上してしまった。
 攻めのゆかりんがシノギのゆかりんになってるぅ。
 投げっぷりのいいゆかりんが12目半の碁を作ったのだから無念さがにじみ出ている。
 江戸の敵は長崎で
 帰国してから勝ちまくって無念を取り戻してチョンマゲ。

2009年01月16日

第33期棋聖戦山下棋聖先勝

第33期棋聖戦第1局 棋聖戦第1局YOMIURI ONLINE 棋聖戦の生中継で黒95オキから黒121キリが巧みなヨセで黒が優勢になったという解説を見て観戦を打ち切り夕食に入った。
 朝起きてYOMIURI ONLINE 棋聖戦を開くとやはり山下棋聖1目半勝ちとなっていた。
 やはり黒95オキが決め手だったのか。
 高尾十段のブログを見ると白116では白B5とオサエて黒を活かし劫アジを見る方が難しかったのでないかと記されている。金城湯池の隅が荒らされるのを許した方が先が長いとは碁は深遠なものだ。
 この碁で開始早々の白16ツケはどうだったんだろう。吾輩はコスミがある形でツケはサカレ形になるから悪いと教わっていた。実戦でも白21まで見事なサカレ形だ。この碁を囲碁部の後輩が私の碁ですと言って吾輩に見せたらコテンパンにけなして大恥をかくところだ。ところが生中継の解説では白も打てるというし三村9段のブログでも白も打てると書かれている。吾輩の常識がどんどん覆されていく。
 プロ棋士の意見に逆らうわけではないが左上での戦いで右上の白のアジの悪さが白の足を引っ張っているように感じられてならない。
 白16ツケは好手なのかもしれないが鵜の真似をする烏水に溺るるとなりそうだから吾輩は真似をすまいと心に誓ったのであった。

2009年01月15日

スローペースの棋聖戦第1局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼212022┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼24┼┼1419161711┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼18┼・┼┤
├┼2823┼┼┼┼15┼┼┼┼12┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼13
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼10┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼27┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼25・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼26┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 昨日は事故のごたごたで折角の棋聖戦生中継を殆ど見ることができなかった。
 今朝YOMIURI ONLINE 棋聖戦を開いて棋譜を見ると28手しか進行していないw(゜o゜)w
 スローペースだなぁ。
 この調子では中盤の難所で秒読みになるのではなかろうか。
 しかしアジの悪いところで封じたものだ。28の1路下にハネからの1本道しか思い浮かばないが他に変化があるのだろうか。
 山下棋聖は依田9段の天敵のような感じを受けるが依田9段に棋聖を奪取して欲しいと願っている。

2009年01月14日

棋聖戦始まる

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼212022┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼1419161711┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼18┼・┼┤
├┼┼┼23┼┼┼┼15┼┼┼┼12┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼13
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼10┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 朝一で自動車にはね飛ばされ病院に行ったり警察署に行ったりしたので棋聖戦を見るに見られなかった。
 やっと余裕が出たので棋聖戦を覗くと遅ッ!!まだ23手しか進行していない。
 右上に見慣れない形ができている。
 なになに!?ワタリ封じの15コスミに依田9段は16ツケ!!
 22までは1本道だと思うから16ツケに長考したのだろうか?
 サカレ形みたいだけれどいいのだろうか。
 控え室の意見はもともと右上は白が1手、手抜いていたのである程度形が悪くなるのは仕方が無い。この形で治まるのであれば白にも不満は無いだろうとのこと。
 そんなものなのかなぁ。

2009年01月03日

9路盤の感想

┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼131220┼┼43
├┼1552
11145049┼┤
40421022┼┼┼┤
392821261931
41232427183035
2925171636333437
45464432384748

5147劫トリ
 昨日は12時からNHK教育TVで新春お好み囲碁対局「若手棋士 打ち初め九路盤対決!」が放映された。
 9路盤とはいえプロ同士の対局になると奥が深く山田規三生9段の解説や梅沢由香里女流棋聖の司会と相まって昼寝しないで楽しむことができた。
 とくに最後の井山裕太8段VS村川大介5段の碁は圧巻だった。
 たっぷり楽しめて9路盤の奥の深さを感じたものの解説者は奥の深さを強調しすぎじゃないかなぁ。
 9路盤でランダムに盤面を碁石で埋め尽くされるまで打ったとすればその変化数は81の階乗で10の120乗の桁数になる。(FACT(81)=5.7971E+120)
 天文学的数字には違いないが19路盤の361の階乗の値に比べたら屁のツッパリにもならない。
 しかも、この変化は碁の初心者でも打たないような手まで含めている。
 あり得る変化だと大幅に減るのではなかろうか。
 現に解説者は4手目で敗着になることもあるから最初の数手が難しいと解説している。
 最初の数手で形勢がきまってしまうということと奥が深いということは矛盾しているのではなかろうか。
 最初の6手で勝負が決まるとすればデタラメに打ったとしても約2千億通りだ。
81×80×79×78×77×76=233,668,955,520
 1手目や2手目では1線2線に打つことはないから着手はもっと限定され約30億通りぐらいになるのではなかろうか。
6×14×79×78×77×76=3,029,042,016
 これなら優勝賞金1千万円くらいの棋戦があれば10年くらいで極められるんじゃないかなぁ。
 もっとも我々は勝負が決まってから二転三転する。必勝法が解明されている五目並べだって黒を持ってコロコロ負けたりする。
 ゲームとしては立派に成立するとは思う。

2008年12月29日

敵は左上隅にあらず

18┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
1510┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
16┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼
1714┼┼┼┼┼┼┼┼┼
13┼B┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
1119┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
122021┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼A┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 NHK杯囲碁トーナメント河野臨9段VS結城聡9段戦。
 事件は59手目コスミから始まった。
 ツケコシは黒のウスミをとがめて当然の一撃に見える。
 分断された左辺の黒に活きはない。
 黒が活きるためには左上の白との攻合いしかないように思われた。
 解説の横田9段も黒と白との攻合いの変化図をいろいろと並べて解説された。
 ところが結城9段が打った21ソイで黒Aと黒Bが見合いでどちらかの白がトラレではないか。
 結城9段はコスミのときからこの手を見ていたという。
 当然に見えたツケコシが敗着だったのだw(゜o゜)w

2008年12月19日

第21期女流名人戦リーグ戦ゆかりん圧勝

第21期女流名人戦リーグ戦梅沢VS小林 第21期女流名人戦リーグ戦でゆかりんはウックンハニーの黒石をパクパク食べて圧勝した。\(^o^)/
 これでゆかりん3勝2敗。
 残るは年が明けて鈴木歩4段との対局だけになった。
 これに勝てば挑戦者になるのも夢でない。p(^-^)q

2008年12月09日

にぎやかなのが良いのか?

From あき
====================================================
今 A・B 2個所の碁席に顔出ししています、
 Bの碁席は 対局室はほとんど冗談もなく 悪く言えばシイ〜ンとしています、終局時に手どころの コメントもなく、
 なんか嫌になりました。
 以前は にぎやかな又 はったり屋のひとがいまして みんなを 笑わせながら明るい雰囲気でした。
 「お前が 盛り上げれば良いではないか」その通りですが
 知識がまた笑いのオチが備わっていませんから、、、。

 一方Aの碁席は どうかと考えましたら こちらは 入場した瞬間から 時候の挨拶やら 昨日の勝敗やら 早く来たの遅かったの 今日は3連勝だとか、アチコチから声がかかります、
 対局相手の順番まで決められてしまいます。
 勝着 敗着のコメントも一応教えてくれます。

 嫌になったので この場を借りてストレス発散させていただきました。
 当 大広間見ましても 私が一番グダグダ言ってるようです、
 ま・色んな気分の日がありますね、これが人生なのか。

ウックン王座奪取

第56期王座戦第4局 朝起きてe-碁サロンを開くと王座戦、張名人がタイトル奪回の文字が眼に焼き付く。
 さっそく棋譜を並べてみる。
 凄い碁だった。魅せる碁だった。
 白12(B12)オキが激動の余震だ。
 黒19(D4)ツケで戦いは拡大する。
 黒37(H8)ノゾキに白38(G10)ノビキリの反発にクリビツテンギョウ。
 白50(A8)トビに大感激。上下のどちらかに乞食ワタリできる。この保険がついているから大いばりで白24(D7)と動き出せたんだ。この保険があるのに白48(G4)アテコミとこちらにも保険をかける。この用心深さが大切なんだなぁ。
 黒61(E17)ノゾキがシノギの手筋か。
 黒69(B11)コスミツケに白70(C12)棒ツギがすごい。白48(G4)アテコミの保険を役立てている。
 黒71(B15)キリコミに白72(E14)ツケコシ!手筋の応酬だ。白88(G17)キリまで黒は隅に活き、白は上辺に連絡する。見事に分かれるものだ。
 黒89(H11)ツケコシからつばぜりあいが始まる。
 黒111(M10)ナラビ。なるほどぉ〜〜〜〜。
 白112(L13)ノゾキはどうだったんだろう?黒113(M8)トビと中央に先鞭され白が被告にされたように見える。黒149(J13)ノビとなると白112(L13)がアクビをしているように見えるのは気のせいだろうか。
 白154(O15)トビに黒155(L15)チキリトビも凄い。右辺を受けないんだ!!!
 白164(P18)コスミに黒165(L17)トビオリと踏み込む。
 黒191(K14)ツギに上辺の白を手入れせず白192(S14)ハネ!黒193(H18)デを打たれて白は活きてるのかい?黒195(M15)オサエとすぐに取りにいかないのはここに欠陥があると取れないのかな。白196(C13)アテや白198(M18)ケイマを抜け目なくキカシてから白200(D19)サガリと活きる。ふぅ〜、心臓に悪い。
 この後は淡々と?ヨセが続き271手で終局し白2目半勝ちとなった。
 ウックンは王座を奪取し名人・王座・天元・碁聖の4冠になった。

2008年12月08日

第56期王座戦第4局

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12┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 王座戦第4局が静岡県伊豆の国市の三養荘で始まった。
 張栩名人、白番でもとミニ道策に構えた。
 山下王座、すぐにカカリと左辺に入り11と高く構える。
 張栩名人、即座に12オキ。初めて見る形だ。着手が早かったところをみると研究済みの手なのかもしれない。どうなるのだろう。
 山下王座なかなか打たない。持ち時間3時間しかない早碁で新手を打たれると大変だなぁ。

2008年12月04日

第34期天元戦第3局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼19┼┼18┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼20┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼14・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼17┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼15┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
10┼┼┼┼・┼┼┼16┼┼┤
13┼┼┼┼┼12┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼11┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 朝の5千歩から戻ってきたら天元戦第3局が始まっていた。
 黒番の河野天元もミニ道策を使うのでミニ道策の布石から始まると思っていたら今回は現れなかった。
 その代わり左下隅に流行の形が出現した。
 この変化も定石として認知され定石本に掲載されるようになる希ガス。
 181間高ガカリまで淡々とした布石。
 192間高バサミで張栩名人の手が止まる。
 すわ村正の妖刀の乱闘の始まりかと思いきや201間トビ。
 今回は地味な碁になりそうだ。

2008年12月01日

第56期王座戦第3局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1318┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼111017┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼1412┼BA┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1615┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第56期王座戦第3局が始まった。
 先番のウックン人またもやとミニ道策の構え。
 の裏ガカリにといっぱいにハサミ大ゲイマにと打つ。
 がない形ではと打つ定石があるがハサミがあるのにと打つのは初めて見た。
 この手で黒Aツケは白にサバカレそうなので嫌ったのだろうか。
 白は10カタツキから14ノビキリと中央志向。
 17ハネコミに当然Bテかと思いきや18サガリ。
 ここから波乱が巻き起こるのではなかろうか。

2008年11月30日

魅惑のチキリトビ

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼21┼┼20┼┼40383628┼┼┼26┼┼┤
├┼13101912373435┼┼14┼┼27┼┤
├┼┼171116253923┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼303233┼┼┼24┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼1829┼┼┼┼┼┼15┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼7631┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼807879┼┼┼┼┼77┼┼┼┼43┼┤
├┼75┼┼┼┼74┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼81┼・┼┼┼┼┼・42┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼44┼┤
├┼┼22┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
585256┼┼┼7072┼┼┼┼┼┼┼┼┤
6053515564666968・┼┼┼┼┼・┼┼┤
544845465061716741┼┼┼┼┼┤
575949476263┼┼73┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴65┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第10回農心辛ラーメン杯、日本からは山下敬吾・河野臨・山田規三生・羽根直樹・高尾紳路の5棋士が参加。
 しかし山下敬吾・河野臨・山田規三生・羽根直樹の4棋士は初戦敗退。がく〜(落胆した顔)
 残るは納豆ダーリンのみ。ふらふら
 納豆ダーリン珍しく地に辛い進行。辛ラーメンだからかなぁ。わーい(嬉しい顔)
 姜東潤8段は74と上辺の黒を睨みながら白は模様を広げてきた。
 ここで納豆ダーリン75ボウシと白模様に挑む。
 上辺の黒とカラミにならないのかなぁ。
 76ツケには77コスミと鎌首をもたげ中央の黒も踏ん張る。
 7880のツケヒキに81チキリトビ。
 (E)サバキだなぁ。わーい(嬉しい顔)
 白模様の中で大あぐらをかいて治まり中押勝。\(^o^)/
 余勢を駆って突っ走ってチョンマゲp(^-^)q

2008年11月28日

石井茜初段金星

第53期関西棋院第1位決定戦 第53期関西棋院第一位決定戦本戦で石井茜初段は横田茂昭9段を下す金星を揚げた。
 300手を過ぎてから勝負を賭けた半劫争いが続き黒323半劫ツギで半目勝ちとなった。
 石井茜初段の金星は若手女流棋士の大きな励みになるに違いない。

2008年11月26日

なんで投了?

第52回韓国国手戦第2局 韓国の碁(Baduk)は頭脳の格闘技だ。
 第52回韓国国手戦第2局李世石9段VS睦鎮碩9段戦、白番の李世石9段は右辺の浮石?をホットケーキにしてめろんさん愛用の52カドを打ち54ハネをキカシてから左辺の黒に56カケを打つ。
 なーるほど、ここを厚くして右辺の白の応援にするんだと勝手に納得していたら、、、60ノゾキから62オシアゲ。
 ヒェ〜〜〜ッexclamation×263ツキヌキを打たれていいんかいexclamation&question
 64オサエと根拠を奪っても65トビと打たれると我輩の素人目には被告は白に見える。
 この後あっちへ打ったりこっちへ打ったりの場外乱闘が続き睦鎮碩9段は黒135(S17)ツケで右上隅の白の大石を取ってしまった。
 白の李世石9段は白136から攻め合いを狙うが隅の白の手数は短い。黒157(L11)ツギで黒の楽勝と見ていたら白158(K9)マゲツケで黒の睦鎮碩9段は投了してしまった。
 なんでぇ〜exclamation&question

2008年11月21日

碁とバドゥク(Baduk)

 韓国では囲碁のことをバドゥク(Baduk)というようだ。
 ルールは日本ルールか中国ルールかわからないが碁であることには変わりない。
 しかし韓国の碁と日本の碁は異質な感じを受ける。
 ルールは同じでも野球とベースボール、卓球とピンポンではなんとなくイメージが違う。そんなものかもしれない。
 日本の囲碁は琴棋書画の棋とか幽玄のイメージで勝負の中に美を求める感じを受ける。
 また碁盤と碁石を使った会話⇒手談という雰囲気も受ける。
 それに対してバドゥク(Baduk)は力業で相手をねじ伏せる頭脳の格闘技という感じを受ける。
 韓国だけではない。世界の碁は囲碁というよりバドゥクなのかもしれない。
 これは持ち時間が3時間以内の短い勝負のためだろうか。
 日本の碁も最近はバドゥクチックな碁が増えてきた希ガス。
 10月26日に放映されたNHK杯囲碁トーナメントの河野臨天元VS趙善津9段戦は碁というよりバドゥクという感じを受けた。
 これも1手30秒考慮時間10回の超早碁のゆえんだろう。
 しかしNHK杯囲碁トーナメントでも大竹9段、武宮9段、苑田9段などなど幽玄の雰囲気を湛える碁を打つ棋士が少なくない。
 日本の棋士は徒弟制度で勝負の中に美を求める環境の中で育ったためなのだろうか。
 しかし、これからは内弟子制とはいえ形ばかりになり世界で揉まれて勝負の中に美を求めるといった綺麗事が通用しなくなり囲碁からバドゥクに変貌して行くような気がするのは吾輩だけだろうか。

2008年11月19日

豪快撲殺劇

 国際新鋭対抗戦第2局でイヤマンは大撲殺劇を演じた。
 13ハネコミが大撲殺劇のプロローグ。
 14下キリから16オシと反撃され26コスミまでの結果は黒さっぱりのような希ガス。
 27トビから29ボウシはいかにも景気よさそうだが34コスミと小さくない地を持って左辺に根を下ろされたのではアマイのでは?
 35ウチコミは便所の火事かい。50ナラビで丸取られでないかい。オワじゃぁ〜。
 と思ったのが素人の浅はかさ。
 これを捨て石にして71ケイマと超大模様出現。
 72トビと動き出した白を追い回して皆取りにしてしまった。
 白鯨モービーディックを追うエイハブ船長の執念が実ったような1局であった。

2008年11月14日

第56期王座戦第2局ウックン中押勝

 昨日は王座戦第2局があるのをすっかり忘れていて生中継を見損なってしまった。
 朝起きてから日経囲碁サイトを開いてみると★王座戦第2局、張名人が連勝という文字が目に飛び込む。
 さっそく棋譜をダウンロードして並べてみた。
 布石早々1間高ガカリを見てクリビツテンギョウ。
 吾輩は辺にヒラキがあるときは1間高ガカリや小桂馬ガカリは悪手と習ってきた。碁の常識は時代の進歩と共に変わって行く。いまは悪手でなくなったのだろうか?
 10のハサミに11とハサミ返す。そうかの石を動き出さなければいいんだな。
 しかし、その後の石の流れは白の方が楽しそうに見えるのは素人のひが目か。
 21カタツキから下辺で行動を起こしたが一方的に白に攻められているような希ガス。46ハネと右下隅を蹂躙されていいのかなぁ?
 74コスミツケは凄い。78キリで黒は打っただけトラレてしまったじゃん。
 黒は中央の白を猛攻して挽回をはかろうとしているようだが攻め切れそうな石には見えない。
 挙げ句の果てに白140ノビと死んだふりをしていた白を引っ張り出されて下辺の黒を食べながら活きられて146手で黒は投了した。
 やっぱり1間高ガカリが悪かったんじゃないかなぁ:-p
 ウックンの強さばかりが目を引く1局だった。
 これでウックンは王座奪取に王手。
 過密スケジュールなのに凄いなぁ。

2008年11月10日

第34期天元戦始まる

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼14┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼12┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼1113┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼1716┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼211920┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼1822┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼23┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼1025┼┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼26┼┼1524┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第34期天元戦第1局が三重県津市の湯元榊原館で始まった。
 挑戦者ウックンは名人戦最終局から中3日での対局だ。さらに13日には王座戦の対極も控えている。天元戦が持ち時間4時間、王座戦が持ち時間3時間の早碁とはいえ過密スケジュールだ。
 勝ち続けた報いだからうれしい悲鳴だろう。
 立ち上がり先番の河野天元はと右下隅をミニ道策に構える。
 ウックンも名人戦でミニ道策の構えを使っていた。最近はこのミニ道策が流行なのかしらん。
 河野天元15と下辺に打ち込み24コスミツケに25カタツキと居直ったところから碁が険しくなってきた。
 ウックンの26ハイに天元の手が止まる。
 買い物に出かけたいのに出かけられないではないか。
 うーーーん打たないなぁ。仕方ない出かけるか。帰ってきてからのお楽しみだ。

2008年11月08日

第21期女流名人戦リーグゆかりん戦を観戦

 幽玄の間はユーザー登録してから5日間だけ有料会員と同等のサービスが受けられ生中継の参考図やプロ棋士の対局が閲覧できる。
 名人戦最終局の詳細な参考図を見たくて11月5日に幽玄の間にユーザー登録した。
 11月10日までは有効だから10日の天元戦生中継は参考図を閲覧できる。
 せっかくだから他のプロ棋士の対局を見ると女流名人戦のゆかりんの対局があるではないか。
第31期女流名人戦梅沢VS知念かおり さっそく観戦。
 プロ棋戦は生中継と違って参考図がない。(残念)
 23ボウシ33ボウシ61ボウシなどいかにも豪腕ゆかりんらしい。o(^o^)o
 しかし73ツケコシはどうだったんだろう?76カケツギとなっては黒模様に追い込んでしまったような希ガス。
 79ワリコミ!そっかぁ!!!ゆかりんは狙ってるんだな。
 しかし、なんとなくいなされて4目半足りなかった。
 これでリーグ戦は2勝2敗のタイ。
 残るは小林泉美6段のみ。小林泉美6段は4戦全敗の説不調。死に馬に蹴られないように確実に勝って勝ち越してチョンマゲ。

2008年11月07日

ルネサンスの道遠し

19歳井山八段、あと一歩 急成長見せた 囲碁名人戦 「負けました」。七大タイトル戦史上最年少の挑戦者として張栩名人(28)に挑んだ井山裕太八段(19)が静かに頭を下げ、第33期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)は幕を閉じた。「七番勝負はあこがれの舞台だった」というプロ7年目の伸び盛りは、「ずっと目標にしてきた」という第一人者の張名人を7局目まで追いつめ、新星の台頭を強烈に印象づけた。
第33期名人戦最終局 善戦健闘むなしくイヤマンはウックンの軍門に下り10代名人の夢は潰え去った。
 折しもオバマニュースで報道機関は沸き立っている。名人戦のニュースはオバマニュースの陰に隠れてしまうのだろう。(泣)
 日本碁界のルネサンスへの道は遠い。
 最終局を振り返ると吾輩の素人目にはウックンの強さが際だって感じられた。
 特に黒107ノゾキのカウンターパンチを逆手に取った白116コスミの決断は圧巻だった。
 イヤマンも勝負を捨てず黒179ハネコミから黒181キリと見せ場を作ってくれたがウックンに冷静に応じられて逆転できなかった。
 ニュースの陰に隠れてしまうかもしれないが魅せる碁だった。

2008年11月06日

チグハグに見える黒の流れ

●○1日目にして勝負どころに/武宮陽光の目●○

 白70と出た所で封じ手になりました。布石はゆっくりした両者堂々たる進行でしたが、右上で黒39とツケオサえ、45と切ったところから戦いが始まりました。お互い、眼のない石が入り組んでいてどこが焦点なのか難しい戦いになりました。黒67とツガされた形が悪く、さらに白70と出た手が強手で、どう対応したらいいか難しい。私が黒ならどうしたら良いのかわかりません。映像を見ても、挑戦者は困っているように見受けられましたので、何か誤算があった可能性もあります。明日、どのようなシノギを用意しているのか、場合によってはツブれかねない勝負どころなので朝から目が離せません。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼12┼┼┼┼┼┼┼3841┼┼┼┤
├┼┼3231┼┼504640394357
├┼10┼┼┼┼┼┼┼48474542┼┼5156
1811┼┼33┼┼┼┼53┼┼4436┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼65544952┼┼┼┼┼┤
161415┼┼┼┼646355┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼17┼┼┼┼┼66┼┼┼┼5837┼┤
├┼13・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼5962┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼20303435┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼24┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼192521┼┼60┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼232961┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼2722┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼28┼┼┼┼┼26┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 名人戦最終局は殴り合いの途中で封じ手になった。
 吾輩の素人目には黒の流れがチグハグに感じられてならない。
 15ツケから17ヒキは白に地を与えて厚味で打とうとする堂々たる態度に見えた。2021など両者とも堂々たる進行だ。
 ところが23というババッチイ手から流れが変わったような希ガス。
 24ノゾキに25ツギとキカサレるのではきゅうりがパパではなかろうか。
 38両ガカリに3941ツケオサエは厚味で打とうとする流れに反しているのではなかろうか。
 吾輩の素人目にはここからの黒の足取りはよたよたと重く感じられて成らない。
 しかも59ノゾキに60ノゾキのカウンターパンチを食らい足下がぐらついたような希ガス。
 1日目の最終手70と出られて黒はどう収拾するのだろう。
 封じ手の開封が楽しみだ。
 2日制の碁は打ち掛けの時点で吾輩が不利に感じた方が勝つことが多いからきっと黒が勝つに違いないと期待することにしよう。

2008年11月05日

第33期名人戦最終局始まる

 張栩名人(28)に井山裕太八段(19)が挑戦する第33期囲碁名人戦第7局が5日、甲府市の常磐ホテルで始まった。3勝3敗で迎えた最終局。名人が通算4期目の獲得なるか、挑戦者が史上最年少で名人の座に就くか、名人戦史上に残る大一番となった。

 午前9時、握りで先番を得た挑戦者は右上隅星に第一着を放った。

 対局は2日制で持ち時間は各8時間。6日夜までに決着する。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼12┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼3231┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼10┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
1811┼┼33┼┼┼┼┼┼┼┼┼36┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
161415┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼17┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼13・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼20303435┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼24┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼192521┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼2329┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼2722┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼28┼┼┼┼┼26┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 白番のウックン左辺をと愛用?のミニ道策に構える。
 ルネサンス王子はカカリから13ヒラキと左辺を割る。この構えは2立3析だから黒に不満がないと思うのだがウックンは14と打ち込んで白の縄張りから戦端を開こうとする意図なのだろうか。
 15ツケに16サガリは常形。ブツカってワタるような俗手をプロが打つはずがない。
 23コスミは意外。普通にの1路上のツケでは黒から反撃があるのだろうか。
 24ノゾキはきわどいタイミングで打つもんだなぁ。普通にツギでも十分な気がするんだけどもっと働いて打とうとするんだ。貪欲だなぁ。
 25ツギで反発できなかったんだろうか。白の注文通りで口惜しいなぁ。
 30トビは下辺をケイマで飛び出すのは封鎖されることを警戒したのだろうか。堂々としているなぁ。
 31肩ツキかぁ、美人は追わず(苑田語録)か^^下辺をキメなかったのはなんでだろう。
 34トビに35ボウシとシンを止める。両者とも下辺に見向きもしない。下辺の稼ぎより中央の方が大事なんだ。
 ウックン36右上隅にカカリ。エーーッ!下辺じゃないんだ!!
 ここでお昼休み。午後はどんな展開になるんだろう。
●○戦いは右辺へ/武宮陽光の目●○

 名人が白36と右辺にカカったところで、1日目の午前中が終わりました。中央の白石に対する急な攻めはないとみての判断でしょう。黒は36に対してハサんでいくことになると思いますが、その戦いがどうなるか、また下辺の大どころにどちらが先着するかが焦点になりそうです。

2008年10月31日

ルネッサンス王子タイに持ち込む

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼┼
┼・┼┼┼
┼┼┼┼┼┼┼┤
┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 昼休みが終わり97手目イヤマンハネコミを打つ。
 やっぱり劫にするんだ。劫材を数えての長考なんだなと思っていたら、、、、
 アテにハネ!!!!
 ヒェ〜〜〜ッexclamation×2exclamation×2exclamation×2
 無条件やないか〜い。バー
 ルネッサンスぅ〜バー
 ここでウックン投了。
 ヒェ〜〜〜ッexclamation×2exclamation×2exclamation×2
 ♪└|∵|┐♪└|∵|┘♪┌|∵|┘♪
 イヤマンはルネッサンス王子だったんだ。
 これで対戦成績3-3。
 最終局は11月5日・6日o(^o^)o
 ルネッサンス王子、名人位を奪取して日本碁界のルネッサンスを築いてクレー射撃。p(^-^)q

初日の午後はイヤマン次長

**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
19┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐19
18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼164644┤18
17├┼┼┼┼326635┼┼3314433045┤17
16├┼67┼┼65┼┼・┼┼┼3431┼┤16
15├┼┼┼┼┼┼┼┼┼614947┼┼┼┼┤15
14├┼┼┼┼┼┼┼┼6057┼┼┼┼15┼┼┤14
13├┼┼┼┼┼┼┼┼56524842┼┼┼┤13
12├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼50393836┼┼┤12
11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼513740┼┤11
10├┼┼・┼┼┼┼┼5553┼┼┼411363┤10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼58┼┼┼┼┼┼┼┤09
08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼59┼┼┼┼2562┤08
07├┼1110┼┼┼┼┼┼┼┼┼2124┼┤07
06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼54202864┤06
05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1812┼┤05
04├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼2919261722┤04
03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2723┤03
02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02
01└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘01
**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
 戦いらしい戦いがないまま午前中が終えたが午後再開の36(Q12)から急に雲行きが険しくなった。
 37カケから39ハネは当然の反発。黒R12とツケて道策を食らうようなことはあり得ナッシンぐぅ。
 この反撃がキビシイから36はプロの感覚では意表なんだろう。
 ウックン40コスミツケと開き直る。
 鬼の栖の鬼さんやっと顔を出したな。黒48ノビ白41ハネダシで壮絶な戦いが始まると思いきや背水の陣のイヤマン41タチと次長課長。
 54トビに対しても黒57カケと襲いかからず55トビと隠忍次長さん。辛抱がいいなぁ。
 57ノゾキに58ノゾキ。ノゾキにはノゾキ返せって格言があったなぁ。これで黒からのデギリを防いでいるんだ。
 59ツケか!!手筋の連発やなぁ。しかし、これではL13からのデギリは空振りになるんとちやうか?白にL4と下辺に先鞭されないだろうか。
 アリャー!!62コスミから64カケツギかい!!堅いなぁ。ウックン形勢よし子さんと見て店仕舞い始めてるんだろうか。
 鬼さーん、早う顔出してチョンマゲ。
 イヤマン右辺から伸びる白の一団を睨んで65カタツキから67ツケと戦いを挑む。
 ここで1日目は終了。
 封じ手はどこだろう。

2008年10月30日

鬼の栖の鬼は朝寝坊

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼16┼┼┤
├┼┼┼┼32┼┼35┼┼3314┼┼30┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼3431┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼15┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・13┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼25┼┼┤
├┼1110┼┼┼┼┼┼┼┼┼2124┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2028┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1812┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼2919261722
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2723
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第33期名人戦第6局はウックン名人防衛リーチの状態で静岡県伊豆市の鬼の栖で始まった。
 鬼の栖とは両者にピッタシカンカンな希ガス。どんな鬼が現れるだろうか。
 さっそく左下隅小目1間高バサミから9ハサミという見慣れない手が現れた。
 ここから戦いの火ぶたが切られるかと思ったらウックンはあっさりと10とトビ11ツケとワタラせて12カカリと足早に右下隅に先鞭する。まだ鬼が現れない。
 イヤマンものんびりと13星下に開きウックンは14と右上隅にカカる。
 いったんは161間トビと受けたものの16スベリに三々コスミ受けとニッピラの交換をせず右下隅17コスミツケと転戦する。
 最近はスベリに受けない碁が多いなぁ。受けるのはキカサレなのかしらん?
 右下隅19コスミにニッピラではなく20ケイマ。コスミだからけいまなのだろうか。コスミでなく1間トビならニッピラかしらん?
 21に対し22ハネをキカシてから24ツケ。ここから戦いが始まらないかなぁ。
 イヤマン23ヒキと次長課長。なかなか鬼が顔を出さない。
 ウックン24アテをキメて26ブツカリ。ふーん、N16ハサミツケではないんだ。そうかハサミツケだと後手になるけどブツカリなら27トビが必要になり28コスミと左上隅30小ゲイマを打つことができるんだ。φ(..;)
 イヤマン33ツメから35ニッピラと上辺を割る。ここでお昼休み。地味な碁だなぁ。鬼さん寝坊してんのかいな。
 お昼休みが終わったら顔を出してサプライズな碁を見せてチョンマゲ。

2008年10月28日

第56期王座戦第1局

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼┼┼┼┼AC┼┤
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├┼┼┼┼D┼┼┼┼┼┤
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└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 両雄が一歩も退かず殴り合った魅せる碁だった。
 序盤で白の山下敬吾王座は黒の張栩名人の縄張りで袋だたきにされ昼休みの時点では吾輩の素人目には投了寸前に思えた。
 ところが山下マジックが炸裂し黒の縄張りを荒らした上に黒を攻める態勢までもちこんでしまった。
 しかし袋だたきにされた傷が癒えていなかったのだろう両雄組んずほぐれつの格闘の結果173手目劫トリの時点で黒が優勢らしい。
 の劫立てに解説者の林漢傑6段は黒Bツギと劫を解消し黒Cアテコミと黒2子を取ったら隅は黒に有利な1手ヨセ劫だから手抜きして黒Dヒラキで黒勝勢と解説していた。
 ところが張栩名人は一歩も退かず長考して黒Aオサエと劫立てを受け劫を続行した。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 白は劫を取り返し177手目ノゾキの劫立てを利かずヌキと劫を解消した。
 しかしツキヌキで中央の白と劫に勝った白の攻めが見合いになっている。
 中央の白を取られても負けなのでケイマと助けたがケイマで劫に勝った白が取られてしまった。
 この後ツケコシから攻合いを狙ったが黒191ブツカリで攻合いにならず山下王座は投了した。
 めくるめく碁だった。

2008年10月27日

ウックンは好調先生?

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼1547┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼164613┼┼┼┼44┼┼4223┼┼┤
├┼┼3839172545┼┼18┼┤
40┼┼┼┼┼┼┼┼┼24┼┼┼┼┼┼┤
31143234┼┼35┼┼┼┼43┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼36┼┼┼┼┼┤
├┼2729333741┼┼┼┼21┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼2830┼┼┼┼・┼┼┼┼12┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1920┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼22┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼10┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼11┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼26┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第56期王座戦5番勝負山下敬吾王座VS張栩名人の第1局は先番張栩名人が最近愛用しているミニ道策の構えからスタートした。
 白番山下王座は15スベリに16コスミと受け17ケイマの構えを許すなど黒の注文を受けて立つ横綱相撲か。
 王座戦は世界標準の持ち時間3時間だから進行が早いが31スベリに王座の手が止まった。このスベリにはプロでも悩むのか。吾輩が悩むのはアッタリ前田のクラッカーなんだなぁ。
 大長考の末に打たれた32は平凡な1間トビ。隅をオサエて早活きを図っても封鎖されてはいけないのだろう。33トビにまた手が止まる。カラミ攻めがミエミエなだけに苦慮しているのだろう。
 少考して打たれた手は341間トビ。やはり他に手はないのか。予想通りの35ケイマカケで完全にカラミ体勢。白はどうシノグのだろう。
 38ツケに39ブツカリ。黒の打つ手は誰でも打ちそうな手ばかりだ。必然とも見える手を打たれるたびに手が止まるのは局面打開に苦しんでいるのだろう。
 苦吟の末に打たれた手は40ツケ、なるほど38ツケが働いて黒はハネ出すことができない。
 黒は悠然と41トビ。
 左上隅はとりあえず一段落なのだろうか?42オサエと右上隅に転戦。
 44ツケコシに簡単にはサバカセないぞと45ブツカリ。黒に茨の道が続く。
 46フクラミと47オサエの交換をする。右側の白を活きるためのオマジナイらしい。
 ここでお昼休み。
 昼飯は喉を通るだろうか。
 午後からどんな展開になるのだろう。
 この碁を山下王座が勝てたら山下王座に負ける碁がない希ガス。

驚愕の山下マジック

強手コスミツケ

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼・┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼┼┤
┼┼┼┼┼┼┤
┼┼A┼┼┤
├┼┼┼┼・┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼B┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
劫トリ 劫ツギ
 NHK杯は河野臨天元VS趙善津9段。いつものように22手目くらいから上の瞼と下の瞼がお友達モード。ふと目が覚めると下辺デギリから乱闘が勃発している。解説の山田規三生9段も首をひねる激闘に目がすっかり醒めてしまった。
 87手目河野臨天元が放ったコスミツケが山田規三生9段が驚いた強手。
 取り番は白の劫だがと劫を取り返されると白に劫立てがない。
 ツギと謝ったらツギで中の白に活きがない。
 外の黒との攻合いにもちこんだが白に不利な1手ヨセ劫。
 209手で趙善津9段の投了となった。
 吾輩の素朴な疑問。
 ノゾキの劫立てに白Aヌキと劫を解決し、黒6キリ白Bツギのフリカワリでは全然だめなのだろうか?

2008年10月26日

白鯨惨殺

2008年10月24日

なるほどザぐにゃ

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼12
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
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┼┼┼┼┤
┼┼┼┼┼┤
┼┼11┼┤
┼┼┼10┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 第5回倡棋杯决戦第1局劉星7段VS邱峻8段戦、黒の劉星7段は下辺の白の大石に襲いかかる。
 76手目邱峻8段のノビにとグニャマガリで受ける。
 ???????
 ハサミツケにデと遮りアテにノビ。
 ここで邱峻8段はカケツギ。
 なーーるほどぉ!!!
 白Aハイはが働いてバッサリ黒Bと切ることができるんだ!!!
 吾輩だと次の1手の問題として出されてもなかなか思いつかないが強い人なら当然の応手なんだろうな。えらい勉強になった。
 この後11ツギに12コスミでこの白一団に活きがなくなってしまった。
 邱峻8段は猛然と左側の黒に襲いかかって劫に持ち込み中央の黒を食べて活きることができたが劉星7段に左上隅の白壁を大きく呑み込まれ投了を余儀なくされた。

2008年10月23日

意表のツケ

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼
├┼┼┼┼┼┼┼◆◆◆
├┼┼┼┼┼◆◆┼┼◆◆
├┼┼┼┼┼┼┼10┼┼┼◆┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼◆┼┤
├┼・┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼
┼┼┼┼┼┼
┼┼┼┼┼┼┼┼┼
┼┼┼┼┼┼┼┼
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┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 韓国GS加徳士杯リーグ戦の劉昌赫9段VS李世石9段戦。127手目劉昌赫9段とアテる。
 当然白3ツギだと思いきやなんとexclamation×2
 李世石9段はのツケexclamation×2
 ヌキにとぶった切り◆11子を食べてしまった。
 ツケを思い浮かべたときの李世石9段の脳の中はどうなっていたんだろう。

2008年10月21日

朴文尭5段のクソ力

古力vs朴文尭 第21回中国囲棋名人戦决戦第1局朴文尭5段(黒)vs古力9段(白)はまるでアマのゴリゴリ碁だ。
 白32(H13)と構えた白模様に黒33(K17)と深々と打ち込む。
 白48(L17)アテに黒49(K16)と陣笠にツグ。
 白80(P11)キリで上辺の黒は全滅かと思いきや黒93(N7)カケで攻合いにするぞと脅しをかけ黒101(H15)ワリコミから劫にもちこむ。
 白106(R11)デを相手にせず黒107(P7)と出返して白108(S2)ハネと右上隅の黒を取らせる。
 中央の白4子とのフリカワリかと思ったら黒109(H15)と劫を取り返し白114(S8)までと黒石を捨て黒115(G13)と劫を抜く。
 右上隅から右辺にかけて巨大白地ができたじゃん。吾輩の素人目には白楽勝に見える。
 黒117(J8)から中央の白に襲いかかるが白146(J16)と切られて苦しそう。
 切られたところをホットケーキに黒147(H9)キリから黒149(J10)とマクリ白150(H4)と迫られる。ますます黒苦しそう。
 白154(H5)キリを打たしてから黒155(F4)トビと鶴スゴ寸前の黒を動き出す。暴れ回ったあげく中の白との攻合いもちこみ黒199(E9)ヌキと中の白を取ってしまった。w(゜o゜)w
 黒213(E19)小猿から白228(G19)オサエに黒229(G18)とキリ黒235(G17)と白を葬ってしまった。
 朴文尭5段のクソ力おそるべし。

2008年10月20日

石の幻覚

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
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├┼A┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼D┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼◆C┼┼┼┼┼・┼┼┤
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 NHK杯小県真樹vs今村俊也戦89手目に事件は起きた。
 88手目小県9段のノビに今村9段は黒Aブツカリを打ち白Bキリとタネ石◆を取られてしまったのだ。がく〜(落胆した顔)
 今村9段の予定としては黒Cアテ白Dツギ黒Aブツカリだったのだが黒Cアテを打ち忘れてしまったのだ。
 このような粗忽ミスは吾輩の専売特許だから吾輩にロイヤリティを払ってクレー射撃。
 もっとも吾輩の場合は手拍子で打つが今村9段の場合には黒C白Dの石が盤の上に見えていたのではなかろうか。
 だから小県9段に白Bと切られるまでは平然としていた。
 白Bキリを打たれて頭を抱えたのは突如として黒C白Dの石が盤から消えて愕然としたのではなかろうか。
 盤の上に脳裏に描いた石が見えるプロの悲劇かもしれない。

2008年10月16日

迫力満点の乱闘劇

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼19┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼34322736
├┼┼┼┼17┼┼┼7149693533252428
├┼┼┼┼┼┼50486867663026┼┤
├┼┼┼┼37┼┼┼┼┼┼58702931┼┤
├┼18┼┼┼┼64535546564759┼┼22┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼54576162┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼45┼┼6552605163┼┼┼23┼┤
├┼┼38┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼20┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼2141┼┼1513
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼43401112
├┼┼┼┼┼44┼┼┼┼┼3916421014
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 乱闘劇の序曲はから始まった。
 この構えはなんていうんだろう?道策の構えを1路狭くした構えだからミニ道策かしらん。^^
 吾輩の素人目にはイヤマンはウックンの意欲的な構想に振り回されているように感じられ51ケイマとあおられた時点ではこの碁は1日目で終わってしまうのではないかとさえ思った。
 しかも51と急所に迫られ53と体当たりされて白は投了間近だと感じこれが乱闘の発端になるとは夢にも思わなかった。
 56ブツカリ!!!凄い!!!感激した。
 ここから1手うつごとに打った方がよく見える。
 58ハネで黒は困ったかなぁ?
 63ヒキでありゃりゃヤッパし白ツブレか?
 64ハネと黒のダメをツメてから66ソイで草加煎餅タネ石を助けられるんだ!
 71ノビで1日目が終了。
 白がオサエたらどうなるんだろう。封じ手が楽しみだ。

2008年10月15日

ウックンの注文

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼17┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤
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├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1513
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼1112
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼161014
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 2-2のタイスコアでの名人戦第5局が始まった。
 第3局目、4局目ともに注文を付けた立ち会いをするウックン、またもやと道策のシマリから1間高バサミと注文を付けて立ち上がる。
 いやまん普通に応じてウックンは左上隅17カカリに回り上辺がミニ中国流の形に戻った。
 しかしで初めからミニ中国流を目指すと右辺は白が先鞭する形になる。
 この局面は上辺をミニ中国流に構えた上に右辺も黒が打っているから黒が働いているように感じられるのは吾輩の気のせいだろうか。
 ウックンの注文に乗ったのを後悔したのかいやまんの手が止まってしまった。
 ガンバレいやまんp(^-^)q

2008年10月13日

苑田9段大変調

**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
19┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬66┬┐19
18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼6564626367┤18
17├┼┼┼┼2826┼┼2744┼┼┤17
16├┼┼・1625121068┼┤16
15├┼15┼┼┼┼┼┼45┼┼5869┼┼┼┼┤15
14├┼4624┼┼┼┼┼┼13592930615311┼┤14
13├┼┼┼┼┼2321195554143637┼┤13
12├┼┼┼┼┼┼┼312018333556┼┼57┼┤12
11├┼17┼┼┼┼2232┼┼┼┼┼┼38┼┼┤11
10├┼┼・┼┼┼┼┼・3439┼┼┼・┼┼┤10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼4041┼┼┼43┼┼┤09
08├┼47┼┼┼┼┼┼┼42┼┼┼┼┼┼┼┤08
07├┼┼┼48┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤07
06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06
05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤05
04├┼┼・┼50┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤04
03├┼525149┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤03
02├┼┼60┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02
01└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘01
**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
 今日の苑田9段はなんかおかしい。
 左上隅小目左下隅コゲイマガカリ右上隅コゲイマガカリと石が3線に行く。
 他の棋士が打ったらごくごく普通の手だが苑田9段や武宮9段が打ったら違和感があるなぁ。
 左上隅46オサエと急場をホットケーキにして実利に走るのも吾輩の知っている苑田9段らしくない。
 どうしたんだろうと思って見ているとまたまた左下隅60ハネと実利を稼ぐ。苑田9段はいつから宗旨替えしたんだろう。
 急場より大場の報いで急所の61(P14)ブツカリから猛攻を受けることになった。きっと素晴らしいシノギ筋を見ての手抜きなんだろうと期待を込めて眺めていたら魔が差したような68(Q16)アテ。69キリを打たれて右上隅の白が全滅することになってしまった。
 68アテに黒R17ツギとお付き合いしたとしても68がシノギに役立っているようには思えない。
 今日の苑田9段はどうしたんだろう。大ファンの苑田9段がはやばやとNHK杯トーナメントから消えてしまうのは寂しい限りだ。

2008年10月10日

いやまんの焦り?

meijin33-4.png 名人戦第4局は164手でウックンが中押し勝ちし対戦成績が2-2となった。
 この碁は吾輩の素人目にはいやまんがウックンに翻弄されているように見えた。
 あくまでも素人考えだが足早に展開するウックンに後れを取るまいといやまんの心に焦りがあったのではなかろうか。
 前局でもそうだったがこの碁は特に大場を急ぎすぎているように吾輩の素人目には感じられた。
 それとも足早なのはいやまんの棋風なのだろうか。
 次世代を担ういやまんの奮起を期待したい。

2008年10月09日

急場より大場の名人戦

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼59┼┼35┼┼┼┼73┼┼┼┤
├┼┼・60617579785872┼・┼┤
├┼┼┼┼7476778182┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼6238┼┼┼┼┼8083┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼6971┼┼┼┼┼┼55┼┤
├┼┼┼┼┼┼666568┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼29・┼┼67636470┼┼┼┼┼・┼┼┤
2827┼┼433342┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
203736414034┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼18193930┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼11┼┼┼┼44┼┼┼┼┼┼┼32┼┤
├┼161526┼┼┼57┼┼┼┼┼4546┼┤
├┼14┼┼2422・┼┼┼3149┼┼┤
├┼121310252321┼┼┼┼┼47┼┤
├┼┼17┼┼┼┼┼┼┼┼┼56514850
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴535254┴┴┘
 名人戦第4局の1日目が終了した。
 1日目の進行は吾輩の碁に対する考え方を根底から覆すものだった。
 この碁の棋譜を囲碁部の後輩が私が打った碁ですと言って見せられたらコテンパンに批判して大恥をかくこと間違いない。
 黒21、黒35、黒55など急場より大場という感じがしてならない。
 特にペア碁でパートナーが黒55と打って白56キリを打たれたら碁盤をひっくり返したくなる気分に襲われるだろう。
 これらの手をトップレベルの棋士が熟慮の上で打つのだから大悪手のはずがない。
 脳内に無数の想定図を描き比較検討の上にこれらの手を打ったに違いない。
 しかし碁を打つのにこのような手を含めて検討するのはしんどいなぁ。ますます碁を打つのが面倒になってしまった。
 第1日目の局面は吾輩の素人目には白が有利に見える。2日制の碁は1日目に吾輩が有利だと感じた方が必ず負けているからこの碁は黒が勝つに違いない(藁)。
 封じ手はどんな手だろう。

2008年10月08日

名人に定石なし

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20┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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 名人戦第4局が始まった。
 この二人の碁は何が起こるかわからないから面白い。
 さっそく左下隅の16ツケにクリビツテンギョウ。
 この手は17サガリを打たれて悪いとされている。
 わざわざ悪いとされている手を打つのは何か新手を用意されているのだろうか。
 井山8段は20ハネにノビないで21ハサミ。
 うーんノビないのかぁ、、、、
 名人に定石なしとはよく言ったものだなぁ、、
 ノビなかったからハネアゲを打つかと思ったら22肩ツキと動き出してここから戦いが始まった。
 この碁も外野席を喜ばせる碁になりそうだ。

2008年09月29日

技ありで巨星墜つ

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11┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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 昨日のNHK杯そろそろ上のまぶたと下のまぶたがお友達になりかかったとき事件が起きた。
 53手目オシに趙治勲25世本因坊は不用意にとハネた。この手では打ちにくい手だがフクラミを打っていなければいけなかったと柳9段の解説。
 加藤充志8段すさかずキリ!これからのフクラミは証文の出し遅れでタチを打たれて11コスミツケまで技ありを取った。
 我が輩の上のまぶたと下のまぶたは喧嘩別れになりこの碁は巨星が墜ちるところまでしっかりと見ることができた。

2008年09月26日

壁攻めの恐怖

meijin33-3.png 名人戦第3局は凄い激闘の碁だった。
 上辺の白壁はダメヅマリの感じがあって不吉な予感がしていたが案の定ウックンは黒97・99のワンツーパンチで強烈な壁攻めを行い黒125と壁を食べてしまった。
 しかし取られっぱなしで泣き寝入りしたのでは若手ホープの名前が泣く。白128ハネ出しから中央の黒を食べて粘る。
 更には黒151ハネコミには白152デと逆を取り獅子奮迅の大活躍だ。
 黒171オキにも受けていては足りないと判断したのか黒172ツケから黒174アテとコウを挑み手負い獅子の暴れかたは凄まじい。
 しかし黒197ツケが絶妙な劫立てで右下隅に劫代わりを取られ敗勢を確定したようだ。
 黒225オキと大きなヨセに回られ刀折れ矢尽きた挑戦者は投了した。
 これでウックンが一矢報いて対戦成績を1-2とした。
 名人戦はますます盛り上がるに違いない。

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