2008年01月25日

入院日記(14) 介護入浴室でシャワー

1月23日(水)
7時半:雪が降っている。
 今日は娘の車でワイフが来るはずだが娘の車はノーマルタイやでチェーンも持っていない。
 雪が積もったら来ないようにと家にTELした。
9時半:看護師が検温に来た。
 様子を訊かれたので左腕の痺れのことを話した。
 看護師は療養病棟なので入院目的の足の骨折以外の治療ができないので家族に湿布などを持ってきて貰うか治療を受けていた医療機関に行くようにと気の毒そうな顔で言う。
 しかし治療中に使った車椅子や松葉杖による筋肉疲労も原因しているのでないかと言ったら看護師は主治医と相談すると言ってくれた。
 治療の過程で発症した病気なら治療して貰えるらしい。
 わかりにくい医療制度だ。
12時:食事の時間だが相変わらず食事のワゴンが来ない。
 15分過ぎ頃ワイフと娘がやってきた。
 看護師が食事が来たら持って行くからラウンジでどうぞというので3人でラウンジに行く。
 やがて食事が運ばれてきたが硫化アリルの臭いが鼻を刺すチャーハンだ。
 無理やり口に押し込んでみたが反射的に吐き出してしまった。
 食べるのは無理なので食堂に返しカロリーメイトで飢えをしのいだ。
13時:ワイフから頼んでおいたものを受け取り3人で雑談をしていると理学療法士がリハの迎えに来た。
 ワイフと娘は洗濯物を持って帰宅し、吾輩は理学療法士に付き添われて松葉杖でリハ室に向かった。
14時半:リハから戻ると看護補助者がシャワーの迎えに来た。
 看護補助者に付き添われて車椅子で介護入浴室に向かう。
 介護入浴室の脱衣所から浴室内を覗くとリフト式の椅子に目を引かれた。
 U字型の椅子の背中にリフトの柱があり椅子が上下できるようになってる。
 椅子を浴槽より高い位置まで上げてから椅子が浴槽の上になるまで柱を回し椅子を下ろせば椅子に腰掛けたまま入浴できる仕組みだ。
 これなら足を床に付くことができない障害者でも入浴できる。
 障害者を介護するにはそれなりの設備が必要だということを痛感した。
 脱衣所で包帯を取り車椅子のまま浴室内に入りリフト式の椅子の前に付ける。
 リフト式の椅子に腰掛けると看護補助者が車椅子を脱衣所まで運び出す。
 今回は浴槽に入らないのでリフト式の椅子に腰掛けたままシャワーを浴び頭とからだを洗った。
 手の届かないところは看護補助者が洗ってくれる。
 介護老人になった気分だ。
 シャワーで洗剤を流し終わると看護補助者が傍まで運んできてくれた車椅子に乗り脱衣所に移動する。
 脱衣所でからだを拭いていると看護補助者はドライヤーで髪を乾かしてくれている。
 至れり尽くせりの介護だ。
 包帯を巻かずにトレーナーを着て病室に戻り病室で看護師に包帯を巻いて貰った。
15時半:看護師が主治医から肘痛の処方が出たとインテバンクリームを50g持ってきてくれた。
 さっそく左肘に塗り込んだ。
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