2008年01月24日

入院日記(13) 食事の世話はてんてこ舞い

1月22日(火)
7時45分:食堂に行くともう10人以上も入院者がテーブルについている。
 吾輩のところにも看護師が飛んできて体温、血圧、脈拍の測定をする。
 他の人のところではエプロンをかけてあげたり椅子の位置を調整してあげたりなど看護師や助手はてんてこ舞いの忙しさだ。
8時:食事のワゴンが上がって来ると看護師達の忙しさはピークに達し戦場のようだ。
 膳を置くと納豆パックを開き納豆を食器にあけグルグルかき混ぜてから飯の上にかけてやる。
 これを一人ずつするのだから吾輩のところに配膳されたのは8時半近くになってしまった。
 全24人のうち吾輩を含めて3人は配膳するだけで済む。その3人が最後にさせられてしまうのはなぜだろう。
 配膳だけで済む人のところに先に配るのが段取りというものだろう。
 看護師達は配膳が終わると自力で食事できない人に付ききりで食べさせて上げているから苦情を言うのは気が引ける。
 てんてこ舞いの看護師達に段取りを考えさせるのは酷だからテーブルとワゴンの棚にも番号を振っておいたらよさそうなものだ。
 そうすれば番号に合わせて配膳すればいいのだから看護師達の負担が軽減しよう。
 また配膳するだけですむ人の番号には◎マークを付けておけば先に配膳してしまえばよいので時間の節約になる。
 これはあくまでも一案だ。もっといい方法があるに違いない。配膳方法は工夫があってしかるべきだ。
9時:薬剤師が医師から処方箋が出たとビオスリー散7日分を持ってきた。
14時:迎えに来た理学療法士に伴われ松葉杖でリハ室に向かう。
 いままでより歩く距離が長くなったのでリハ室に着いたときは神経が疲れた。
 いつもの筋トレをしてから理学療法士により超音波治療が行われる。
 それが終わる床に敷いた濡れタオルを右足指でたぐり寄せるエクササイズをする。
 最後の仕上げが理学療法士による足首を曲げるリハだ。
 これが一番つらい。足に力を入れないでくださいと叱られるが痛いので反射的に力が入ってしまう。困ったものだ。
15時半:リハ室から車椅子で病室に戻る。
16時:売店で500円テレカを購入し我が家にTELし
  • マグカップ
    目下、食堂で貸し出しを受けている。
  • ステンレスボトル
    給茶器が消灯時間中は使えず現在の450mlボトルでは間に合わない。
    家にある350mlのボトルを追加してしのぐ。
  • 時計
    腕時計が壊れたので家にある旅行用の時計をテレビ台に置く。
  • 足首に巻く2kgのバンドをドンキで買う
     今度の土日はリハが休みなので自主トレに使う。
を頼んだ。
 明日の昼過ぎ持ってくることになった。
18時:夕飯の時間だがまだワゴンが届かない。
 病状に合わせて食事がバラバラなので手間取るのだろう。
 昼同様15分遅れでワゴンが到着。
 吾輩のところに配膳されたのは半近くになってからだ。
 吾輩の食事は一般患者用でカレーの日に因んでかカレーライス。
 吾輩はカレーが大好物なのだが出てきたカレーは具がごろごろしている吾輩が大嫌いなカレーだ。
 しかも具のメインはナスと人参。食べられる代物ではない。
 ポケットに用意しておいたふりかけを飯の部分にまぶして飯だけを食べた。
 この病院はナスが使われることが多いがナスは安いのだろうか。
この記事へのコメント
入院している患者さんは結構好き嫌い言って
食わず嫌いな人もいるようですが私は戦中時代に生まれためあのころを思って何でも食べるように努力を
しています。島谷さんも気の持ちようでおいしくたべられますよ!

Posted by やぶひろ at 2008年01月24日 14:51

 戦地から帰ってきた人は「腹が空いてほかにものがなければ何でも食べられる」と説教しますがそれは嘘だと断言します。
 何でも食べられたから生き残って帰ってきたので食べられなくて餓死した人はいっぱいいたはずです。
 私もどんなに腹が空いても嫌いなものは食べられませんでした。
 いまと違って代わりに食べるものがありませんから絶食しかありません。
 このため大学を出たときは体重38kgしかありませんでした。
 栄養失調で年中病気をしてしました。
 よく生きていたと思います。

Posted by 島谷 at 2008年01月24日 16:07

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