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├┼┼┼┼┼ 級位者は1サガリに2オサエを打つ人が多い。
白は1サガリを先手で打てたことになった。
2オサエの心理は黒の根拠を守ろうというのではなく地が減るのを防ごうというのだろう。
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├┼┼┼┼┼ また1ノビに黒Aツギでなく黒Bオサエを打つ級位者が多い。
黒Aツギは1目の地にもならないが黒Bオサエは白地が増えるのを防ぎ下側に黒地が出来そうと思うからだ。
級位者にとってAの傷の痛みの実感が薄いようだ。また黒Aツギでできた鉄壁の板壁に魅力を感じないようだ。
一般に級位者はスソの傷には神経過敏だが中央の傷には鈍感の傾向がある。
このため備えなければいけない中央の傷を放置して大きそうなところを打ち後々その傷が化膿して命取りになることが少なくない。
またスソは止めなければ気が済まないのでスソに迫った上手にお付き合いして甘い汁を吸われてしまうことになる。
なぜ級位者はスソに神経過敏で中央の傷に鈍感なのだろう。
吾輩は囲碁を教えるとき「囲碁は地を囲って地の多い方が勝ち」と教えたことに原因があると思うに至った。
囲碁は地の大小を競うゲームとして教えるのでなく石の生存競争と教えるべきだったと反省する。
そう考えると囲碁という名前も悪いなぁ。たんに碁の方がよさそうだ。
地は石が生存するために必要だから地の多い方が石が沢山生存できることになるから囲碁ルールと矛盾しない。
石の生存競争として碁を認識すると中央の傷に痛みを感じるようになるだろう。
普通の人は暴力団の事務所に怖くて近寄らないのと同様に厚味の傍に近づくこともなくなるだろう。
級位者は碁が地を取るゲームという観念から石の生存競争という観念に切り換えると上達がスピードアップするのではなかろうか。
禿同。確かに「囲碁」というネーミングが諸悪の根源かもしれませんね。いいネーミングがないものかしらん?
級位者が教えるか 高段者が教えるかの 違いも大分あるとおもいます。
私は 今でも 中央の傷はなんとかなる
実利が先だ、、、で打っています、
だから 強くなりません。
木谷9段は地にカライ碁ですが厚い碁ですね。
「A」の点に穴をあける = 囲っていない
ということでしょう。
囲碁とは境界線を定めるゲームとおもってます。
私もそのように思って地を囲う効率で説明してきました。
しかし境界線を定めるゲームという観念が地にこだわりスソに神経過敏になるのだと思うようになりました。
Aの穴が開いていると囲っていないという観念だとAの穴が塞がれば境界線が完成したので壁に地を囲いたくなるのだと思います。
地拘泥病を治癒するには荒療治ですが「金は要らない健康なからだが大事」という観念になることが必要だと思うようになったのです。
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├┼┼┼┼┼ 碁は境界線を定めるゲームという観念にこだわると1に黒Aツギではなく黒Bオサエを打ちたくなってしまうと思います。
白Aと出られても黒Cオサエで境界線はできます。
黒Bとオサエれば下側に境界線ができますが白Dトビを打たれると境界線ができません。
したがって境界線ということだけを考えれば黒Bオサエを優先したくなると思います。
境界線は決壊さえしなければ断点があっても構わないのですから断点に鈍感になってくると思います。
右上と左下の色が境界線の概念を変えると思います。上方右方面に黒があるので左上の定石で右から押さえたはずですが、その壁に断点を残すというのは理解に苦しみます。
この碁で上から下まで黒が押し切っちゃえば、「オワ」のはずですが^^;
しかしigoさんの仰ることが初級者には理解しにくいと思うのです。
私は初級者といえどもわざと悪い手を打っているのではなく悪い手とは思わずに打っていると思います。
なぜ悪い手を打つのだろう。
それは碁は地を囲うゲームという観念だと思うのです。
一方は穴ぼこを出られてもオサエれば止まり他方は穴ぼこを出られたら止まらない2つ穴ぼこがあったら後者の穴ぼこを塞いでしまうのが地の亡者の通弊です。
傷のない強さに思い至らないのです。
だから地の亡者は境界線を定めるゲームという観念を捨てて石の生存競争という観念に変えた方がigoさんのレベルに追いつくのが早いと思うのです。
そうなんですか。私は逆に黒の方が悪いと思う方なので、強い人はやはり私とは発想が全然違うんだなと感心してしまいました。
> 私は初級者といえどもわざと悪い手を打っているのではなく悪い手とは思わずに打っていると思います。
途中まで良いと思ってた碁では逆転負け、悪いと思ってた碁で逆転勝ちというパターンが多い気がします。
私が良いと思ってた手は決して良い手ではなく。逆に悪かったのかもしれませんね。
ここ4ヶ月ず〜と KGS 8K で打ってます。この辺りが限界かなぁと思い始めていたところだったのです。
今日は帰りに厚い碁の打ち方の本を買って、厚い碁の勉強をしてみようと思います。
大変参考になりました。ありがとうございました。
↑のような観念をもつのがいいと思います。
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