昨夜の世界一受けたい授業で京慈恵会医科大学斎藤博久医師によるアレルギーの講義を聴いて背筋が寒くなった。
日本は世界一のアレルギー大国で1970年以降アレルギー体質の人が激増し2000年代はアレルギーになりやすい体質が80%にものぼるという。
人間の体内には細菌、寄生虫、ウィルスなどを退治する細胞があるが生活環境が改善され外部の細菌やウィルスが減った。
そのため体内でそれらを退治していた細胞が暇になり花粉など無害なものまで反応するようになった。
この過剰反応で細胞から化学物質が生成されアレルギー症状が発症するのだそうだ。
1970年代から道路の舗装、トイレの水洗化、抗生物質の多用など生活環境が大幅に改善され乳児の死亡率が世界一低くなった。
しかし、このため体内の免疫細胞が暇になり過剰反応を起こすようになりアレルギーの人が激増することになったとは皮肉なものだ。
吾輩が子どものころは今より緑が多かったが花粉症に悩まされる人を見たことがなかった。
近年になって花粉症が激増したのは生活環境が衛生的になったためだったのか。
免疫がアレルギーの原因だとすれば病気になりやすい免疫力が弱い人はアレルギーになりにくいのだろうか。エイズ患者はアレルギーにならないのだろうか。
斎藤博久医師は、花粉、しらみ、ゴキブリなどアレルギーの原因になるものを説明されたが具体的な解決方法がわからない。
いまは誰でも突然アレルギーになる可能性があるという。
我々はいつアレルギーに襲われるかの不安を抱きながら生きていかなければならないと思うと憂鬱になった。
生きるというのは罰ゲームだ。
2007年11月11日
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私の母もスギや稲などの花粉や収穫時に飛散する藁の粉などによって鼻炎になっています。
母は子供の頃、稲や杉などに囲まれていたのにアレルギーにはならなかったのですから不思議だ、と言っています。
免疫が過剰反応することが原因だという説を読んで、そうなのか・・と思いました。
私も最近からだが痒くてしかたないのでアレルギーに襲われているのでないかと気がかりです。
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