素手で戦う格闘技は手の届く範囲まで近寄らなければ攻撃することができない。
攻めることは接触することだと脳裏に刻み込まれることになっても不思議ではない。
このため初級者はツケることは攻めることだと思ってしまうようだ。
上手がサバキのためにツケを打つと攻められたと思って慌てるし攻めようと思う石にはツケを打つ。
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┼┼┼┼┼┼┤ 左図は星のツケノビ定石の基本形だが初級者は1ツケを白を攻める手だと思い7まで固まったことを攻めの効果だと思うようだ。
たしかに7まで黒は立派な形になったが6までの白も立派な姿だ。
しかし1ツケは相手を強化するという代償を与えて自分を強化する守りの手だということを初級者になかなか納得して貰えない。
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┼┼┼┼┼┼┤ 攻める石にツケるなと教えると左図1は攻める石にツケているではないかと問われる。
確かに1コスミツケはツケには違いない。
しかし上図とは大きな違いがある。
上図は相手がツケに応じることによって根拠を得ているが左図はツケで根拠を奪っている。
この根拠を奪っているか否かが大問題なのだ。
ツケれば相手の石は強化される。捨てるつもりの石を強化するのは盗人に追い銭だから強化した石は捨てにくくなる。
コスミツケはわざと相手の石を強くして捨てにくくするので効果的な攻めができるのだ。
したがって黒◆がなかったり黒◆の背後に白が迫っているのにコスミツケを打つのは白を強化する利敵行為の大悪手になることを肝に銘じて欲しい。


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