2007年09月02日

痛撃のある場所で手抜きをするな

 初級者は上手の打った手の後をついてまわり上手に翻弄されることが多い。
 上手はこの性癖を正すため二言目には石音のしないところへ打てと教える。
 教わったことに忠実に従うよい子は石音がしないところを打とうと心がけるため石が競り合っているときでもそっぽを打って痛烈なダメージを受ける。
 これが度重なると上手の教えを信用しなくなり石音のしたところしか打たないようになってしまう。
 教える人の責任は重いなぁ。格言は覚えやすいように言葉を省略しているから省略されている言葉を含めて教えなければ大怪我の元だ。石音がしないところへ打てというのは痛撃がない場合は石音のしないところを打てという意味だということを教えなければいけないだろう。
 自分が相手に痛撃を与えることができるのに別の場所に転戦すれば相手を助け起こすことになる。
 手抜きすれば相手から痛撃を受けるのに別の場所に転戦すれば待ってましたと叩きのめされてしまうことになる。
 先んずれば敵を制す戦いでは機先を制すから石音のしないところを打つことを心がけるのは重要だが痛撃がある場所での手抜きは厳禁だ。
 碁を打つときは
  • 次の手で相手に痛撃を与えることができるか。

  • 手抜きすると相手から痛撃を受けないか
をチェックし、どちらでもないときに石音のしない場所に打つことを心がけて欲しい。

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 井目の置碁で白の打つ手と関係なく打つ下手がいる。
 もちろん黒が大優勢だ。それは9子置いているから当然でいまから白が寄りついては大変だ。
 しかし吾輩はこのような打ち方をする黒さんには負けることが少ない。このような打ち方をして勝てる黒さんは9子が置きすぎで6子でも吾輩が苦しいことが多い。このような打ち方をする黒さんは上達スピードが遅く井目をなかなか卒業できないのが普通だ。
は黒の勢力圏に突入した白なのだから黒3、黒A、黒Bなどを攻める心がけが重要だと思う。
 攻撃して主導権を得るチャンスがあるのに石音がしない場所を打つのは賛成できない。

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