2007年08月15日

超高齢者の軍隊体験談

 戦後はや62年、戦争体験をしない親から生まれた社会人も多く戦争に対する感覚が風化しつつある。
 このため戦争の悲惨さを実感しない人や武器を持たなければ戦争は起きないと錯覚する人が増えてきた。
 戦争の悲惨さの風化しないように戦争体験者を訪れ体験談を記録する団体がでてきた。素晴らしい活動だ。このような運動を機会に若い人たちはチャンスがあれば戦争体験者の体験談に耳を傾けて欲しい。
 ただし、注意しなければいけないのは90歳以上の人の軍隊経験談だ。
 吾輩の10代〜20代の頃はこの年代の人の軍隊自慢話を耳にたこができるほど聞かされている。
 この年代の人は日本が負け戦に突入する前に軍隊にいた人で戦果をあげた経験をもつ人が少なくない。
 大脳生理学の専門家茂木健一郎氏は人間の記憶は過去の辛い経験を忘れ過去を美化するようになっていると説く。
 軍隊時代に凱旋した部隊に属していた人たちは苦しかった修練も懐かしい想い出に変わるらしく二言目には『いまの若い者がたるんでいるのは軍隊がないからだ。軍隊で訓練を受ければ人間ができてきちんとするようになる。』という。
 また軍隊のときの自慢話を始めたら止まらない。航空兵上がりの人で『敵機に追われたとき揚子江の橋の下をくぐって敵機を交わし撃墜した。』という話を飲むたびに聞かされたことがある。因みに当時(今もかな?)揚子江に橋などかかっていない。
 話している当人は嘘をついているつもりはないと思う。自分の話に酔いしれて現実だと思いこむようになってしまったのだろう。
 戦争体験者の体験談を聞くのは大切なことだが自慢話になったら眉に唾をつけることを忘れないようにしよう。
 また本当に辛い想い出しかもっていない人は思い出したくないので話したがらない。このような人からは無理に聞き出そうとしないのが思いやりというものだ。
 お酒をたっぷり飲んで心のブレーキがはずれたとき突然として嗚咽しながら話し出すことがあるかもしれない。このときの泣き上戸の愚痴と思わす真実の吐露と受け止めて聞いてあげて欲しい。
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