刑法では過失だったら傷害致死で殺人ではないことになるようだ。
吾輩はここに大きな疑問を感じる。
ボイラーの法令では罰則規定に故意または重大な過失によりという文言がある。
他の法令でも罰則は故意または重大な過失が前提になっていると思う。
吾輩は重大な過失は故意と同等だと思っている。
光市母子殺害事件は百歩譲って被告側の主張するように故意でなかったにせよ重大な過失なはずだ。
法令が故意または重大な過失で人を殺めると殺人ということになれば故意か過失かで争うのではなく重大な過失か軽微な過失かで争うことになろう。
光市母子殺害事件はどう見ても軽微な過失とは思えない。
しかも被告は反省どころか裁判をゲーム感覚で楽しんでいるように思える。
この被告に極刑が下されなかったら法の信用は失墜し暗黒社会を招くことになるだろう。
これは重大なテーマだと思います。人間の尊厳をどこにおくかという本質的な問題であり、権利とは何かということにも関わってくると思います。
また、島谷さんは「加害者の人権」と「被害者の人権」を比較して、「被害者の人権」に重きを置かれているように感じられます。
医療過誤で患者を死なせてしまうことは良くあることで、テレビで院長ら数人が頭を下げている光景を良く見ます。島谷さんの論に従うと、重大な過失にあたると思いますから殺人と同等になりますが、その量刑はどうあるのが良いと思われているのですか。
(以前、交通事故で人を殺した場合は重大な過失であり、現在の刑が軽すぎるという主張はしていますが、重大な過失と故意が同等だとは思っていません。)
私は重大な過失とは過失か故意かを争うほど限りなく故意に近い過失だと思っています。
したがって医療過誤で重大な過失になるのは極めて少ないと思っています。
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