2007年07月26日

タリバンの恐怖

 タリバンは人質として拘束している韓国人ボランティア23人のうち1人を殺害し8人を解放した。
 タリバンの鞭と飴だ。残り14人はどのような運命を辿るだろう。
 タリバンは要求を受け入れられなければ人質を殺すと脅迫しアフガニスタン政府と交渉を重ね期限は数回延長されていた。
 人質は交渉の切り札だからすぐに全員殺してしまったのでは意味がない。
 アフガンが要求に応じなければ期限を何回か延長し後は1人ずつ殺しながら交渉を重ねるのは当然の戦法だろう。
 貴重な人質のうち8人を解放したのは要求に応じたらこのように解放するという証拠を見せたのだと思う。
 しかしアフガンはタリバンの要求に応じまい。
 タリバンの要求に応じていたら味をしめたタリバンは無防備な民間人を拉致しては法外な要求を重ねることになろう。
 非戦闘員にも犠牲者が出るのが戦争の常だ。
 拉致して人質をとっても無意味なことを知らしめるためにも人質を見捨ててタリバンの要求をはねつけるに違いない。
 これが我が国だったらどうだろう。さっさとタリバンの要求を受け入れてしまうのではなかろうか。
 人質が殺されることになったらタリバンを責めるのではなくタリバンの要求に従わなかった政府を責める新聞がありそうで怖い。
 憎むべきはタリバン。
 原理主義者は皆タリバン支援者なのだろうか。我が国にも原理主義者も相当数いる。もし彼らがタリバン支援者だったらアフガンの拉致事件を対岸の火事と見ているわけにはいかない。
 我々は拉致被害に遭わないよう充分な警戒が必要だ。

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