2007年07月11日

議決は国民の総意にあらず

 議会で決定したことがらは国民の総意だと勘違いしている人がいる。
 かつてディズニー社の横暴を弁護して米議会で決定したことであり米国民の総意だと発言した人がいた。
 吾輩は呆れかえって議論する意欲が失せた。
 この人の論法を敷衍すると国会で決定したお手盛り給与や不要不急の道路建設も国民の総意ということになる。
 この人に限らず我が国では会議で議決されたものは参加者の総意であるべきだと思っている人が多いと思う。
 だから多数決を嫌い満場一致シャンシャンを求めごく一部の反対者を異端児として爪弾きする。
 多数決できまったものは参加者の総意ではなくそれに賛成した人が多数であったに過ぎない。
 しかし反対した人が俺は反対したんだと従わなかったら民主主義は破壊する。
 反対した人でも決まったことには従わなければならないし従わせるためにはトップダウンのシステムでなければならない。
 社会の秩序を守るためにはトップダウンのシステムのトップにいるものは毅然とした臨まなければならない。
 しかし我が国ではトップダウンを強調すると小泉元首相のようにルールを無視して突っ走ることになりかねない。
 我が国では民主主義は絵に描いた餅のような気がしてならない。
この記事へのコメント
突然、ディズニーのことを蒸し返されたので、コメントをしておきます。

>議会で決定したことがらは国民の総意だと勘違いしている人がいる。

それは、誰のことでしょうか?
少なくとも小生ではないですが。

>かつてディズニー社の横暴を弁護して米議会で決定したことであり米国民の総意だと発言した人がいた。
 吾輩は呆れかえって議論する意欲が失せた。

というか「とにかく嫌いだ!」というところから、話をスタートされているので議論になりませんでした。それで小生も、ディズニーの話はやめることにしました。

>この人の論法を敷衍すると国会で決定したお手盛り給与や不要不急の道路建設も国民の総意ということになる。

なんで?
そういう論理展開がわからない。

「国民の総意」という表現をしたのは、著作権延長のときに、「ディズニーは米国民の誇りである」ということだったと思います。

>この人に限らず我が国では会議で議決されたものは参加者の総意であるべきだと思っている人が多いと思う。

「この人に限らず」と書いてあるので小生を含むという意味と想像しますが、小生はそう思っていないし、そう書いたこともないです。誤解をされているようです。



Posted by Takkun at 2007年07月11日 20:06

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