こどもはきちんと躾ないとあれも食べたいこれも食べたいと渡り箸をする。
初級者の碁を見ていると渡り箸を思い出してしまう。
おいしい場所がAとBの2カ所あったとしよう。
両方打てたら嬉しいが1回で2カ所打つわけにいかない。2手連打したら反則負けだ。
とりあえずAかBのどちらかに箸を付けることになる。
Aの皿に箸を付けたとしよう。
Aの皿に箸を付けたもののBの皿に未練が残りBの皿に渡り箸する。
相手がぼんやり者ならAの皿とBの皿のご馳走にありつけかもしれない。
しかし相手がぼんやりしていなければBの皿の料理を食べるどころか最初に手を付けたAの皿の料理まで食べ損なってしまうことになろう。
まさに二兎を追う者は一兎をも得ずだ。
箸でつまんだものを食べ終わるまでは別の皿に手を出すと罰が当たるのだ。
上手はあっちへ打ったりこっちへ打ったり石をばらまく。
これは美味しい皿に優先権を主張するために箸を置いているだけのことで戦いをはじめたわけではない。
戦いが始まったら一段落するまでは戦線離脱することはない。
もっともAで戦ってる途中でBを打つことがないわけではない。
これはBを打ったとき相手の応手によりAの戦い方をきめようというのが目的で戦場をAからBに変えようというのではない。
ただし相手の応手によってはAよりBの方がものが大きくなってBから引き上げることができなくなる場合もある。
この場合は戦場がBになったのだから一段落するまではAに戻ってはいけないのだ。
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