植物を発酵させて作成したバイオエタノールはCO2を排出するが植物が吸収したCO2とキャンセルされるからCO2の総量は変わらず地球温暖化防止に役立つというのがキャッチフレーズだ。
本当にそうだろうか?
廃棄物を発酵させてつくるのならその通りだろう。
しかしバイオエタノールを作るために森林伐採するようなことになったら逆効果ではなかろうか。
また食料になるものを燃料にしてしまうのは本末転倒だと思う。
サトウキビを例にあげてみよう。
昔から原糖工場ではバガス(サトウキビの絞りかす)をボイラーの燃料にして廃材活用している。
絞りかすでなくサトウキビ全部を燃料にしてしまうのは食料資源の浪費ではなかろうか。
生ゴミをバイオエタノールにするのなら廃棄物を減らし燃料を作るのだから一石二鳥で大賛成だ。
また豊作になりすぎて廃棄処分したキャベツや白菜をバイオエタノールにするのは大賛成だ。
しかし食料資源を燃料にしてしまったら不足した食糧を製造するために燃料使用量が増えCO2増加に拍車をかけることになるのではなかろうか。
また食料の価格上昇も深刻な問題だ。
バイオエタノール生産原料は廃材に限定すべきだと思う。
また雑草をバイオエタノールにする技術や限界集落の荒廃した田畑に手間いらずで育成できるバイオエタノールの原料になる植物が開発されることを願って止まない。
ホンダが開発したようです。
ttp://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/09/7267.html
ホンダは燃料電池車も開発していますが試作車の性能は凄いようです。
現時点では1000万円を超えてしまうので実用車にはなりませんが数年以内に500万円以下を目指しているそうです。
これが実用化すると大幅にCO2が削減するようです。
ホンダの技術に大いに期待しています。
ttp://www.biomass-hq.jp/
を紹介しましたが、その中の海外動向には
ttp://www.biomass-hq.jp/foreign/pdf/ethanol_usa.pdf
米国の例が詳しく記述されています。
バイオエタノールは、米国はとうもろこしもブラジルはさとうきびを原材料としています。さとうきびは主食にはならないので大きな問題は生じていませんが、とうもろこしはメキシコ人にとって主食なので(とうもろこし価格の高騰!により)大打撃を被っており、米国との国際問題になっています。
バイオマスエネルギーは、廃棄物を利用して経済的にもそこそこ成り立っているのはスウェーデンくらいでしょうか?
日本では、生ゴミなどからエネルギーを得る研究が以前からなされています。エタノールではなくメタンガスを得るのですが、最近は水素ガスとメタンガスの二段発酵も研究されています。(水素ガスは燃料電池に使用することができます)
>役立つというのがキャッチフレーズだ。
> 本当にそうだろうか?
畑を作るために消えた緑地のCO2吸収量を差し引いて考えているのかなぁ。
凄いですね。
早く実用になるといいですね。
廃棄物の殆どがリサイクルまたは燃料に再利用できるようになって欲しいですね。
スウェーデンでは経済的にも成り立っているのですか。
経済的に成り立っているのは、「大量に出る一種類の廃棄物」を利用しているおり、経費が少なくてすむからです。パルプを作って輸出していますが、そのときに出る黒液を利用しているからだと思います。
日本でも製紙工場は黒液をボイラー燃料にしていますね。
スウェーデンの製紙業は日本とは規模が違うんでしょうね。
原因は、バイオエタノールだ!
なんで??????
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070501/123998/
社会問題なのは「とうもろこし」だけかと思っていたけど「さとうきび」も問題だったとは!
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