2007年04月09日

家康を見習え

 吾輩は徳川家康というと陰湿なイメージがあって大嫌いだった。
 しかしNTVの世界一受けたい授業で自分が慢心しないための戒めとして絵師に描かせた戦場で恐怖の余り脱糞したとき絵を見て考えが変わった。
 人の命を大切にしない戦国時代のことだ。小心者なら脱糞したところを見られたら口止めに目撃者を殺しているかもしれない。
 自分の醜態を絵として残す姿勢が徳川300年の礎を築いたのだろう。
 さらにTBSの日本で一番知られてる偉人は誰だ!?SPを見て徳川家康の偉大さを再認識した。
 同番組は徳川家康は健康オタクだということを紹介した。
 多数の医書を読み、乳鉢・乳棒で薬を調合する。
 医師が見放した家光の病気も家康が調合した薬で治癒したという。
 独裁者が自分の健康に気を遣うのは当然だから別に驚かなかったが石鹸の話しを聞いて深く敬服した。
 衛生観念が乏しい当時、戦場では不潔のため感染症で死ぬ兵士が多かったという。
 家康は石鹸を兵士に持たせ躯を洗うことを義務づけたという。
 これにより徳川群は感染症で死ぬ兵士が僅少で有意を保つことができたという。
 いまでこそ健康保険の歳出を軽減するため自治体は住民の健康推進のためのいろいろな事業をしているが家康の時代で兵士の健康管理に着目するのは偉大なことだと思う。
 並々のことでは300年の安定政権を築くことはできるはずがない。一事が万事。家康はこのようなきめ細かい配慮があったに違いない。
 いまの日本の政治家に家康の爪の垢を煎じて飲ませたい。
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