2007年03月16日

授業時間を増やせば解決か

 政府の教育再生会議第1分科会で授業時間10%増を実現化させる検討案が出されたという。
 小中学校の授業時間数を1日7コマにすることが確認され、5月に行われる第2次報告に盛り込み中央教育審議会による学習指導要領の改訂作業への反映を働きかけるようだ。
 こどもの学力低下の原因をゆとり教育に押しつけ授業時間さえ増やせば学力低下を防げるという短絡的思考が支配しているとしか思えない。
 確かに日本の授業時間は外国に比べて少ない方に属するがこどもの学力が高いフィンランドでは日本よりもっと少ない授業時間だ。
 その代わりフィンランドは教員の質が高いという。
 教員の質が低いまま授業時間を増やせば勉強嫌いや落ちこぼれを増殖するだけで学力レベルが上がることは期待できまい。
 しかし教員の質を向上させるのは一朝一夕ではできない。
 授業時間を増やすだけならバカでもできる。
 授業時間を増やすことにより学力向上に一所懸命取り組んでいますよというポーズを見せ、それでも学力が上がらなかったらそれは家庭の責任ですと責任転嫁を図っているように思えてならない。
この記事へのコメント
短絡的思考。授業時間を増やすだけならバカでもできる。→いよう!しまたにやーと大向こうから声をかけたい。!激同、禿同、大禿同!!(透明では禁句なれど)この政策はケイマを突き出して切るみたいな愚形

ここは「思い切って授業時間を減らして見る。」ぐらいの政策を出せないものか。それならケイマのツケコシの筋として評価したいが。

Posted by 勝手読み at 2007年03月16日 08:21

教員だけが会社員他の職業従事者(生徒の親)に比べて質が高いことを期待するのは、無理なような気がします。

教員の質が同じでも教育効果を上げる一つの方法は教員が受け持つ生徒数を減らすことだと思います。一人が面倒を見切れる数は20人が限度ではないでしょうか。会社で40人ものグループを一人で掌握している管理職の例を聞いたことがないのですが。


Posted by moto at 2007年03月16日 23:13

一人が面倒を見切れる数は20人が限度ではないでしょうか。会社で40人ものグループを一人で掌握している管理職の例を聞いたことがないのですが。
 確かにそうですね。
 教育にかける予算が少なすぎるのが諸悪の根元でしょうか。

Posted by 島谷 at 2007年03月17日 03:38

 このブログはコメントの編集や削除をすることができません。コメントの編集や削除が必要な場合は私宛にメールをお願いします。
 半角文字の http:// が記載、お名前欄が空白または日本文字が全然ないコメントは投稿できません。ボタンをクリックしても投稿フォームが閉じないときはこれらに該当していないか確認してください。
 私は自説に固執しません。意見交換を重ねるに従いトップページの意見に修正が加えられますから議論される場合はコメントの流れに目を通していただけると幸いです。

棋譜投稿 ←をクリックすると碁盤付きのコメントが書けます。
        詳細はをご参照ください。

↓普通のコメントを書く

お名前:  [必須]

メールアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック