2007年03月11日

虚しい捜査

 フジテレビの米国“特別捜査官”が緊急来日!謎の未解決事件に挑むを見た。
 未解決の女子大生放火殺人事件を米国の特別捜査官に依頼して犯人を捜査するという番組だ。
 事件の内容の紹介、依頼した米特別捜査官2名の紹介、ドラマとして見れば推理小説を読むようで非常に興味深い内容だった。
 しかし、見ていて虚しい気分がつきまとう。
 依頼した捜査官により犯人が突き止められたとしてもこの捜査官には逮捕する権限がないはずだ。
 逮捕は日本の警察に依頼することになるだろう。
 番組では女子大生殺害事件の犯人像を示して締めくくった。
 おそらく犯人も特定できていたと思う。
 しかし推定された犯人の名前をあげるわけにはいかないので犯人のプロファイルの列記にとどめたのだろう。
 さてこのデータをもとに日本の警察はすぐに動くだろうか。
 警察が動いて逮捕したとしてもこの捜査官によって集められた証拠は有効と認められ起訴されるだろうか。
 起訴して裁判になったとしても被害者遺族が望むような判決が下るだろうか。
 吾輩は日本の法律では被害者遺族が望むような判決はあり得ないと思う。
 私財をなげうって秘密裡に捜査官を雇い犯人を拉致した場合は犯人に対して望み通りの処置をすることができよう。(もちろん処置はリンチだから犯罪である。)
 しかし番組捏造を平気でするテレビ局であっても突き止めた犯人を拘束しリンチすることはできまい。
 警察に通報して後は司法の手に委ねるほかあるまい。
 結局この番組は被害者遺族の望みを叶えるものではなく高い視聴率を狙ったものにしかすぎないと虚しい気分に陥った。
 マイナス思考すぎるのかなぁ、、、、、
 
 
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