先生「新しく転入したA君だ。みんな仲良くしてやってくれ。
慣れないことがいっぱいあると思うから親切に教えてやってくれ。」
A:「○○といいます。よろしくお願いします。」
教室の生徒達はA君の挨拶の態度がよそよそしく感じられてなんとなく気に入らない。慣れないことがいっぱいあると思うから親切に教えてやってくれ。」
A:「○○といいます。よろしくお願いします。」
休み時間になって慣れない人には抵抗を感じる暗黙の了解事項を教えてA君にやらせようとする。
A君にとっては恥ずかしい行為だから躊躇すると「なぜしない」と小突く。
嫌がると「だからヨソモノはだめだ」と罵る。「覚える気がないならもう教えない」と突き放す。
以後いっさい暗黙の了解事項をA君に教えない。
暗黙の了解事項を知らないA君は悪気なしに暗黙の了解事項に反する行為をすると「てめぇ何するんだ」と怒鳴られたり殴られたりする。
「知らなかったから許して」と言えば「知らないですめば警察は要らない」と罵られ「学校のルールを守っている」と言えば「ルールさえ守れば何をやってもいいのか」と罵倒される。
「教えてくれない」と言えば「こんな常識的なことは教えなくもわかるはずだ」「教えてやってもいうことをきかなかったじゃないか」「協調精神があればわかるはずだ」「覚えようとする気がないからわからないのだ」と口々に罵られたり暴力を振るわれたりする。
よってたかって罵倒されるA君はますます萎縮しイジメはどんどんエスカレートする。
イジメ集団ではない第三者はイジメられているA君を見て気の毒だけど仲間と協調しようとしないA君にも問題があると感じてイジメを大目に見てしまう。
暗黙の了解事項がルール化されていれば真面目なA君はイジメの原因となる行動をしないですんだからイジメられる量は随分減っただろう。
暗黙の了解の美点だけを見る人はこんなイジメを受けた体験がないんだろうなぁ。

人間がこだわっている差異など、ひとたび、大空の高みから見下ろして見るならば、
なんと、ちっぽけなものであろうか。
★皆、大宇宙のすべての財宝を集めた以上に尊い「生命」を持った、平等な存在である。
★「人権」といっても決して難しいことではあるまい。
この尊貴な「一人」を大切にしていくことである。
★他者を大事にする。他の生命を尊重する。
その振る舞い、それ自体が人権の光である。
そして、それは、鏡のように反射して、自分自身の生命を荘厳していくのである。
★いま、子供たちを脅かすイジメなどは大人社会にはびこる人権蹂躙の投影だ。
★いばる。妬む。嘘の悪口を言う。プライバシーを侵害する。人を陥れる。
このままでは、日本は「人権小国」になってしまうと憂慮する声は大きい。
★賢く連帯して、悪を許さず、正義を強く訴え抜いていくことだ。
★じっと座って嘆くのは愚の骨頂です。
共鳴者が増え、議会が私たちの請願を却下できなくなるまで、全力投球でやりましょう!
池田大作著「新・女性抄」(潮出版社 発行)
◎いつも心の輝きを―信念・哲学をもつ生き方 より抜粋
きれい事を並べるから信者が増えるんでしょうね。
最後は公明党に投票しなさいのオチがつくんですね。
今、テレビをみていたのですが。イギリスではいじめが社会問題になっていて、いじめ撲滅週間だとか。
イギリスでの小学生の不登校は6万人で、そのうちイジメが原因なのは2万人。また、イジメられた経験があるのは4割にのぼると言ってました。
イジメは日本に比べて、非常に少ないと思っていたのですが、それはアメリカのような社会で、イギリスは違うようです。考え直さないとダメですね。
ただ、個人の問題としてではなく、社会としてチャンと取り組む姿勢があることが日本と違うようです。いじめ対策をしなさいという法律があるとか、いじめた子供の親は22万円の罰金とか・・らしいです(筑紫哲也の番組だから、まあ本当にのことでしょう)。
こんな発言をすると我が国では「そんな当たり前のことを法制化するのは役人を喜ばすだけだ」と反対する人が出てくるんでしょうね。
役人は、内容の如何にかかわらず、知識人を選抜して諮問委員会を設け、諮問委員会に案を出させて、(与党案と違わなければその案に沿って、与党が反対すれば与党案に沿って)国会等に提出して可決します。役人にとっては、仕事が一つ増えるだけで喜ばないと思います。
すなわち大人の世界で平然といじめが実行されていることになります。最近何人かの子供の自殺が騒がれていますが、日本の大人の自殺者は年間3万人を超えています。
大人同士のいじめをそのままにして、子供のいじめをやめろと言っても説得力がないのではないでしょうか。
囲碁大会のトーナメント戦は弱者切り捨てですがイジメとはいわないと思います。
たしかに、そうですね。
小泉さんの口癖は「関係ない!」でしたね。
郵政民営化の前には、日本国憲法を無視してもいいのですから。(参議院が反対したので、衆議院を解散するのは二院制の全面否定です!)
やりたいことのためには、手段を選ばずです。
>弱者切り捨てとイジメとはちょっと違うような気がします。
同意します。
>日本の大人の自殺者は年間3万人を超えています。
三十年前の「あしながおじさん募金」は、交通遺児を学校へ行かせてあげようでしたが、今は自殺者の子供たちを学校へ行かせてあげようです。
当時は、交通事故死者が3万人を超え、自殺者は1万人以下、今は逆に交通事故死は1万人以下で、自殺者は3万人以上ですね。
先生を訓練したり、イジメられている生徒に対応策を教えたり・・
学校の生徒が、ピアグループ(イジメ相談を受けるメンバー)を作り、イジメを受けた生徒の相談員になっていて、先生よりも相談しやすいらしい。まだ、300校くらいですが・
イジメはなくならないものだ、少しでも減らそうと・・・
ただ、イギリスでは1990年代に入って、イジメによる子供の自殺が社会問題になって、もう十年以上前からこの問題に取り組み始めたそうです。しかし、当初は(対策したけれども)なかなか実効があがらず、最近はやっと実効が上がってきたそうです。イジメ自殺については、日本よりも先輩で、しかも日本よりも個人の自由とか権利とかが理解されている国においてもこうですから、気長な取り組みが必要と思います。
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