妨害入札とは松坂大輔選手を獲得する意図はないが他の球団に獲得されては困る球団が法外な高値を入札して交渉権を落札することだ。
交渉権を得た球団は松坂大輔選手を獲得するつもりはないので交渉を決裂させるが松坂大輔選手が他球団に入ることを阻止する目的が達成される。
このようなことを防ぐために入札を監視し獲得の意志もないのに落札したと認められた場合は2番目に高値を入札した球団に交渉権を渡すというルールが妨害入札禁止ルールだ。
さすが契約社会のアメリカだと感心した。
我が国だったらどうだろう。
このようなルールを制定しようとすると日本人の大好きなフレーズが飛び交うにちがいない。
これはマナーの問題だ。
マナーを守ればそんなルールは必要がない。
そして実際に妨害入札が行われるとマナーを守ればそんなルールは必要がない。
ルールさえ守ればなにをしてもいいのか
となじり大岡裁きを期待する。しかしルール社会ではルールに従わざるを得ないことになるとルールの不備は蚊帳の外に置きルールの不備をついた者を別件で陥れようと画策する。
ほりえもん然り村上ファンド然りだ。
我が国が馴れ合い社会から契約社会に脱皮できるのはいつの日だろう。
>このようなルールを制定しようとすると日本人の大好きなフレーズが飛び交うにちがいない。
これはマナーの問題だ。
マナーを守ればそんなルールは必要がない。
感心されたのは自由ですが、過度に欧米を褒める必要はないと思います。米国社会の事実を無視した見方と思いますから。
米国のような契約社会では、「事細かに定めないとそのルールが機能しない」から決めるだけです。今回もそうでしょう。マナーというならば日本より悪い部分もありますよ。大統領選挙など相手の誹謗中傷が平気で行われていますが、日本ではそのようなことはありません。ルールで定めていなければ、何でもありですね。
米国では、レストランでも分業がはっきりしていて、ウェイトレスに注文しようとすると、別の人がきます。米国資本のマグドナルドにびっくりしましたが、どこの店に行っても「金太郎飴」のような応対をしますね。マニュアルがないとメチャクチャになるからです。
昔はどうか知りませんが、米国の工場で機械が誤動作して不良品をどんどん作っているのに、それをそばで見ている工員は、いっさい連絡をしなかったそうです。それは自分が命令されている職務ではなかったからです。つまり、規定されていないこと・命令されていないことに臨機応変の対応は一切しないのです。
小生には、こういう契約社会の方が日本社会より良いとは思えません。
日本社会にも問題があり、もっと契約社会になる必要があるとは思いますが、欧米を過度にほめる必要はないと思います。
日本のナァナァ社会が大嫌いなだけです。
職務分掌にない仕事をしてうまくいけば美談扱いしますが失敗すると出過ぎたことと批判したり汚職の疑いをかけれられたりします。
なお、私は妨害入札禁止についてさすが契約社会のアメリカと感心しましたが、ほかに感心していることを書きましたでしょうか。
すべてアメリカはすごいと書きましたでしょうか。
アメリカの方が日本よりマナーがいいと一言でも書きましたでしょうか。
はい、わかりました。
以前から、島谷さんの日本社会に対する不信感・嫌悪感を不思議に思っていました。
日本のすばらしい文化(というよりも心)が失われつつあると思います。それは何かというと「ありがとう」と「ごめんなさい」の二つです。日本だけにしかなかったものかもしれません。「ありがとう」と「ごめんなさい」の二つのためには、事細かいルールは必要ありません。ただ、相手を気持ちを慮る心と、感謝する心だけが必要です。
もちろん日本も、どんどん国際的になっていますから、そんなものは「百害あって一利なし」なのでしょうが、せめて国内だけでもそういう心は失いたくないものです。(以前に別のブログで書きましたが、相手を傷つけてはいけないというインディアンと、相手を殺すのが良いと考える西洋人がいます。国際的になるには、西洋人のようにならなければいけませんね。)
初めて知りました。
Takkunさんと私とでは公理が違うんですね。
公理が違いますから話がすれ違うのは当然ですね。
「ごめんなさい」の言葉も、世界中にありますが、その心は、西洋にも中国にもあるのでしょうか?小生はないと思っています。ないからこそ「外交オンチ」だったのではないでしょうか?
Takkunさんが指摘されているとおり、日本製品の突出した高品質も、日本が契約社会ではないからなし得たことです。何事にも「目に見えない品質」「言葉にできない品質」というものがありますが、契約社会においてはそれらがことごとく無視される傾向にあります。
今は、わざわざルールを作らなければ秩序が保てなくなってきたことの「不幸」を嘆くべき場面ではないでしょうか。日本がいよいよ「美しい国」から「普通の国」になろうとしている時に、「我が国が馴れ合い社会から契約社会に脱皮できるのはいつの日だろう。」と言うのは脳天気すぎると思います。
契約社会を作るのは1年でできるが、道徳社会を作るのは100年かかります。
「ナァナァ」にも利点があることは、この一文からお分かりかと思います。
私は契約文化=マナー否定だとは思いません。
私は契約の不備をナァナァで補うことが不公平を産み出す元凶だと思っています。
私はイジメラレッ子だったのでナァナァ文化がどれほど弱者にしわ寄せをしているか痛いほど体験しています。
IEが優しいのはこちらの意図を読み取るように契約文書(プログラム)を作成しているところにあると思っています。
#朝は投稿の処理が軽いですね
日本社会には「謝る/許す」という懐の深さがあって、それが日本人の心の安定に寄与してきたと思います。中国に「ごめんさない」が存在しないことは上のエピソードからも分かります。
長文になるので新規記事としてアップしました。
窓ガラスを割った生徒が日本人または内省人(台湾人)だったからではないでしょうか。
割ったのが外省人だったら厳罰にはならなかったかもしれませんね。
アメリカでもワシントンの桜のようなことがありますから人によるところも多いのではないでしょうか。
そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
ただ言えることは、中国社会での中国人は、お礼も言わないし謝ることもない。お礼を言ったら「礼をいうなら金をくれ!」でしょうし、ちょっとでも謝ったら「それなら、賠償しろ!」となります。ところが中国人留学生が日本社会になじむと、お礼も言うし謝りもするという事実があります。
島谷さんが考えられているような契約の概念すなわち『約束事は絶対に守る!』ということを、西洋人が持っていればいいのですが・・その考え方はむしろ日本的だと思います。
20年くらい前に聞いた話ですが、日本の弁護士は3万人、米国の弁護士は70万人。訴訟を起こすつもりのない人に、弁護士がたきつけて被告人から大金をせしめる国です。訴訟に関する有名な話ですが、マグドナルドのドライブスルーでホットコーヒーを買った人が股の間にはさんで運転をして、ひっくり返して大ヤケドをしたとか。
日本人の小生からみれば、そんなことをする奴が悪いのですが、現実には5億円をせしめたとか。その店のコーヒーは、他の店よりも温度が高かったので大ヤケドをしたというのが言い分で、個人には大目に企業には厳しくという陪審員のスタンスです。島谷さんのおっしゃるように、弱いものイジメをしない社会だと思います。
契約社会の米国は、ナァナァではありませんが、「不文法の国家」で良し悪しはシロウトの陪審員が決めるので、こんなことになります。何が良くて何が悪いかはわかりません。ただ「罰せられるか罰せられないか」があとでわかるだけです。
日本企業は、米国企業の日本企業に対する訴訟にはほとほと困っています。英語での弁論が必要なだけではなく、米国の陪審員が判断するのですから、とても公平な社会とは思えません。
小生の会社の先輩が工場長だったときに聞いた話ですが、英国の部品メーカの作った製品はこちらの要求と違ったが、相手は直そうとしないし謝らない。作り直しをしつこく要求したら、「良しわかった。それにはいくらかかるから、契約しよう。」と言ってきたそうです。日本の会社だったら、最初に約束したものができなかったのだから、タダで作り直すのは当然ですよね。
10年くらい前から、ヨーロッパに家電製品などを輸出するにはEC指令というのを守らなければならなくなりました。それで日本の家電メーカは、膨大な金をかけて対策にとりくみ、合格を示すCEマーキングをやっと表示することができました。しかし、しかし・・・ECの電気店のオーナの「日本製品のマークだと思って何の意味か気にもとめなかった。」という感想があります。なぜなら欧州メーカは、それを守っていなかったからです。
日本人と欧米人の「契約に対する感覚の違い」をいくつか例示したつもりです。
>私はイジメラレッ子だったのでナァナァ文化がどれほど弱者にしわ寄せをしているか痛いほど体験しています。
それは、非常にお気の毒だと思います、
確かにイジメは、欧米社会ではないかも知れません。でも、それは契約社会であることとは関係ないような気がします。それで、議論が噛み合わなかったのだと思います。
何か企業や自治体で不祥事があると、そのトップや責任者が深々と頭を下げていますよね。ニュースでは見飽る風景になっています。しかし米国企業では、不祥事があってもトップが頭を下げているところを見たことがありません。
やはり謝らない文化だからでしょう。契約社会というのは謝る必要はなさそうです。そして契約を破ったときのペナルティも、金で解決するしかなさそうです。
なぜ弁護士を介して「契約違反だ。契約通り作り直せ。」と要求しなかったのでしょう。
作り直しを拒否したら契約の履行を迫る訴訟を起こさなかったのでしょう。
作り直しで納期が遅れたら損害賠償を請求しなかったのでしょう。
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