その原因は単純ではなくいろいろと絡み合ってあると思うが小6の娘のこどもをみて感じることがあった。
夜更かしだ。
深夜1時ころまで起きているという。
いくら叱っても効果がないらしい。
吾輩は夜10時を過ぎたらブレーカーを落とせと進言しているのだが娘の旦那が遅番勤務のときは1時頃まで電気を消すわけにいかない。
旦那がいないときはこどもは精神を患っている娘のいうことを無視して夜更けまで遊んでいる。
もっとも一家庭の教育だけではすまない問題もある。
同級生のこどもも1時過ぎまで起きているのが普通らしく早く寝ると話題が合わず仲間はずれになるおそれがある。
私は娘と息子を育てるとき10時過ぎにはブレーカーを落としていたが随分と恨まれたものだった。
深夜1時過ぎまで遊び呆けていては朝まともに起きられるはずがない。
遅刻寸前まで寝ていて起きたら食事をしないで学校に向かう。
学力や体力が低下するのは当たり前だ。
こどもたちが深夜まで起きているのはなぜだろう。
両親の帰宅が遅くこどもの夜更かしに目が届かないという家庭が多いようだ。
暴言かもしれないが共稼ぎの家庭が多くなったことがこどもの生育環境を悪化させているのでないかと思えてならない。
昔でも農家や商店の家庭は共働きだがこれらの家庭は両親の働く姿をこどもが見ているから共働きはこどもの教育にプラスにこそなれマイナスにはならない。
しかし勤め人の場合は親の働く姿をこどもは見ていない。
見るのは仕事に疲れ果てて家に帰ってきてくつろいでいるだらしない親の姿だけだ。
これでは親のいうことに説得力が乏しくなるのは当然だろう。
しかも親の目が届かない時間が多い。
こどもがまともに育つ方が不思議なくらいだ。
しかし今の社会では共稼ぎをしないで豊かな生活を送ろうとするのは不可能だろう。
なんとかいい方法はないものだろうか。
小さいときから子供たちもそれが当たり前だと思っていたようです。
夫婦共稼ぎでもこんな家もあります。たまたま8時前には帰宅できる環境にあったのが幸いしました。
それとおそらくTVを団欒の中心にしなかったのが良かったのかもしれません。
似たような話ですが、息子が中学一年の時に塾に行きたいと言いました。理由は、運動クラブの友だちがみんな行っているからということでしたので、じゃあいいよと認めました。
家庭のためには職住近接が大事ですね。
昔ルーマニアの女性と知り合いましたが、彼女曰く「自分の国は日本と違って貧乏だから、ほとんど全部の家庭が共稼ぎだ」と言いました。しかし良く聞いて見ると夫婦共に5時半には帰宅するのだそうです。共稼ぎを認めないとどうしても男性の労働時間が長くなります。生産効率の観点から見ればその方が優れているとも言えますが、長期的(数百年のスケール)に考えるとどうでしょうか。
なあーんて言っても、我が家は結婚依頼共稼ぎだったことはなく、私は家事を一切しない生活を何十年も享受してきたので、余り大きな口は聞けませんが。
ちなみに私の両親は商家で、共稼ぎでした。(戦後の混乱期です)小学生の頃、私は学校から帰るとすぐに外に遊びに行くのが常で、同級生も皆同じでした。お陰で今でも皆親しく、1年に2,3度は会って昔を懐かしんでいます。「親は無くとも子は育つ」のか「親はあっても子は育つ」のか、最近の世相を見るにつけ、考えさせられます。
農家や商家は共稼ぎであってもこども達は親の姿を見ることができます。
問題は両親とも夜遅くまで目が届かないところで働く共稼ぎです。
当然こどもはカギッコになります。
親はなくても子は育つというのは両親が他界している場合で両親が健在だと他人がこどもを教育してくれません。
職住近接していない共稼ぎは大きな問題だと思っています。
問題は両親とも夜遅くまで目が届かないところで働く共稼ぎです。
家庭は仕事と切り離して大切にしたい。だから仕事がどんなに忙しくても、家に仕事を持ち帰らないし、休みの日でも家でやるよりは会社に行ってやるほうがマシという考え方もあります。
ところが、タマには休日でも家に仕事を持ち帰って仕事をしていると、(経験上)子供への影響がプラスになるのですね。これには条件があって、母親(妻)の理解が必要ですが。子供にとって、一生懸命に親が働いているという後姿は大切のようです。
キャリアウーマンの母親が会社から疲れ果てて帰ってくる。
どちらも気力体力が残っていないからお互いに家事を押しつけあって言い合いをする。
このような両親から家事を手伝えと言われても説得力がないからこどもは知らん顔をする。
頭に来てこどもを怒鳴りつける。
こんな家庭だとろくなこどもが育たないのは当然ですね。
共稼ぎでも夜の8時前には両方とも帰ってきていてお互いに労り合いながら分担して家事をするとこどもも自発的に家事を手伝う。
そんな家庭を見ているとこのこどもたちは素晴らしい親になるだろうなあと頭が下がる思いをします。
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