2006年09月08日

びっくり

 昨夜のTBSクイズ!日本語王ビックリの語源が話題になった。
 第1次世界大戦で徳島の捕虜収容所に収容されていたドイツ兵捕虜がドイツの敗戦を報じられたとき口々にビュクリッヒと叫んだことから驚くことをビックリというようになったという。
 こりゃビックリ。
 正確にはどんな意味なんだろう。
 BÜKLICH、BÜKRICH、BUICKLICHなどなど独和辞典を調べても該当する単語が見あたらない。もうやだ〜(悲しい顔)
 ビュクリッヒってどんなスペルなんだろう。
 趣味のごがくで話題にならないかしらん。わーい(嬉しい顔)


この記事へのコメント
吃驚という漢字は第1次世界大戦以降にできた当て字なんですね。第1次世界大戦の終戦は1918年(大正7年)ですから、そんなに古くない。大変吃驚しました。

Posted by あど at 2006年09月08日 06:01

 吃驚という当て字も見事ですね。
 この頃の日本人は漢字のセンスが優れていたんですね。

Posted by 島谷 at 2006年09月08日 06:42

綴りは Wirklich だと思いますが、手元の古い新潮国語辞典で「びっくり」を引いたら、狂言「こんくわい」からの引用がありました。本当のところ、どうなんでしょうね。

Posted by ふみ at 2006年09月08日 07:37

 ふみさん、ご教示ありがとうございます。
 さっそくWirklichをひいてみました。
 本当にという意味なんですね。
 うっそーっexclamation×2 ほんとぉexclamation&question に相当するんですね。

 狂言「こんくわい」はグー検してみたのですがヒットしませんでしたが狂言や浄瑠璃でのびっくりはかすかに動くびくっとのことではないかと思います。

Posted by 島谷 at 2006年09月08日 09:25

「吃驚」についてちょっとだけ調べてみました。
せっかく島谷師匠のブログからリンクして貰っても、うちのブログのお客さんの数はいつもと全然変わりません (^_^;)

Posted by uib at 2006年09月08日 20:44

 uibさん、ありがとうございます。
「行人」は1912年から翌年にかけて新聞連載された小説なので、多分ドイツが第一次世界大戦に負けるより早く、漱石は「吃驚」という言葉を使っていたのだと思うわけである。
 吃驚は漱石の造語でないでしょうから、もっとむかしから使われていたんですね。

Posted by 島谷 at 2006年09月09日 03:59

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