2006年08月30日

飲酒運転を撲滅するには

 飲酒運転による事故のニュースが後を絶たない。
 飲酒運転による刑罰を重くすればドライバーの飲酒行為を抑制することができるが飲酒した人の運転の抑制には効果が薄い。
 酩酊状態になれば判断能力が鈍り飲酒運転=死刑であったとしても平気でハンドルを握りそうだ。
 飲酒運転をなくすためには周囲を取り込んでの規制が必要だと思う。
 先日東京地裁で正常な運転ができなくなるまで酒を勧めた者には運転をやめさせる注意義務があり怠れば民事上の責任を負うとして運転者が運転して帰宅するのことがわかりきっているのに運転者を残して先に帰った同僚の賠償責任を認めた判決があった。
 非常に喜ばしいことである。
 この判決を足がかりに運転することが分かり切っているのに酒を飲ませた人にも刑事責任が生じるように刑法を改正して欲しい。
 酔っぱらいの力が強くていくら引き留めても力づくで車に乗り込んでしまうこともあろう。
 これで車の運転を阻止しなかったからということで刑事責任が生じては気の毒だ。
 このような場合は直ちに警察への通報すれば刑事責任が生じないようにすればいいだろう。
  • 車の運転者に酒を飲ませれば犯罪

  • 飲酒者の運転を阻止または警察への通報を怠れば犯罪

  • 道路および駐車場の自動販売機にアルコール飲料を置くことを禁止
 また駐車場のある飲食店では来客から自動車のキーを預かることを義務づける。
 客が帰るとき誰が運転するのか尋ね運転者のアルコールチェックを義務づける。
 運転者にアルコール反応があるのに車のキーを渡した場合は刑事責任が生じる。
 このような法律が制定されれば飲酒運転は激減するのではなかろうか。
この記事へのコメント
法律の整備だけでは難しい面もあると思います。
運転席にアルコールセンサー取り付けを義務づけるなど物理的にも運転できないようにすべきと考えます。運転者にも歩行者にも利益があると思うのですが。

Posted by hiro at 2006年08月30日 12:25

 グッドアイディアですね。(^o^)/

 同乗者が酔っぱらっていて車内のアルコール濃度が高い場合どうなるでしょう。
 ドアと窓を閉めてアルコールが検知されないとエンジンをかけることができないようにすればいいかもしれませんね。
 エンジンがかかってから酔っぱらっている同乗者を乗せればすみますから。
 エンストするたびに酔っぱらいを車から出さないとエンジンがかからないということになりますが、、

Posted by 島谷 at 2006年08月30日 12:40

 すでに発売済みの自動車は飲酒運転防止装置を設置しなければ車検を通さないようにすればいいですね。
 車検まで待つと完全装備になるまで3年かかりますねぇ。

Posted by 島谷 at 2006年08月30日 12:44

>車検まで待つと完全装備になるまで3年かかりますねぇ。

逆にみれば3年たてばいいのですから、全く問題ないですね。しかし・・・

>法律の整備だけでは難しい面もあると思います。運転席にアルコールセンサー取り付けを義務づけるなど物理的にも運転できないようにすべきと考えます。

確かに、法律の整備だけでは完全ではありませんが、物理的に運転できないようにすることは反対です。一番大切なことは、人・社会の「意識」だと思いますから。

飲酒運転の反則金がン十万円になり、しかも同乗者にも同額の反則金を払わせるようにしたアイデアはすばらしいと思います。また、代行運転というタクシー(?)もあります。これらによって、飲酒運転は激減しました。(会社では、宴会に車で来る人や、車できているのに飲んで帰るということは、皆無になったようにみえます。)

もし、そのセンサが故障したらどうなるのですか?そのセンサの感度・精度の規定も法律で決めるのですか?酒に強い・弱いの影響は?

「車は基本的に凶器である。それを用いると便利ではあるが、注意を要する。そのために意識が弱い状態では、絶対に運転してはならない。」という考え方を浸透させることが大切なのに、機械のせいにする人も出てきて、本末転倒になりそうです。


Posted by Takkun at 2006年08月30日 23:52

現行でも飲酒運転はかなり重い罰則(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)があります。シンプルで実効性のある罰則があるのだから、むやみに複雑で実効性のない方式を加えるのはどうかと思います。


また駐車場のある飲食店では来客から自動車のキーを預かることを義務づける。


 客が帰るとき誰が運転するのか尋ね運転者のアルコールチェックを義務づける。




このやり方は駐車場に専属の管理係を置く必要がありますが、そのコスト(人件費、アルコール検出器)を飲食店が負担することはできません。レジ係でさえ、しばしば手が足りなくなるのだから。しかも、大学生のアルバイト(多くは女性)が酔っぱらい集団を詰問するのは危険です。


運転席にアルコールセンサー取り付けを義務づけるなど物理的にも運転できないようにすべきと考えます。




一部の愚か者のために、多くの善良な人々が不利益を被るのはとんでもない話です。もう少し大局的な視点が必要です。例えば「包丁を使って人殺しをする人がいるから、包丁の購入を制限する」というような話は馬鹿馬鹿しいと思いませんか?

そもそも、安全センサーというのは簡単に無効化できるし、安全センサーがあるばかりに別の危険が発生することは、パロマ給湯器の事故で明らかになったばかりです。

どうしようもなくアホな人はいるし、どうしようもなく不運な人もいるので、飲酒運転による不幸な事故はなくなりません。完全に無くそうとしたら、最終的には車か酒のどちらかを消し去るしかないでしょう。

「50万円の罰金」はかなり強力なので、警察が粛々と取り締まればいいだけの話だと思います。

Posted by hidew at 2006年08月31日 00:41

会社に車で来てるのに 「行こうか!」というので 行きましたら、帰りに 電車にしなよと言いますと、
「いや大丈夫だよ」
 「タクシーにしなよ」といいますと 、
右手だして 料金の請求です。
「会社に泊まれよ」もう知らないよ。

 こんな場合 責任ないと思うがね。

Posted by あき at 2006年08月31日 17:18

 警察に通報すれば責任はないでしょうね。
 友人だから警察に通報できないのなら通報しないで一緒に責任を負うのが友情かな。

Posted by 島谷 at 2006年08月31日 17:39

 アルコールロックシステムを採用している国もありますね。
 キーにアルコール検知器が組み込まれていてアルコールを検知するとエンジンがかけられないようになっています。
 これなら安価で実現できそうです。
 日本でも是非実現して欲しいものです。

Posted by 島谷 at 2006年09月09日 06:53

ちょっとしたアイデアで飲酒運転を減らせるかもしれません。
指名ドライバーという考え方を広めませんか?

http://lgp.readymade.jp/QandA/QandA01.html

参考までに。

Posted by LGP at 2006年09月17日 17:01

 法事などで人が集まるとき車ごとに誰か一人飲酒しない人が必ずいますが飲まない人にするサービスはないのが現状ですから飲まない人に特典を与えることが義務づけられるといいですね。わーい(嬉しい顔)

Posted by 島谷 at 2006年09月17日 17:18

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タイトル: 法による支配の限界
概要: 飲酒運転を撲滅するには、を拝見しました。qinさんのアイデアには無理があり、hidewさんの反論に賛成致します。私は刑法や道交法には詳しくありません。税法と商法の一部しか勉強しなかった者であります。私..
ブログ名: みんみんのざる碁日記
日時: 2006-08-31 05:40