2006年08月10日

責任逃れができない制度作りが肝要

 hidew語録:■役人に期待すべきでないものの筆頭は「責任」だ。
 hidewさんは官が官をチェックするという体制だけはなんとしても避けるべきだと主張される。
 hidewさんはなにごとも快刀乱麻ずばっと切り捨てるので小気味よい。
 しかし今回の意見は建設的でないように思う。
 役人は無責任だから役人に頼るのは止めよでは得られるものはなにもない。
 確かに役人=無責任といいたいほど無責任な役人が多いのは確かだ。
 だが無責任なのは役人だけだろうか。
 パロマをはじめマスコミで報道される多くの事件の登場人物はみな無責任の極みではないか。
 誰しも責任を負うのは嫌だ。
 なろうことなら責任を逃れたいと思うのは人間の常だろう。
 責任逃れが出来るシステムなら誰でも責任逃れをするだろう。
 人に責任を持たせるためには責任逃れができないシステムを作るべきだ。
 役人に責任を期待できないで切り捨てるのではなく責任を明確にするにはどのような制度が必要かを論じるべきでないかと思う。
 ビルの暖房ボイラーの運転はビルの持ち主ではなくビル管理会社に委託していることが多い。
 ボイラーに使われている機器類は損傷するとボイラーの事故に直結する。
 ビル管理会社から派遣されているボイラー技士は機器類が劣化すると修理をしてくれとビルの持ち主に依頼するが修理には金がかかるのでなかなか修理に応じてくれない。
 しつこく修理を督促すると修理会社からリベートを貰うのではないかと言われたりする。
 ビル管理会社は翌年から他のビル管理会社に乗り換えられては困るのでビルの持ち主のいいなりになり危険な状態でボイラーの運転を余儀なくされる。
 しかし事故が起きればビルの持ち主はボイラーの運転はボイラー技士に任せているのだから責任はボイラー技士にあると責任逃れするのが常だった。
 そこでボイラー安全規則を改正しボイラー技士にボイラーの月例点検記録を義務づけビルの持ち主に捺印をさせるようにした。
 またボイラーの性能検査のときは月例点検記録を検査者に提示するとともにボイラー技士のほかボイラーの持ち主にも立ち会うことを義務づけた。
 月例点検記録に要修理事項が記録されていてビルの持ち主の捺印があり、それが修理されていなければボイラーの持ち主に責任が生じる。
 検査者から指示された修理事項はボイラーの持ち主も聞いているので知らなかったではすまされない。
 これによりビルの持ち主の責任逃れはかなり改善された。

 プールの場合も検査制度を設けプール検査証に検査者の捺印がなければ使用できないようにすべきだと思う。
 プール検査のときには委託した管理会社のほかプールの持ち主も立ち会うことを義務づけるようにする。
 このようにすれば責任逃れが激減するだろう。

 くどいようだが誰だって嫌なことの責任はとりたくない。
 責任逃れできる抜け道を探しそれを封じることが大切であると信じてやまない。


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