2006年05月01日

世界卓球2006銅メダルの功労者は誰

 世界卓球2006で女子チームは銅メダルを獲得した。
 男子チームはどうなったんだろう。
 愛ちゃん人気で女子チームが脚光を浴びているのはわかるが、せめて1行でも男子チームの戦績を報道したっていいだろう。ちっ(怒った顔)
 マイナーなテレビ東京が地上波TV放送権を独占取得したためか他局では女子チームさえ1行コメントに等しい報道だ。
 卓球ブームを巻き起こす絶好なチャンスだと思うのに残念だ。

 女子チームの銅メダル獲得の功労者は誰だらろう。
 マスコミなら愛ちゃん人気を煽って福原愛選手だというだろう。間違いない。
 確かに福原愛選手は大活躍した。
 しかし、他の選手もそれに劣らぬ活躍をしている。
 団体戦ではチームの中に?の選手がいるのが常だが今回の女子チームの選手は一人として?の選手が見あたらない。
 このような人選をした近藤欽司監督が最大の功労者かもしれない。

 どれをとっても甲乙つけがたい女子選手の中で特に一人をあげるなら私的には予選リーグでロシア戦とスロバキア戦の2試合しか出場していないが平原沙也香選手を最大功労者だと思いたい。
 予選リーグの対ロシア戦で福原愛選手がガニナ選手に2-0から逆転で2-3負けした後、平原沙也香選手がコチヒナ選手に11-9・5-11・11-6・11-4と3-1で圧勝し流れを変えた功績は非常に大きいと思う。
 福原愛選手は第4試合で8-11・8-11と2ゲーム先取された後12-10・11-9・11-3と逆転勝利している。
 これは福原愛選手の不屈の魂によることが大きいが平原沙也香選手がガニナ選手に圧勝していることも心の支えになっていると思う。
 平原沙也香選手は対スロバキア戦ではオドロバ選手を11-5・11-7・11-3とワンサイドゲームで下している。
 レバタラ噺になるが準決勝で下り調子の金沢沙希選手の代わりに平原沙也香選手が出ていれば(たら)どうなっただろうと思わないでもない。
 もっとも平原沙也香選手はドライブ型の選手だからカットには強いが金沢沙希選手が苦しめられたロブは苦手だろうと思う。
 しかし、金沢沙希選手のペンホルダーだが平原沙也香選手はシェークハンドだからペンよりはロブに強いのではないだろうか。
 こんな無責任な外野の思惑を生むほど平原沙也香選手の活躍は印象に残った。

 もう一人忘れられない選手がいる。
 福岡春菜選手だ。
 福岡春菜選手は対アメリカ戦こそ圧勝したが他は苦しみながら勝っている。
 吾輩の素人目では福岡春菜選手はラリーには打ち負けているように思える。
 福岡春菜選手が武器とする魔球は相手が慣れないうちこそ効果絶大だが慣れてくれば効果が薄れるのが普通だ。
 ところが魔球効果が薄れてくるはずの後半でも苦しみながら頑張って勝ちを得るのは並々ならぬ不屈の闘志が感じられる。
 とくに対ハンガリー戦で勝っている試合をラバーを貼る接着剤に含まれているキシレンが150ppmと基準値の30ppmを大幅に超えているという理由で反則負けにされたショックにめげず翌日の準決勝で柳絮飛選手に9-11・9-11から11-7・11-8・11-9と苦しみながら逆転勝ちしているのには頭が下がる。
 前の日のショックを乗り越えるだろうと判断して出場させた近藤欽司監督も偉いし、監督の期待に応えた福岡春菜選手はいくら賞賛しても賞賛のしすぎということはないと思う。
 福岡春菜選手は吾輩にとって一生忘れ得ぬ選手になるだろう。



この記事へのコメント
男子チームはどうなったんだろう。
 男子チームは予選を通過できず14位に終わった。

Posted by 島谷 at 2006年05月04日 14:03

 なにをトチ狂ったか平野早矢香選手のことを平原沙也香選手と書いてしまっている。
 Takkunさんに指摘されるまで気づかぬお粗末。
 Takkunさん、ご指摘ありがとうございました。
 平野早矢香選手に謹んでお詫びいたします。

正:平野早矢香
誤:平原沙也香

Posted by 島谷 at 2007年01月22日 14:58

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