> むかしYahooで採用していた累計加秒制ならこれらの弊害が防げて理想的だと思いますが、棋譜大好きさん、ご指摘ありがとうございます。
あれ、そうなんですか。累計加秒制は対局の手数次第で、(最長の)終局時間が不定になるのではありませんか?
確かに累計加秒制は着手するごとに所定の秒数を持ち時間に加算するシステムですから対局の手数が長くなり両者時間を目一杯使えば対局に要する時間が長くなります。
しかし、1局の手数を実際にはあり得ないような数に想定してそれでも対局時間が超えないように加秒を設定すればいいのではないでしょうか。
たとえば1局の手数を400手として対局時間を90分とすれば1手あたりの消費時間は13.5秒ですから加秒時間を10秒に設定したら23分もお釣りがきます。
したがって、持ち時間10分着手ごとの加算時間10秒とすれば400手の対局でも対局時間は1時間半以内に収まります。
決まり切ったところでぱたぱたと進行すれば持ち時間は増えていきますから秒読み制より余裕があると思います。
たとえば1手4秒で10手打てば持ち時間は1分増える訳ですね。[(10-4)*10=60]
普通の秒読みだったら持ち時間10分秒読み10秒と比べてみましょう。
私のような早撃ちマックでも中盤には10分使い切りますから中盤以降は10秒の秒読みになってしまいます。
かなりせからしい碁になってしまうのではないでしょうか。
累計加秒なら序盤に長考する人だと普通の秒読みと同じになりますが、早打ちの人は持ち時間が減らなかったり増える場合もあります。
つまり累計加秒だと最悪でも普通の秒読みで序盤に時間を使わなければ持ち時間が増えるのですから普通の秒読みより優れていると思うのです。
累計加秒制のあるの市販時計が無いわけではないですが、本家のYAHOOサイトがそれをやめたり、一般大会も殆ど使われないようですが、なぜでしょうね。謎ですね。(^^;
累計加秒の良さのPRが足りなかったのかもしれません。
アマの平均的な碁は時計無しで1局が1時間ていどでないかと思います。
それより長い人は遊び碁では嫌がられるのではないでしょうか。
そうすると1手平均15秒以下だと思います。
ここで1手平均15秒と仮定します。
持ち時間10分10秒秒読み方式だと40手打つと10秒秒読みになってしまいます。
持ち時間10分加算時間10秒の累計加秒だと1手毎に(15-10)=5秒ずつ持ち時間が減る勘定ですから200手目(自分が100手)のときには8分20秒消費でまだ1分40秒時間が残っています。
因みに私は10分加算10秒では秒読みになったことがありませんし、めんさんが作ってくださった石会で黒ラブさんと何局も対局しましたが両者とも秒読みにかかったことはありません。
タイゼムで10分秒読み30秒だと必ず秒読みになってしまいました。
> 累計加秒の良さのPRが足りなかったのかもしれません。
そうでしたか。今考えてみたのですが、或いは現行の「秒読み制」に対してあんまり不満が無いためかも知れませんね。島谷さんのように秒読みのうるささに悩む方々以外は。(^^;
NHK杯も終盤手順のみというのが多いですね。
終盤まで放映できるように秒読み時間を設定したら秒読み制の弊害が叫ばれるのではないでしょうか。
放映時間に収まらない対局を編集して放映するのならプロの対局はもっと持ち時間を長くしてもいいと思っています。
果たしてそうでしょうか。(^^;
プロは時間のルールは主催側にお任せで、時間が多かろうが少なかろうが、何でもOKのようですよ。最初から一手10秒の公開試合だってありましたし^^。プロが「秒読み制」に不満あるという話はあんまり無いのではないでしょうか。
私の認識不足というか時代錯誤でした。
私は、持ち時間をいくらにするかということで対局者の意見が割れて主催者が調整に苦心した大昔のことが頭から離れなかったのです。
いまは時代が違いますよね。
ご指摘どうもありがとうございました。
ところでNHK杯は私的には編集ではなく最後まで放映時間に収めるようになったらいいと思っています。(当然、異論も多いでしょう。)
対局を1時間半内に収めることを前提として
1.40分切れ負け制
2.12秒秒読み考慮時間10分
の2つを比較した場合どちらが碁としては好ましいでしょうか。
なお、1.なら絶対に放映時間に収められますが、2.は300手を超える対局の場合は放映時間に収まらなくなる可能性が高いです。
過去の対局を調べ、最長手数の対局よりもう数手加算した手数でも収まるように秒読み時間を設定するのが本当なんでしょうが、ちょっと無精をしました。(切れ負け反対派に有利な想定だから勘弁してください。)
確か秀哉名人や「木谷・呉」の時代にそのような事がありましたね。昔ならではの話ですが、今となっては「十日の菊」の感があります。それにしてもすこい記憶力ですね。敬服します。^^
> 対局を1時間半内に収めることを前提として 1.40分切れ負け制 2.12秒秒読み考慮時間10分 の2つを比較した場合どちらが碁としては好ましいでしょうか。
おそらく2でしょうね。
なお今までの最長手数記録は411手ですが、一般の碁は400手以内と見れば余裕でしょう。最初の考慮時間は意外と重要でないようで、すると2の項は「13秒の秒読みで考慮時間2分」の感じで大体条件をクリアできるかな。
老化すると新しいことは覚えられず昔のことだけ覚えているのです。
最近は新しいことも昔のことも記憶の外という老衰現象に突入しています。
プロは10秒あれば我々が10分以上考えてもヨメないことがヨメるのだから突然時間がなくなってしまう1.よりも2.の方がいいのでしょうか。
ありがとうございました。
411手というのがあるのですか。
すごい劫争いがあったのでしょうね。
知識が増えました。
どうもありがとうございました。
13秒の秒読み考慮時間2分でクリアできるのならそのようなテレビ中継があるといいですねぇ。
持ち時間2分で13秒加算の累計加秒制だと途中で持ち時間が5分くらいに増えることもありそうですね。
私もよく分かりませんが、プロの人生は試合の連続で、「秒読みの習性」が身に染み付いているのではないかと推測します。そして時間があればあるだけ納得の行くまで考え込み、誰も催促してくれないと、なかなか打たないものと聞きます。1の切れ負け制にすると、10手の内に時間切れ負け、という珍事が起きかねない気がします。^^
> 411手というのがあるのですか。すごい劫争いがあったのでしょうね。
昭和25年に打たれた碁だそうで、77回のコウ取りがあったという。いいなぁ、ハマが溢れ出たでしょうね。^^
そのような習性があるのなら秒読み制と累計加秒制はまったく同じですね。^^
凄いですね。
碁罫紙の欄外が真っ黒になったでしょうね。
どんな碁か棋譜があったら見たいですねぇ。
情報どうもありがとうございました。
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