宿で着替えてからチケット売り場でリフト券を買い乗鞍第1ロマンスから国設第1クワッドと乗り継いで三本滝平に到着したら11時半になってしまった。午前中はリフト乗り継ぎに滑るだけに終わってしまった。
14・15日とも終日吹雪だったのでリフトに乗っていると雪が吹きつけて顔が凍りそうだった。
丸沼高原スキー場でスキーで歩くとき右足が痛んだ体験から大嫌いなストックを持つことにした。これは大正解だった。
乗鞍高原温泉スキー場はリフトからリフトに乗り継ぐときかなりの距離がある。平ならまだしも上り坂のときさえある。圧雪状態なら勢いをつけて滑り込むこともできるが吹雪のため雪が積もっているので途中で止まってしまうため歩かなければならない。ストックを持たなかったらすぐに右足が激痛に襲われたことだろう。
しかし吾輩がストックを嫌っていることをストックも承知しているのだろう。国設第1クワッドに乗っているとき右手のストックがするりと吾輩から逃げてしまった。幸い3番目の柱の手前だったので係員に回収して貰えたが4番目から19番目の柱の間で落としたら回収不能だったろう。大醜態であった。
到着日は昼飯を食べてから国設第3ペアに乗り「かもしかコース」を滑ったが降りしきる雪でコースに雪が積もっているので急制動すると板が雪にもぐってしまう。急制動しないように滑りたいが吹雪で視界が悪いので突然目の前に障害物が現れ急制動することになってしまう。このときぐさっと足が雪の中にもぐり危うく一昨年の骨折を再現するところだった。一昨年の骨折はセーフティビンディングでないせいだと思っていたがセーフティビンディングで足が板から外れても雪で足がロックされるからスピードがでていたら骨折するのだと悟った。骨折が怖いのでこの日は1回だけでこのコースは止めた。よく15日の朝もやはり同じだったので1回だけで止めた。乗鞍高原温泉スキー場は吹雪の日は圧雪しないらしい。
鳥居尾根の鞍ゲレンデは第6クワッドが故障して閉鎖されていたが第5ペア降り口の付近からアルペンコース入口までロープリフトが仮設されアルペンコースを滑ることができるようになっている。そこでロープリフトを使ってアルペンコースを滑ろうとしたのだが、、、、ロープリフトの取っ手に掴まって滑っているうちに腕がものすごく疲れてくる。歯を食いしばって頑張ったがロープリフトの中程で耐えられず手を離してしまった。ロープリフトで引っ張ってもらってさえ上がれないのだから自力では上れるはずがない。諦めて横に出て滑り降り鳥居尾根ダウンヒルコースで乗鞍第1ロマンスまで戻った。我が腕力のなさが情けなかった。
15日の午後は休暇村ゲレンデで滑った。
休暇村第1トリプルのパノラマコースを数回リピートした後エキスパートコースに向かった。
ここもリフトを降りてから勢いをつけて滑り込もうとするのだが雪にもぐって途中で止まってしまう。滑り出しまで10mくらい歩かなければならないが板が雪の中に潜るので一苦労した。しかしこの苦労は序の口であった。気持ちよく滑り降りたら突然上り坂になり雪に両足を突っ込んだまま止まってしまった。これからしばらく上り坂だ。両足はひざ下10cm位まで雪に潜っている。この足を抜くのに一苦労だ。ストックを突いて足を持ち上げようとするとストックもずぶっと潜ってしまう。今度はストックを雪から抜かなければならない。2〜3歩しか歩かないのに息が上がって一休みすることになる。たかだか10m程度上るのに20分近くかかってしまった。それでもストックがあったから良かった。ストックがなかったら動きがとれなかったろう。このコースは誰も通らないらしいので営業が終了になってパトロール隊が巡回に来るまでこの場所で立ち往生することになったに違いない。うっかりすると凍死したかもしれない。このコースを滑り終えて休暇村第1トリプルにたどり着いたときは息も絶え絶えだった。たとえ閉鎖されていなくても誰も通った形跡のないコースは一人では滑るものではないと悟った。また非常時に備えてスキー場の電話番号を携帯電話に入れておかなければいけないと痛感した。
くれぐれも無茶しないでくださいね!
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