2009年09月20日

第57回NHK杯囲碁トーナメント歩4段3回戦進出ならず

 第57期NHK杯囲碁トーナメント2回戦小林覚9段vs鈴木歩4段戦。
 握って先番の鈴木歩4段はミニ中国流からスタート。
 歩4段の29下ヅケに覚9段は30ツケ。すると解説の武宮9段「やっぱり、そうですか」トッププロには常識的な手らしい。
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├┼8425┼┼┼┼9798┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼269395┼┼┼┼315929┼┼┼┤
├┼┼91942752543056582837┼┤
├┼┼9692┼┼6753899070┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼665568576062┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼88┼┼┼646561┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼8663┼┼┼38┼┤
├┼┼83┼┼┼514842693432┼┼┤
├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼87┼┼332339
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼172224
├┼82┼┼┼┼494743413516┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼402014┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼50┼┼46┼┼┼3611┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼1518
├┼78┼┼┼┼┼・┼┼┼1019
├┼747376807172┼┼┼┼┼131221
├┼75777981┼┼85┼┼┼┼┼4445┼┼┤
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 歩4段の31ノビは沈着らしく覚9段は考慮時間を何回も重ね残り2回になってしまった。
 考慮時間を重ねて打たれた手は32ノゾキだった。終局後の検討では覚9段はこの手は30がシチョウアタリになっているのだから33に切るべきだったと後悔されていた。歩4段は考慮時間を1回使って33ツギ。堂々とした手だと武宮9段。
 45オサエは24の2路下に置くチャンスだったと武宮9段。
 覚9段502間トビ52ツケと目一杯頑張る。
 歩4段53ハネから55ケイマと好調先生。
 覚9段の苦し紛れの60ツケに61ハネが軽率。65ノビなら白の苦戦が続いたはず。64ノゾキ返しから70フクラミと白にサバカレてしまった。
 気を取り直して歩4段73ツケから下辺を荒らしたが88ケイマと割かれたとき91アテコミから歩が崩れた。97スベリに98ツケコシで黒の形が崩れ白ペースになってしまった。
 この後は覚9段のペースで進行し168手で覚9段の中押勝となった。


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