2009年08月06日

豪快な打ち回しの小学生

 日本棋院で行われた第30回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会は小学生の部が埼玉県代表の津田裕生君(さいたま市立北浦和小学校・5年生)、中学生の部が栃木県代表の癸生川聡君(栃木市立栃木南中学校・2年生)がそれぞれ初優勝した。
 決勝戦の津田裕生君vs六浦雄太君(名古屋市立太子小学校・4年生)および癸生川聡君vs坂口俊介君(福井大学附属中学校・2年生)はいずれもレベルが高い内容で吾輩より2子以上は強いのでないかと感じた。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼25┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
26・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼・┼┼┤
19┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
1817┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
201011┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼1213┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼22141523┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼2116┼┼┼┼・┼┼┼┼┼27┼┼┤
├┼┼┼24┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 特に小学校の部の決勝戦での津田裕生君の豪快な打ち方が凄い。
 吾輩はこのような碁が大の苦手でオロオロして大敗するのがお約束だ。
 おそらく吾輩は津田裕生君に2子を置いても勝てないだろう。
 敗れたとはいえ六浦雄太君は大上段に振りかぶった黒にたじろぐことなく堂々と戦い4目半という細かい碁にした。
 この二人はまだ5年生と4年生で来年も小学生だ。更に成長して来年も大活躍するに違いない。
 ほかの小学生達もこの両君に独走されないようにレベルを上げて頑張って欲しい。

(対戦名の部分をクリックすると石葉碁盤で棋譜再生ができます。)
この記事へのコメント
 学区内にある鶴園小学校の芝野虎丸君が小学生の部の神奈川県代表になっていた。
 残念ながら予選リーグM組を2-1で枠抜けできなかったが4年生だから来年・再来年が楽しみだ。

Posted by 島谷 at 2009年08月06日 13:33

白の六浦雄太君は 石田芳男をホウフツさせる
 細かいところに神経が行き届いた見事なうち回しでした、
 上辺には白から色々手があるのですね、解説の先生が 手どころを教えていました、そう打てれば白の楽勝?かもね
 様子見、先に打って置く、ご機嫌うかがい、
 時間つなぎ、小学4年生ですよ、まだ無理なんでしょうね。
 両者ともミスのない碁で楽しく観戦しました。
 

Posted by あき at 2009年08月31日 12:52

 ほんとにレベルの高い碁でしたね。
 テレビで解説を見損なったのが残念でなりません。

Posted by 島谷 at 2009年08月31日 13:06

はじめまして。検索から来ました。
古い日記へのコメントですみません。

>芝野虎丸君

日本棋院のページで夏季採用での入段が発表されていました。
ご存知でしたか?

六浦雄太君も去年の秋に入段していますし、同学年の二人の今後が楽しみです。


Posted by 神奈川囲碁ファン at 2014年07月04日 16:52

 このブログはコメントの編集や削除をすることができません。コメントの編集や削除が必要な場合は私宛にメールをお願いします。
 半角文字の http:// が記載、お名前欄が空白または日本文字が全然ないコメントは投稿できません。ボタンをクリックしても投稿フォームが閉じないときはこれらに該当していないか確認してください。
 私は自説に固執しません。意見交換を重ねるに従いトップページの意見に修正が加えられますから議論される場合はコメントの流れに目を通していただけると幸いです。

棋譜投稿 ←をクリックすると碁盤付きのコメントが書けます。
        詳細はをご参照ください。

↓普通のコメントを書く

お名前:  [必須]

メールアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。