2009年05月22日

敬老精神に富む新型ウイルス

 米疾病対策センター(CDC)の調査によると米国内の新型インフルエンザ感染者で65歳以上はわずか1%だそうだ。
 普通なら真っ先に感染し重篤な状態に陥るのが免疫力に乏しい幼児と高齢者なのに新型インフルエンザでは1%程度しか感染しないのはなぜだろう。まさか新型インフルエンザのウイルスが敬老精神に富んでいることはアルマイト。^^
 CDCの専門家アン・シュチャット氏は1957年より前の世代の血清から新型インフルエンザのH1N1型ウイルスに対する免疫反応を示唆する結果が得られたことから高齢者が過去に新型ウイルスに似たウイルスに感染したかワクチンの接種を受けている可能性があるという。
 アン・シュチャット氏の説通りだと助かるがウイルスはいつ変異するかわからない。
 いまは敬老精神に富んだウイルスであってもヒト・ヒト感染を続けているうちに気が変わって高齢者に牙を剥く可能性が高い。
 いまは高齢者の感染率が低いからといって油断は禁物だ。
新型インフル 57年以前生まれに免疫か 2009/05/21 11:00
 米疾病対策センター(CDC)のジャーニガン・インフルエンザ部副部長は20日の記者会見で、1957年より前に生まれた人の一部に、新型インフルエンザに対する免疫がある可能性を指摘した。
2009年5月22日 02時30分
<新型インフル>1957年以前生まれに免疫の可能性
 【北米総局、永山悦子、関東晋慈】米疾病対策センター(CDC)は20日、新型インフルエンザの患者の血液を調べた結果、1957年以前に生まれた中高年層が新型への免疫を持つ可能性があるとの見解を明らかにした。CDCは、新型と同じスペイン風邪などH1N1型のウイルスが、異なる型(H2N2型)のアジア風邪の発生に伴い下火になった57年に注目。分析を進めた結果、スペイン風邪など57年以前のH1N1型への免疫が新型にも有効である可能性が高まったという。
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