波瀾万丈の「シュウコウ先生」 盤上の真理探求に終生情熱 2009/05/08 10:06 8日に亡くなった囲碁の名誉棋聖、藤沢秀行さんは「シュウコウ先生」と愛称で呼ばれ、プロはもちろん、多くのアマチュア囲碁ファンに親しまれた型破りな人だった。囲碁の権化ともいえる藤沢秀行名誉棋聖が永眠された。
長い闘病生活でも囲碁からは片時も離れることがなく自分一人では動けない状態になっていても中国合宿に参加するんだと家族を手こずらせたという。
若かりし頃は梶原、藤沢、山辺の三羽烏と喧伝され、9段になってからは坂田栄男9段との度重なる死闘が昨日のように感じられる。
癌で倒れても碁の思考に妨げになるのは嫌だと抗がん剤を拒否し苦痛に耐えながらコバルト治療を受けたという。
囲碁研究に熱心で韓国の曹薫鉉はじめ秀行大人に育てられたトッププロは少なくない。碁界に対する貢献は木谷9段に匹敵するものがあると思う。
放蕩無頼な藤沢秀行大人は家族には持ちたくないが魅力に満ちあふれた人柄と碁に対する熱意をみれば尊敬するほかない。
ついにこの世を後にされたが霊界でも碁の研鑽に努められるに違いない。
藤沢秀行名誉棋聖のご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌。
2009年5月8日 10時27分 ( 2009年5月8日 10時55分更新 )
<訃報>名誉棋聖の藤沢秀行さん 83歳 重厚な棋風で棋聖戦6連覇を果たし、破天荒な生き方でも知られた囲碁棋士の藤沢秀行(ふじさわ・ひでゆき、本名・保=たもつ)さんが8日午前7時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため東京都内の病院で死去した。83歳。葬儀は近親者だけで行い、お別れ会を後日開く。喪主は妻モトさんと長男秀樹(ひでき)さん。
競馬場とかに行ったらヒョッコリ出てきそう…というか、「ガマーン、ガマーン」って金網を掴んでそうな気がする。
「殺しても死なない」ぐらいのインパクトがある人だっただけに、この訃報が信じられない自分がいます。
囲碁に魅せられ不屈の魂で頑張られたのでしょうね。
ご家族の協力もひとかたならないものがありました。
ご冥福をお祈りします。
寂しくなりますね。
黙祷
霊界が賑やかになることでしょうね。
合掌
棋聖戦挑戦手合いで、加藤正夫九段の大石を撲殺した碁ですが、その棋譜はネットで見られないものでしょうか。
どなたかご存知ないでしょうか。
藤沢名誉棋聖は存在感があまりにも大きかったので、亡くなった実感が湧いてきません。
島谷さんお手数おかけしまして大変ありがとうございました。
この碁を記憶されていたのですか?
物凄い迫力ですよね、当時のことが懐かしく思い出されます。
殺し屋加藤の石を殺したのですから凄い迫力でしたね。
そうでしたか、大変ありがとうございました。
今週の週間碁ご覧になられましたか?
惜別秀行 追悼特集にこの碁の棋譜が載せてありましたね。
「78年の棋聖戦七番勝負第2局。30年を経ても語り草となっている世紀の大虐殺だ。藤沢は黒模様に入ってきた白を、読み切りの黒93で仕留めてしまった」
と棋譜の横に説明がありました。
黒93は数時間の大長考だった記憶があります。
やはりこの碁は藤沢名誉棋聖の歴史に残る碁だったのですねえ。
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