2008年10月20日

石の幻覚

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 NHK杯小県真樹vs今村俊也戦89手目に事件は起きた。
 88手目小県9段のノビに今村9段は黒Aブツカリを打ち白Bキリとタネ石◆を取られてしまったのだ。がく〜(落胆した顔)
 今村9段の予定としては黒Cアテ白Dツギ黒Aブツカリだったのだが黒Cアテを打ち忘れてしまったのだ。
 このような粗忽ミスは吾輩の専売特許だから吾輩にロイヤリティを払ってクレー射撃。
 もっとも吾輩の場合は手拍子で打つが今村9段の場合には黒C白Dの石が盤の上に見えていたのではなかろうか。
 だから小県9段に白Bと切られるまでは平然としていた。
 白Bキリを打たれて頭を抱えたのは突如として黒C白Dの石が盤から消えて愕然としたのではなかろうか。
 盤の上に脳裏に描いた石が見えるプロの悲劇かもしれない。
この記事へのコメント
おはようございます。

 黒Cは地中に手入れ一手損馬鹿みたい 
 こんな考え プロは無いかな?

Posted by あき at 2008年10月20日 08:45

 黒Cは先手でタネ石◆を助ける唯一の手。
 あまりにも当たり前すぎて当然打ったものと幻覚が見えてしまったのではないでしょうか。

Posted by 島谷 at 2008年10月20日 09:22

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